2008年3月24日(月)〜4月4日(金)
1歩足を踏み入れた瞬間、息苦しさを感じるほどの高い気温と高い湿度の熱帯植物園内。都心の空気とは全く違なるその異空間に生きる熱帯の植物の多様な形、そしてその気配を、作者自らプリントしたモノクロ作品で表現しています。メタリックでしっとりとした質感のプリント。葉脈や茎の線が描く曲線の美しさが表現され自然界の造形美と生命の魅力が伝わってくる、作品自体がオブジェのようにも感じられる濃厚な作品です。
出展予定点数モノクロ 約40点
太陽を浴びた熱帯植物の精気が、体の奥にしみ込んでくる。 葉脈の上を這い回る光、重なり合う葉の影、 影から芽生えた新しいもの、やがて朽ちて影に帰ってゆくもの。 この人工的な空間に、遥か赤道下の暗い森のにおいが漂い始める。 生の気配が満ちる、都心の温室。 私はここで密かに、深く息をする。
1970年、広島県に生まれる。'94年東京農業大学農学部林学科卒業。'00年現代写真研究所本科修了。'06年より松本路子氏のワークショップ「写真作家コース」に参加。温室をテーマに作品制作を続け、現在に至る。今回は初めての個展となる