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はじめに
クローズアップ レンズ
至近焦点レンズ
レンズのエクステンション装置
被写界深度
屋外のライティング
屋内のライティング

よい写真を撮るためのガイド

クローズアップの屋外ライティング


雨に濡れた落ち葉のイメージ 色が輝いて見える雨の日は撮影のチャンスです。

撮影者:Pete Kopischke KINSA/コダック写真コンテスト

屋外でクローズアップ写真を撮るとき、被写体に自然な光を使うことでしょう。被写体の一部が日向と日陰にある場合は、しわくちゃのアルミフォイルや白いボール紙などのレフ板を使って、日陰の部分に日光を反射させます。

逆光やサイド光は、花や葉などの被写体のクローズアップに非常に効果的です。このようなライティングによって、質感が表現され、被写体の透明感や繊細さが強調されます。

熟練した撮影者の多くは、屋外のクローズアップに好んでフラッシュを使います。被写体の近くでフラッシュを使うと、絞りを絞り込んでクローズアップに必要な被写界深度が得られます。フラッシュを使うとき、カメラで利用できる最速のシンクロ速度を使うとよいでしょう。高速のシャッター スピードと大きい絞り値をフラッシュと併用すると、デーライトからの露出がほとんどないので、背景が非常に暗くなります。このテクニックを使い、散漫な背景をトーンダウンさせたり、カラフルな被写体を暗い背景に浮かび上がらせたりすることができます。また、速いシャッター スピードで撮影すると、風の強い日に揺れている花など、被写体の動きを最小限にして撮ることができます。
ハチドリのイメージ エレクトロニック フラッシュは、生きている被写体の動きを止めるクローズアップに優れています。屋外であっても、深い森など薄暗いライティングの被写体のときは、エレクトロニック フラッシュを使って動きをとらえます。薄暗い光は必然的で、そのような自然光より強いフラッシュが主光源になります。室内と同じ方法で、露出を決めます。
撮影者:Dieter Wehner KINSA/コダック写真コンテスト

フラッシュを使い、非常に近いクローズアップ写真を撮るとき、被写体からいつも同じ距離でカメラのフラッシュを使うようにすると、露出計算が簡単になります。その場合、被写体の距離と関係なく、特定のフィルムを使った基本的なフラッシュ露出とフラッシュの組み合せは、いつも同じにします。しかし、真っ黒な毛で覆われた毛虫などの色の暗い被写体は、白い蛾のような明るい被写体より多くの露出が必要なことを覚えておいてください。

被写体から遠く離れてフラッシュを照射するのに延長フラッシュが使えない場合、クローズアップの露出を計算するための標準ガイド ナンバーは使わないでください。ガイド ナンバーが基準とする逆二乗則は、非常に近い距離のクローズアップでフラッシュを使うときは有効ではありません。露出を決める際の参考として、クローズアップの絞り表を参照できます。または、自分自身で露出テストを行ない、さまざまな被写体距離でのフィルムとフラッシュの組み合せに最適な露出を決定することができます。 f /8 から f /22 まで、2 分の 1 段ずつ絞り値を大きくして露出します。光を拡散させて強い光を和らげるには、フラッシュの上に 1 枚の白いハンカチを被せます。どの絞りが最適な露出になるか決められるように、露出を記録します。同じ被写体距離のクローズアップ写真を撮るときは、その絞りを利用します。

自動エレクトロニック フラッシュを使ってクローズアップ写真を撮影している場合、カメラに露出を自動的に設定させることができます。または、フラッシュから被写体までの距離によっては、手動で設定しなければならないことがあります。これについては、フラッシュの取扱い説明書を参照してください。自動でフラッシュ装置を使うには、フラッシュ用レフ板にハンカチをかけると効果があります。しかし、フラッシュ装置の受光センサーにハンカチがかからないようにします。自動エレクトロニック フラッシュによってクローズアップに適した露出が行われているかどうか確認するために、何枚か試し撮りをします。テスト用の写真が露出オーバーであればマイナス補正し、露出アンダーであればプラス補正します。

自動フラッシュを効果的に使うもう 1 つの方法は、非常に近い距離であっても、被写体の上に白いボードをおき、フラッシュの光をバウンスさせることです。このようにして光を拡散させて、よりソフトな照明効果を作り出します。このために、バウンス板ブラケットを販売しているフラッシュのメーカーもあります。フラッシュ受光センサーによる露出が自動的に設定され、被写体に向けられます。

レンズを通して、またはフィルム面から反射させて光を測る専用フラッシュとカメラの組み合せが、クローズアップのフラッシュに最も向いています。使用しているクローズアップ装置の種類に関わらず、またフラッシュをカメラに取り付けて、あるいはカメラとは別に使うのであっても、専用フラッシュは正確な露出を行います。


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