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第39回 講談社出版文化賞写真賞受賞記念
石川 直樹(いしかわなおき)写真展
「POLAR」 「NEW DIMENSION」

2008年6月30日(月)〜7月11日(金)

みどころ
昭和45年から始まった講談社出版文化賞は今回で39回目を迎えます。さしえ賞・写真賞・ブックデザイン賞・絵本賞の4部門があり、コダックフォトサロンの会場では毎年その写真賞受賞作品を展示しています。今回は若手の写真家・冒険家として活躍している石川直樹氏が受賞しました。今回石川氏の2つの作品『POLAR』と『NEWDIMENSION』の中から作品を展示。過去に別の会場で発表しているテーマですが、2つのテーマの作品を同時に同じ場所に展示する前提で作者がセレクトし、新たにプリントしています。また別の石川氏の作品の魅力を再発見できる写真展です。
出展予定点数カラー約30点
作者の言葉

写真を撮影するにあたってぼくが大切にしてきたのは、何を撮るかということではなく、なぜそれを撮るのかという動機の部分である。
仕事としての撮影で要求されるのは「何を撮るか」であって「なぜ撮るか」ではない。もしぼくが撮影の依頼を頂いたとしても「なぜそれを撮るのか」という真摯な理由が自分のなかになければ、引き受けることはないだろう。もしそれでもシャッターを切ってしまえば、自分に嘘をつくことになるからだ。
カメラによって世界の一部を意識的に切り取るのではなく、新しい世界と出会い、その世界をいつも自分のなかに受け入れるようにして撮りたい。ぼくはこれまでそう願いながら撮影してきたし、これからもそのような意志を持ち続けたいと思う。
今回展示する『POLAR』と『NEW DIMENSION』は、自分自身の「なぜ撮るか」という問いに正面から答えたものであり、目の前に立ち現れた新しい世界に対する自分自身の反応そのものであるといえる。いまの自分と世界とのあらゆる関わりを、ぼくはこの2つの作品にすべて注ぎ込んだつもりだ。それが賞という形で評価を受けたことは素直に嬉しい。
新しい世界との出会いが自分の生を支えてくれている。これからもぼくは撮り続けるだろう。撮り続けるしかないと思っている。

作者の横顔

1977年東京都に生まれる。'02年早稲田大学第二文学部卒業。'05年東京芸術大学大学院美術研究科修士課程修了、 '08年東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。現在、多摩美術大学芸術人類学研究所研究員。個展'03年「for circumpolar stars 極星に向かって」(エプサイト)、'05年「THE VOID」(新宿ニコンサロン)、'07年「POLAR」(コニカミノルタプラザ)、'07年「NEW DIMENSION」(銀座ニコンサロン)、'07年「POLAR」(SCAI THE BATHHOUSE)、'08年「VERNACULAR」(銀座INAXギャラリー)開催。他グループ展多数参加。写真集'03年「POLE TO POLE 極圏を繋ぐ風」(中央公論新社)、'05年「THE VIOD」(ニーハイメディアジャパン)、'07年「NEW DIMENSION」(赤々舎)、'07年「POLAR」(リトルモア)出版。'06年さがみはら写真新人奨励賞、'06年ニコンサロン三木淳賞、'08年日本写真協会新人賞を受賞。上海視覚芸術大学、東京都現代美術館に収蔵作品あり。

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