風景を撮るには絶えず光線状態を把握する必要があります。場所や時間帯によって異なりますが、太陽の位置(高さ)を確認して、逆光で撮るのか、反逆光、順光、斜光で撮るのかを決めて、ポイントへ移動します。また、晴れ、霧雨、雨天など光線の強弱によっても花の色は変化します。桜の色を見た目どおりに写すには、薄曇りの日か霧雨や小雨くらいの日が適切です。
澄み切った青空バックは早朝に
定番でもある青空背景でピンク色の桜をねらうには、できるだけ朝の早い時間帯(太陽の位置が高くならない)がおすすめです。澄んだ青空のもと、桜のピンク色をより鮮明に描写できます。また、フィルムの選択によっても、桜の花の色は変わります。E100VSやE100Gなどテストしながら好みのフィルムを見つけましょう。
時間帯で変わる桜の色
今回の特集では、桜の花のクローズアップではなく、自然の中の桜をテーマに、少し引いた作品を集めました。中判カメラでレンズは標準(80mm)から中望遠(210mm)まで、光線状態は早朝から9時頃までの時間帯、柔らかい順光での撮影です。薄曇りの日を選び、フィルムは花の色の鮮やかさを表現できるE100VSを使用しています。 撮りたい桜が見つかったら、時間をずらしてもう一度行き、その日の光線を追い続けることも大切です。朝、昼、夕方など、光の変化によって新しい色の発見が期待できます。