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リバーサルフィルムで撮ろう
 
斎藤裕史の梅雨の花

  天候を選ばない豊かな発色
  大阪1  ■撮影地:大阪府
 
花を撮影する際、私は光の質に細心の注意を払います。リバーサルフィルムは一般的にラチチュードが狭く、晴れた日に花を撮ると確かに鮮やかな色に写るのですが、柔らかい花の質感はどうしても損なわれてしまいます。花を撮るには曇りや雨の日こそが「撮影日和」。しっとりと濡れた雰囲気がよく似合うアジサイならなおさらです。ある雨の日、アジサイを撮りに出かけたところこの美しいシーンに出会いました。紫、ピンク、そして葉の緑の瑞々しい色合いが私の心をとらえました。深みのある色調を実に見事に表現してくれたE100VS。天候を選ばない豊かな発色は頼もしい限りです。

  幅広い色彩を見事にとらえるE100VS
  アジサイは林の中など光と影が複雑に混ざる場所に咲いていることが多く、日差しのある日に広い範囲を撮ろうとすると光がまだらになってしまいます。もちろん差し込む光線をうまく利用する表現もありますが、私はやはり花の質感の表現を優先させたい。ですから直射日光を避けて撮ることが多いです。天気のいい日は日陰に咲いているアジサイに狙いを定めるなど、クローズアップの撮影を楽しみます。これはやわらかい白が印象的なガクアジサイを、背景のピンクのアジサイのボケ味を脇役にして撮影したもの。白とピンクという繊細な色合いをやさしく表現することができました。淡い色にはE100Gを愛用されている方が多いと思いますが、E100VSの発色も私は好きです。幅広い色彩を見事にとらえる優秀なフィルムと思います。

■撮影地:大阪府   
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  写真・文:斎藤裕史(さいとう ひろし)
1968年千葉県生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、関西を拠点に写真教室や撮影会の講師をつとめるほか、雑誌・広告等の 撮影を行っている。http://www.cyot.net/web1.9/

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