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EIR 技術情報 カラー インフラレッド フィルムの記録領域
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可視および非可視光
このフィルムは、可視光および赤外線を記録するように作られています。下図は、フィルムが感光するスペクトルの範囲を示しています。右に行くほど波長が長くなっています。可視域を越えると熱線になり、最終的にはレーダー波および電波になります。図でわかるように、インフラレッド フィルムは最大900nmまでの光に感光します。このポイントを越える多くの熱線光源がありますが誤ってフィルムをカブらせてしまう(偶発的に感光する)ことがあります。 |
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* ゼラチンの透過限度(約250nm)
** ガラス レンズの透過限度(約320nm)
物質はすべて固有の赤外線特性を備えており、赤外線フィルムで撮影した場合には、可視光では同一に見える物質でも異なって撮影されます。次のセクションでは、通常のカラー フィルムと赤外線カラー フィルムとの分光感度と現像結果での比較をします。
カラー赤外線フィルムの構造と現像方法を理解することによって、最終的な仕上がりの解釈が容易になります。カラー赤外線フィルムを理解するには、通常のカラー フィルムに関する若干の知識が必要です。
通常のカラー フィルム
カラー フィルムは、基本的に3つの感光層から成り立っています。コダック エクタクローム プロフェッショナル E100SW フィルムなど、通常のカラー フィルムではこれらの層が青、緑および赤の3原色に感光します。現像処理によって各層は補色の色素である、イエロー、マゼンタおよびシアンに発色します。各層で生成される色素量は、被写体からの光の放射量に反比例します。このように、各層は個々の、三原色の輝度を記録します。光がこの3つの色素を通過して、元の被写体の色に近い再現をします。カラー ネガティブ フィルムでは、色素を合成した色素画像の色は、元の被写体の補色となります。
カラー赤外線フィルム
3層の乳剤層がそれぞれ感光性を持つと、カラーフィルムの該当する感光層に記録されます。さらに、ある層で形成される色素の色は、その層が感光する光の色と同一である必要はありません。光と発色の関係が補色関係でない場合、結果として再現される色は偽色となります。偽色カラーフィルムは視覚的に同じに見える被写体の違いを強調することができます。カラー赤外線フィルムは、赤外線反射率の違いを強調します。図1は、コダック エクタクローム プロフェッショナル インフラレッドEIR フィルムをプロセスAR-5で処理した時の、感光と発色の関係を単純化した図です。
注:得られる色は、露光条件や、プロセスE-6かAR-5の処理か、あるいはプロセスE-6の増感現像か、赤外線の反射率、さらに保存状態などによっても異なります。
図1 エクタクローム インフラレッド フィルムをプロセスAR-5で現像した時の、典型的な再現 |
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図1のように、3つの層はすべて、青色光に感度を持っています。したがって、カラー赤外線フィルムの各層が、特定の色だけに感光するように、コダック ラッテン フィルター No.12(または相当フィルター)のようなイエロー フィルター(マイナスブルー)を、常にカメラ レンズの前に装着します。イエロー フィルターを使用すると、赤外線と緑および赤だけに感光するように、3層が反応します(青の色光はすべてフィルターに吸収されるため)。図中の、XXXの部分は、被写体から反射した光により露光したハロゲン化銀を示しています。このように、3つの層にネガティブの銀画像が、形成されます。
露光されない部分では、推奨リバーサル現像処理によって、赤外線感光層にはシアン色素が生成され、緑色感光層にはイエロー色素が生成され、赤色感光層にはマゼンタ色素が生成されます。生成される色素の量は、露光量に反比例します。図1の下部は、生成された色素と、露光、現像処理後に結果として得られる色を示します。赤外線は赤で表示されますが、これは第2層のイエロー色素と第3層のマゼンタ色素が生成され、シアン色素は生成されなかった結果得られたものです。緑は青として再現されます。これは第1層のシアン色素、第3層のマゼンタ色素、イエロー色素は生成されなかった結果得られたものです。赤は緑として再現されます。これは第1層のシアン色素、第2層のイエロー色素が生成され、マゼンタ色素が生成されなかった結果得られたものです。
青の被写体はフィルターによりカットされるために記録されません。その結果、黒として再現されます。その他の被写体では、被写体から反射または透過された緑、赤および赤外線の量によって、無数の色が生成されます。
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技術情報
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