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 コダックフォトサロンオープニング企画第1弾

田沼武能(たぬまたけよし)写真展 
「子どもたちの肖像」

2008年2月12日(火)〜2月22日(金)

1966年より世界の子どもの写真を本格的に撮り始め、すでに40年が過ぎ、訪ねた国も120数カ国になるという作者。この地球上には18歳未満の子どもが約21億7915万人、そのうち87パーセントが発展途上国で暮らしているといいます。それゆえ、あらゆる国あらゆる社会状勢の子どもを撮影し続けている作者の被写体は、途上国の子どもたちが多く、大人社会に混じり懸命に生きるその瞳は夢と希望に燃えキラキラと輝いています。写真は子どもたちのさまざまな情報を発信しています。素直な素顔が、人の生きる姿の美しさやすばらしさ、人々の平和への願いは世界共通なんだと、改めて感じさせるほど強い力で語りかけます。
出展予定点数カラー約30点

私は1966年以来、世界の子どもを撮り続けています。日本の子どもとあわせて考えると私の写真人生と同じくらい子ども写真とかかわってきました。世界の子どもをテーマに撮り始めようと考えた原点は「The Family of Man」の写真展と出会ってからです。そこに写し出されているヒューマンな写真の数々に心を打たれ、私も行くゆくはこのような写真を撮っていきたいと心に決めました。“人生はドラマだ”と私は思います。地球上に生を受けた赤ん坊は、両親や家族の手厚い保護を受けながら育っていきます。やがて仲間と遊び、次第に民族の一員、社会の一員になっていきます。人を愛することを覚え、悪に悩み、大人の仲間入りをしていきます。私はそんな人間のドラマを追い続けています。それは喜怒哀楽の4文字ではとても表現できない奥の深いものです。例えばチェルノブイリの原発事故で被爆して毛髪を失った少女の美しい瞳、イスラエルの小学校の鉄柵の中から満面の笑みを見せる少年たち、ヨルダンのパレスチナのサマーキャンプで顔全面に落書して仮装パーティを楽しむ少女、立場は違うが全身で楽しんでいます。また、どんなに苦しい境遇にあっても、生きることに全力でぶつかっているのが子どもたちです。私は彼らからそんなエネルギーをもらい撮影を続けているのです。もちろんこれからも生命ある限り子どもたちの魅力を撮り続けていきたいと願っています。

1929年東京・浅草に生まれる。東京写真工業専門学校卒業後、サンニュース・フォトス入社、木村伊兵衛氏に師事。芸術新潮、アメリカのタイム・ライフにて活躍。後フリーランスの写真家として、文芸家のポートレイト・風土・世界の子ども・世界の人々の暮らしや文化等を撮り続けている。'74年「武蔵野」'75年「すばらしい子どもたち」朝日新聞社、'85年「子どもたちの歳時記」筑摩書房、'91年「わが心の残像」文藝春秋、'96年「トットちゃんが出会った子どもたち」岩崎書店、'00年「人間万歳」クレオ、'05年「難民キャンプの子どもたち」岩波書店、他写真集など多数。モービル児童文化賞、菊池寛賞、紫綬褒章受賞、文化功労者、ほか受賞多数。現在、(社)日本写真家協会会長、東京工芸大学芸術学部写真学科名誉教授、全日本写真連盟会長 などを努める。

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イスラエルの小学生たち 内戦の続いたシェラレオネの幼稚園 ヨルダンのパレスチナの子どもの
サマーキャンプにて
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