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画像やページのプリント

 

今日では画像を画面で表示・共有することもできますが、画像のプリントに対する需要は依然として高いのが実情です。Kodakのカラーサイエンスや薄層コーティングに関する特殊技術は、写真や文書のプリントで今日一般的に使用されている技術の主要な部分を担っています。

一般消費者向けプリント

デジタル時代の一般消費者は、写真のプリントを小売店やオンライン、または自宅でも入手できるようになりました。このように選択肢が広がったため、個人のニーズや創造性に応じたさまざまなプリントが可能になりました。従来のプリントに加えて、フォトブックやコラージュ、カレンダーなど、自分だけの写真商品を注文できるようにもなりました。

個人向けのオールインワンプリンター(インクジェット技術)

インクジェット技術は、自宅で写真をプリントする際に一般的に使用されています。写真をプリントするには、デジタル写真のデータや、すでにプリントされている写真をスキャンしてコンピュータに取り込んだデータが開始点となります。複数色のプリントヘッドから粒子状のインクが用紙の表面に噴き付けられて画像が再現されます。プリントヘッドに使用される色は通常、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックです。プリンターの電子部品は、プリントヘッドの位置と粒子状のインクの噴き付けを制御して、インクの量、噴き付けるタイミング、および噴き付ける位置を適切に調整します。

Kodakは2007年に革新的なインクジェットプリンターとインク、フォト用紙の発売を開始しました。KODAK EASYSHAREのオールインワンプリンターは、最高品質の色素インクを使って自宅でも写真や文書をくっきりと鮮やかに、しかも低コストで印刷することができます。

Kodak inkjet picture papers
KODAK EASYSHARE 5300 AiOインクジェットプリンター

この機種のプリンターには、いくつかの最新技術が採用されています。まず1つは、交換が不要なプリントヘッドです。インクカートリッジを交換しても、プリントヘッドは同じものを引き続き使うことができ、取り付け方も簡単です。また、他のメーカーのプリンターでは染料インクが一般的ですが、Kodakのプリンターでは色素インクを使います。染料インクは色あせが生じますが、Kodakの色素インクはナノ粒子製剤の色素を使っているため、いつまでも色あせせずに鮮やかな色が楽しめます。*

* 一般家庭において通常の条件で飾ったり、暗い場所で保管した場合。

小売店や自宅向けのプリンタードック(感熱式プリント技術)

Kodakの感熱式プリンターは、世界各地の何万店もの小売店に導入されています。これらの小売店では、デジタル式のメモリーカードやその他の電子メディアに保存された画像や、すでにプリントされている写真でも焼き増ししたり引き伸ばしたりすることができます。Kodakの感熱技術は、個人ユーザー向けのKODAK EASYSHAREプリンタードックにも採用されており、 耐久性に優れた10 cm x 15 cm(4" x 6")サイズのプリントを、コンピュータがなくてもデジタルカメラから直接作成できます。

この感熱処理では、色リボンが特殊コーティングされた用紙上に配置されプリントヘッドによって過熱されます。過熱されると色素がリボンから用紙に転写されて画像が再現されます。

色リボンには4つの独立したパネルが存在します。このうち3つのパネルにはそれぞれシアン、マゼンタ、イエローの三原色が含まれています。また、4つ目のパネルには、画像の安定性と耐久性を向上させるために透明なコーティング剤が含まれています。実際は、銀塩技術によるプリントと同様、感熱式プリントの品質を長期間にわたって維持するには、適切な環境条件で保管する必要があります。

感熱式プリントは、インクジェットのように用紙の表面に色素が噴き付けられるのではなく、色素が用紙に浸透するため、乾燥を待つ必要がなく色あせにも強いのが特長です。また、色素がドット単位ではなく連続して用紙に転写されるため、画像の密度の階調が細かくなり、写真らしさが一段と増します。


            KODAK Picture Kiosk G4

小売店またはオンラインでの注文(従来の銀塩技術)

かつては撮影済みのロールフィルムを同時プリントの店に持っていくと、まもなく色鮮やかな高画質プリントを受け取ることができましたが、 デジタル画像でも同じように銀塩技術を使ったプリントを小売店やオンラインで注文することができます。

この仕組みは次のようになっています。

ロールフィルムの場合は、光がネガフィルムを通過すると、画像のポジが特殊用紙に投影されます。デジタル画像やネガをスキャンした電子データの場合は、レーザーとLEDによりフォト用紙に画像を直接プリントできます。フォト用紙には感光性のある銀の結晶と化合物がコーティングされており、化学現像薬を混ぜると色素が形成され画像を再現します。明るい部分や白色の部分は銀が活性化されないので、現像中にプリントから銀が流れ落ちます。

モノクロプリントの場合は、写真用印画紙に感光性の銀の結晶と化合物が一層だけコーティングされています。カラープリントの場合は、写真用印画紙に異なる色を印画した際に合成される三原色(シアン、マゼンタ、イエロー)が別の層にコーティングされています。

用紙に画像を露光した後、いくつかの化学溶液を使用して画像を現像し、現像が終わると画像を安定させるための処理を施します。

KodakのPERFECT TOUCHテクノロジーでは、色の鮮明さ、精細さ、および陰影がより際立つように画像がデジタル補正されてからプリントされます。この技術により、露光が弱かったり逆光であっても、プリントの品質を飛躍的に向上させることができます。

商用のオフセットプリント

商用または医療関連のユーザーには、品質、サイズ、費用、および業務に必要な出力形式に応じて、さまざまな選択肢が用意されています。

大量プリント(商用オフセット技術)

グラフィックアートでは、出版物に画像をプリントする際にオフセット処理が使用されるのが一般的で、画像は用紙に転写される前に、一連の中間ドラムとローラーにいったん転写されます。

オフセットプリントでは、最初に印刷版と呼ばれる薄いアルミ板に画像が形成されます。形成されたこの画像はマスターとして保持され、同じ画像を何度も転写するのに使用できるため、オフセットプリントは一度に同じ画像を大量(通常500枚以上)にプリントする場合に向いています。

印刷版はシリンダの表面に巻き付けられていて、回転しながらインクに接触します。画像に基づき、印刷版の特定の領域が化学的にインクを引き寄せたり弾いたりします。次にインク付着後の印刷版が画像をローラーに転写し、最後に画像を用紙に転写します。

印刷機では、色ごとに同じ処理が繰り返されます。ほとんどの色は、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックを一定の順序でプリントすることで発色します。インクはプリントされるときにドットの配置、大きさ、および強度が調整されるため、これらの色を組み合わせることで、ほとんどの色が再現可能です。ただし、特殊な色の場合には、それ以外の色でプリントされることもあります。

Kodakは、印刷業界向け印刷版の世界最大手です。これには、デジタル式印刷版(コンピュータ内のファイルに画像が書き込まれたもの)と、従来型の写真技術で製作した印刷版の両方を含みます。

デジタル式可変データ印刷

最近は、コミュニケーションの手段を個人に合わせてパーソナライズできるようになっています。請求書やクレジットカードの明細書などの文書はすでにパーソナライズが一般化していますが、これが広告やカタログ、書籍などにも広がっています。このような製品には、次のような技術が使用できます。

連続型インクジェット技術

連続型インクジェット(CIJ)は、一般消費者向けのインクジェットとは多少異なり、 液体タンクからインク液滴ジェネレータにインクがフィードされます。このジェネレータの下に、孔の開いた印刷版があります。


            KODAK VERSAMARK VX5000
            印刷システム

この孔にそれぞれ1本ずつある導線によってインクの噴き付けを制御することで、その下の用紙に画像が印刷されていきます。導線にはオンとオフを切り替えて孔を開閉するデータが伝達されます。導線がオフの場合は孔が開いてインクがその下の用紙にインクの粒子が噴き付けられます。噴き付けられなかったインクは、液体タンクに戻ります。この動作が非常に精密に繰り返されます。1分間に300メートル(1000フィート)のCIJ画像を出力するには、CIJプリントヘッドから1秒当たり165,000回インクの粒子が噴き付けられることになります。

Kodakの製品では、KODAK VERSAMARK印刷システムでCIJ技術が使用されています。VERSAMARK製品には、パーソナライズされた個人向け印刷物を短時間で大量に処理するためのものや、デジタルダイレクトメールや請求書、明細書、プロモーション広告などの製作を目的とした製品もあります。

電子写真技術

KodakのNexPressデジタル印刷機製品では、各ページのデータを処理ごとに変更することができるため、 広告の内容をカスタマイズしたり、お客様ごとに異なる情報を印刷することが可能です。

電子写真技術では、このようなカスタマイゼーションが可能なのです。オフセットプリントでは固定された印刷版を使いますが、電子写真ではその代わりに情報の書き換えが可能な金属製の画像ドラムを使用し、

レーザーで電荷を発生させて画像を書き込みます。電荷は着色剤の粒子(シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラック色素の乾燥粉末)を引き寄せたり弾いたりして、最終的に用紙に転写する画像を作成します。画像を構成する色ごとに個別のレーザー(ドラムステーション)が使用されます。トナー転写の完了後、熱と圧力により用紙の表面にトナーを付着させます。


            KODAK NEXPRESS 2100
            Digital Production Color Press(KODAKネクスプレス2100デジタル式カラープレス)