フィルム粒子とシャープネス
シャープネスと粒状性は、フィルム感度に関連して画質を決める重要な要素です。シャープネスとは、微細な部分を鮮明に記録するフィルムの能力のことです。一般に、フィルムの
ISO 感度が低いほど、被写体を鮮明に写す機能が高くなります。粒状性とは、プリントや引伸ばしで砂目状に見えたり、粒子がかたまっているように見える質感です。粒子は、フィルム感光材料の乳剤に含まれているものによって生じます。高感度フィルムで撮影すると、写真の粒子の粗さが目立ちます。感度が高くなるほど、粒子パターンが大きくなるからです。 同様に、ネガを引伸ばした場合も写真のシャープネスや粒状性に明らかな影響がみられます。普通の写真サイズ
(127 x 178 ミリ以下) では、高感度フィルムでもほとんど粒子が目立たなくなっています。しかし、大きく引伸ばすほど、粒状性が目立つようになり、画像のシャープネスが損なわれます。かなり大きなサイズに引伸ばす場合は、低感度かフィルムを使うほうがよいでしょう。
コダック
ロイヤル ゴールド 100 フィルム は大きく引伸ばすときに優れています。白黒写真では、コダック T-MAX 100 プロフェッショナル フィルムを使うと、大きく引伸ばす場合でもすばらしい写真に仕上がります。
| コダックの T 粒子乳剤など近年のフィルム技術の向上によって、超高感度フィルムや特大の引伸ばしでも粒状性の問題は少なくなってきました。現在のほとんどのコダック フィルムで、画像形成層のすべてまたは一部にこの新技術を採用しています。 |
撮影者:J.W. Fry コダック T-MAX P3200 プロフェッショナル フィルム |
フィルム感度は粒子やシャープネスと関係があるため、しばしば画質の決定に大きく影響します。たとえば動きのある被写体を撮る場合、シャープで微粒子の低感度フィルムにするか、一瞬の動きをとらえる高感度フィルムにするか決めなければなりません。低感度フィルムを使うと、一瞬の動きをとらえて撮影することはできません。それに対して、一瞬を写しとる高感度フィルムでは、粒子が粗い写真になることが想定されます。
コダック
ゴールド 400 フィルムは、微粒子、高いシャープネスと感度のバランスがよく、ほとんどの撮影状況で優れた写真に仕上がります。
コダック、コダカラー ゴールド、エクタクローム、およびコダクロームは登録商標です。
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