2月1日(月)〜2月12日(金)
2000年より夏季にはポルトガルへ行き、モノクロフィルムで撮影している作者。今回は首都リスボンと工業都市ポルト2つの古い街の、昼と夜の光景を展示します。坂が多い石畳の狭い道、家々の間をすり抜ける路面電車、装飾の美しい家、川のある風景、そしてこの街に暮らす人々。夜でも手持ちでカメラを構えスピード感とリアルな空間を表現した作品や、調和のとれた白と黒で空と街が美しく表現された昼間の作品。持ち帰ることのできないこの時間と空間を、作者がモノクロの印画紙に丁寧に焼きつけています。
出展予定点数 モノクロ約40点
ヨーロッパの西の端から、かつて大航海を経て西洋ではじめて日本にやって来たポルトガル。この国に魅せられ、特にあかりに照らし出される夜景にひかれて撮り続けてきたが、ふとこの景色は昼はどのように見えるのだろう、と気になった。そこであらためて昼の光景を見ると、夜には見えなかったいわば街の奥行きのようなものが感じられた。電車や人においても夜とは違ったものがあらわになる。 この昼の光景が夜には闇に包まれあかりだけをたよりに、あかりの数だけさまざまな光景を浮かびあがらせる。 街は昼・夜2つの顔を持ちながら、その2つはつながっているのだ。
1960年東京都に生まれる。私立大学文科系学部卒業後、特許情報サービス会社に勤務。在職中マイクロ写真士の資格を取得。以来写真に興味をもつ。初めてのポルトガル旅行後、写真の勉強を始め、撮影だけでなく暗室作業も学ぶ。初の個展として'05年「あかりのある風景-リスボンの夜-」(コダック フォトサロン)、以降’08年「TAIPEI・台北・タイペイ」(写真Bar白&黒)、'09年「Lisboa a noite」(ギャラリーD’s)個展開催。他、古い家を撮影した「家配」、鉄道跡や工場跡を撮影した「遺された風景」などの作品でグループ展に参加。写真グループ ダンダン畑、SMILE フォト倶楽部、などそれぞれ職業に関係なく写真で独自の表現をする作家達が集まる団体に所属し、個展・グループ展などで積極的に作品を発表している。