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目に見える光景はすべて写真になりますが、思わぬ光景に遭遇した場合、どのように切り取るかが問題だと思います。最近はズームレンズの利便性を頼りに写す方も多いと思いますが、作品内容を高めるにはズームの画角を単レンズに置き換えてみることも大切です。 さらに、画題を考えてから写すと表現意図がより明確になり作品の質が向上します。風景にもシャッターチャンスあり、今年写した景が来年も写せるとは限りません。出会いを大切に人真似ではない自分流の写真を写したいものです。
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最良の景を失敗なく写そう |
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湖畔の印象
出会いの景が思いどおりにポジフィルムに甦り、季節の移ろいを感じさせてくれる。Eダイレクトプロがその情感を後押ししてくれた。 ゼンザブロニカGS-1・ゼンザノンPG50mm・F22・1/8秒(−0.5) エクタクロームプロE100VS・三脚・Eダイレクトプロでプリント |
上の写真は出会い系の写真です。精進湖に浮かび楽しませてくれたボートが陸に上がり、余生を民宿の花壇となって泊まり客を楽しませ、その小さな花園は小鳥や昆虫などのオアシスともなります。寄り添って咲いたアジサイも今は一輪だけが残り詩的な哀愁を漂わせています。 良いと思った景はその時がシャッターチャンスです。撮影する前に自分のイメージと構図をしっかりと決め、二度と写せないと思って写しましょう。フィルムを惜しまず、絞りとシャッターを変えながら何枚も撮影しておくことが、後悔しないためには欠かせません。その日その時が一期一会です。この写真は、ボートのアウトラインを生かしたくて、F22まで絞り込みマイナス0.5補正で俯瞰撮影、ボートが印象的に浮かび上がりました。 |
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花一輪一輪の彩りを大切に |
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紫陽花模様
明るい曇天が幸いし、ふっくらと咲き誇る花表情を余すところなくとらえることができた。ややアンダーめの露出でその色合いを強調、Eダイレクトプロが雰囲気をさらに盛り上げた。 ペンタックス67V・SMC75mm・F22・1/4秒(−0.5) エクタクロームプロE100VS・三脚・Eダイレクトプロでプリント |
土地の人から様々な品種が咲き揃う話を聞き、富士宮市の大石寺近くに出掛けて撮影したのが右の写真です。今が旬とばかりに咲き誇るアジサイ、その群生する姿に目を見張りました。この日は明るい曇天で、撮影条件としては願ってもないチャンス。パンフォーカスで奥行きを出し、マイナス0.5補正で微妙な色合いを引き出しました。 最近は自宅で簡単にインクジェットプリントが作れますが、印画紙の中に色素が含まれる銀塩プリントに比べると、まだまだ大きな差があります。以前のダイレクトプリントは、黒や紫がつぶれたり白い花が飛んだりしたものですが、Eダイレクトプロはその心配がなく、豊かな色合いをそのまま再現してくれます。黒の締まりも良く、豊かなグラデーションはEダイレクトプロの持ち味です。 |
仕上げを考えたフレーミングで
写真の楽しみ方は様々で、コンテストに応募される方も多いと思います。入賞を目指す以上はしっかりした仕上げが大切です。仕上げで作品の評価が変わるからです。 四ツ切や半切に伸ばすとき、左右のカットで苦慮されたことはないでしょうか。写真はノートリミングが基本とも言われますが、最後にはプリントになることを考え、それを見越したフレーミングで撮っておくことも作品作りのコツです。フレーミングは一つで決まりということではありません。プリント仕上げに合わせ、最適な構図のカットが選べる余地を作っておくことも、作品作りでは大切です。
おおぜき・さかえ
1936年栃木県益子町生まれ。短歌を角海武先生(アララギ派)に師事。以後、写真にはネーミングとして短歌を添付。富士山を写したく富士宮市に永住。現像所付カメラ店経営(富士駅南口)。東京新宿野村ビルで個展「心象の富士」。富士市成人学校写真講師
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