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EIR 技術情報 用途
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カラー赤外線フィルムの多くの用途における利点は、種々の出版物に詳しく説明されていますが、以下は、その要約です。
芸術写真用途
コダック エクタクローム プロフェッショナル インフラレッド EIRフィルムは、フォールス カラー再現によって印象的な画像効果を創造することができます。色の再現性は、露光条件、現像処理がプロセスE-6かAR-5か、あるいはプロセスE-6の増感現像か、また赤外線反射量によって異なります。プロセスE-6で処理を行なうと、コントラストが高く色飽和度も高くなり、科学的用途には、意味のある結果とはなりません。
AR-5処理を行なうと、背景に緑の木の葉のある赤い小屋を撮影すると、このフィルムは、パステルグリーンの小屋、赤い木の葉、青緑の空という結果になります。再現された結果に違和感はありますが、しかし美しい再現となります。プロセスE-6で現像処理すると、肌色のトーンは土色、唇は黄色となり、見た目にユニークな再現で、画像強調ソフトウェアを使用しなくてもファッションや商業用写真家自身で特殊な効果を出すことができます。
このような新しいフィルムの可能性を拡大するため、異なったフィルターあるいは組み合わせで使うこともできます。コントラストを変えたり、暗い場所での撮影を可能にするために、このフィルムを露光アンダーで撮影して増感現像処理することができます。増感現像処理については、現像セクションの説明をご覧ください。
顕微鏡写真
カラー赤外線フィルムを顕微鏡写真に使用すると、目で見た場合とは異なることを明確に表現することができます。コダック ラッテン 12 フィルターを光源にセットし、熱吸収ガラスもセットします。テスト露光をした後の一般的ノーマル露光決定方法は、背景をグレーにすることです。露光の項にあるガイドラインが、この用途でもスタート ポイントとして使用できます。
文書または絵
視覚的には同じに見えるインクや顔料、その他の材料も、赤外線写真では違って見えます。文字の下側に書かれたインクや異なるインクなども識別することができ、調査にも役に立ちます。絵画などの芸術作品も、上書きされたり改変されたかどうかを調べることもできます。赤外線写真は非常に役に立つ方法であり、元の作品を破損しないテスト方法です。
監視/夜間写真
人間の動きも、発見されにくい離れた場所にカメラを前もってセットして記録することができます。この場合、コダック ラッテンゼラチン フィルター No.12フィルターをレンズに装着する必要はありません。被写体に発光を悟られないように、コダック ラッテン ゼラチン フィルターNo.87または87Cをストロボに装着するか、赤外線投光器を使用してください。しかし、フィルターを装着しても暗赤色の発光は目に見えます。
サーモグラフィ
ストーブ、エンジン部品、高圧ボイラーなど、赤熱温度レベルよりやや下の対象物でも赤外線フィルムを使用することができます。記録できる温度範囲は、250から500℃(482〜932 )です。温度の低いものの特性を表す場合には、長時間の露光が必要で、温度の高いものには、短い露光時間にする必要があるでしょう。
注:赤外線写真と赤外線エネルギー(熱線)の測定に関して、大きな混乱が発生しています。この混乱のために、この技法が適用できない場合でも赤外線写真を使用して温度パターンを検出しようとする無駄な試みが行なわれています。多数の人が信じていることとは逆に、写真に赤外線を記録するということは、周囲の温度変化を測定することではありません。感熱写真は、赤外線感知フィルムではできません。その理由は、このフィルムは温度または熱を検出するものではなく、近赤外線までの光にしか感度をもたないためです。(赤外線フィルムは、およそ900nmまでの赤外線に感度があります。このデータシートの分光感度曲線を参照ください。)熱線記録は、通常、CRTなどで、より長い波長(3〜5、および8〜12ミクロン)の光を視覚化します。そして、サーモグラフィとしてのディスプレーされた画像を、通常の白黒およびカラーフィルムで撮影します。参考資料としてはコダック出版物(英文)No.P-570「Thermal Recording and Infrared Photography of Hot Objects」があります。
航空写真/技術的地上写真
コダック エクタクローム インフラレッド フィルムは、作物収穫量、作物および樹木の病害虫調査、樹種の調査など、農業および林業で使用できます。カラー赤外線フィルムで撮影した群葉の写真は、視覚的には葉の緑色の変化が少ししかない場合でも、赤外線の反射率には大きな変化があります。健全な樹木は、病害虫によって冒された樹木よりも赤外線の反射率が大きいため、赤外線写真ではその識別が可能です。健全な落葉樹は春と夏にはマゼンタまたは赤に写りますが、病害虫に冒された樹木は暗い赤色または緑色、場合によっては黄色に写ります。植生、季節、水分、土壌成分あるいは年代によって、撮影結果は左右されます。
エクタクローム インフラレッド フィルムは、公害監視用としても使用できます。このフィルムで温度効果は検知しませんが、水または水蒸気の赤外線反射率は低いため、ガスまたは排液中に溶けた化学物質を検出することができます。
赤外線フィルムは、探査や木の葉に似せてペイントされ、カムフラージュの検知に有効です。木の葉のようなスペクトル特性をもったペイントも開発されていますが、通常カラーフィルムのトランスパレンシーと赤外線フィルム画像とを比較することによって、カムフラージュを見破ることは、まだ可能です。
航空写真についての詳細は、コダック出版物(英文)No.AS-69を参照するか、最寄りのコダック株式会社プロフェッショナル事業部宛にお問い合わせください。
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技術情報
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