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In Camera January 2005
 Feature Films
Mirror Wars: Sukhoi
ステルス戦闘機は高度機密であるにもかかわらず、映画のクルーは前例がないほどの接触を許された。
 

ジェット戦闘機スホイの第5世代のプロトタイプがモスクワの航空ショーでハイジャックされ、パイロットの1人が謎の死をとげる。オレグ・カパネットがプロデュースした珍しい英語のロシア映画 『Mirror Wars : Sukhoi』 (ミラー・ウォーズ―スホイ)のオープニングシーンである。数カ国の秘密情報機関が躍起になってステルス戦闘機の革新的技術を奪取しようと争う。制作費1000万ドルをかけたこのスリラー映画は、ジュコフスキー飛行場、クリミア半島、そしてモスクワ郊外のモスフィルム・スタジオで撮影された。

スホイのジェット戦闘機2機、SU-27UB と SU-35 が主役とも言えそうなこの作品のキャストには、マルコム・マクダウェル、ヴァレリー・ニコラエフ、アーマンド・アサンテ、ルトガー・ハウアーなどそうそうたるハリウッド役者の名前が並ぶ。

高度機密

カパネットは次のように語っている。「このステルス戦闘機の開発は高度機密とされているにもかかわらず、わが国の科学者もパイロットも自分たちの仕事に関する最高にプロフェッショナルな映画を熱望していて、私たちはKBスホイの最新のプロトタイプを使わせてもらえた。ただし定められた厳しい規則を守らなくてはならなかったけど。空撮の技術が複雑なうえに2機のジェット戦闘機のスピードが違うので、クルーには特別な訓練が不可欠になった。2機が互いに接近する空中のシーケンスを撮影するときには、パイロットにスピードを上げるよう頼んだ。互いに 150メートルまで接近して、すばらしいカットが撮影できた」

これからまだパイロットの緊急脱出を撮影しなくてはならないのだが、カパネットはそのシーケンスは難しいだろうと予想している。「何よりまず、追撃機の実物大モデルのキャビンを壊さなくてはならないし、飛んでいるように見せるために強力な射出機を使う必要があるだろう。その近くで撮影するのは非常に危険だ」。だがカパネットは、リスクを負いコストをかけてもそれだけの価値はあることを確信している。「この映画は内容が愛国的で、それが今とても大切なことなんだ」と力説している。

キャメラ・オペレーターのウラジスラフ・グルチンによると、 『Mirror Wars : Sukhoi』 はかつて経験したことがないほど技術的に面白くてやりがいのある作品だという。「とくに空撮は尋常じゃない。追撃機は特殊な反射する色で覆われているうえ、役者の顔はヘッドギアとコックピットの窓で隠れてしまうので、撮影は難しい。でもコダック VISION2 500T 5218が自然な色と感じのいい肌の色合いと、深いシャドウディテールをとらえていて、役者の顔のしわまで見える。追撃機の実物大モデルを撮影したときは、あまり照明がなかったし、余分な反射光を避ける必要があったんだが、それでも5218はセットの豊かな色彩を表現している。建物の中の暗闇のディテールも同じようにきちんととらえている」グルチンは晴天と曇天のロケ撮影にそれぞれイーストマン EXR 50D 5245とコダック VISION2 250D 5246を使い、とくにコントラストの低いショットには初めてコダック VISION2 500T Expression 5229を使った。「太陽の下ではアリフレックス 435-ESに最低限のフィルターを付けるだけでよかった。フィルムの感度のおかげで晴天と曇天の明るさが同じになるし、とくに現像後はその差に気づかないほどだ。このフィルムの組み合わせとそれぞれの感度のおかげで、急に光や色が変わることのない安定したリッチな映像が楽に作れる」

『Mirror Wars : Sukhoi』 は 2005年4月1日 にロシアの主要な映画館で先行上映され、クレムリン・フィルムズがアジア、ヨーロッパ、アメリカに配給する予定。


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