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「望遠レンズ」のつづき被写界深度
望遠レンズを使った場合、被写界深度は浅くなります。レンズの焦点距離が長くなるほど、被写界深度が浅くなるのです。そのため、望遠レンズを使った撮影では、標準レンズや広角レンズ以上に正確にピントを合わせることが重要になります。 すでに説明しましたが、被写界深度を浅くして、散漫な背景をぼかしたり前景に入る物があまり強調されないようにすることによって、メインとなる被写体に注意を引きつけることができます。
広角レンズでは許されるミスも、望遠レンズでは大きなミスとなってしまうことがあります。望遠レンズを使う場合は、ピンぼけを防ぐために慎重にピントを合わせ、カメラをしっかりと固定する必要があります。 なぜなら、望遠レンズは被写体を拡大すると同時に、カメラのブレによる影響も拡大してしまうからです。望遠レンズでの撮影には三脚やケーブル レリーズを使うことをお勧めします。焦点距離が 400 mm 以上のレンズを使用する際は、手持ちでの撮影を避けるのが一般的です。 カメラのブレによる影響を最低限に抑えるには、高速のシャッター スピードを使用します。理想的なシャッター スピードは、1/焦点距離 (mm) 秒です。たとえば、200 mm のレンズであれば 1/200 秒以上に設定します。カメラに 1/200 秒という設定がない場合は、次に速い 1/250 秒を使用します。このシャッター スピードでも鮮明な写真を撮ることができなければ、2 倍の速さ (この例では 1/500 秒) に設定します。シャッター スピードが自動で設定されるオートカメラでは、特に注意が必要です。自動的に設定されたシャッター スピードが、鮮明な写真を撮るには遅すぎる場合、絞りを大きくすれば適切なシャッター スピードに調整されます。 望遠レンズには、被写体の動きによる影響を増幅させてしまうという特徴もあります。望遠レンズでは被写体が近くに、かつ相対的に大きく写るため、被写体の小さな動きでも目立ってしまうのです。したがって、動いている被写体を望遠レンズで撮影する場合には、標準レンズに比べてシャッター スピードを速く設定する必要があります。 望遠レンズは、以下のような場合に使用します。
コンバーターのもう 1 つの利点は、クローズアップ写真でより大きなイメージが得られることです。これは、コンバーターによってレンズの焦点距離が長くなり、しかもコンバーターを付けていない状態と同じ最短撮影距離でピントを合わせることができるからです。 しかしながら、テレコンバーターには不便な点もあります。コンバーターを使うと、実質的な絞りが小さくなってしまうのです。2X テレコンバーターで 2 目盛り分、3X テレコンバーターで 3 目盛り分ほど小さくなります。たとえば、 F /5.6 に設定した場合、2X コンバーターを取り付けると実際の絞りは F/11 になり、3X コンバーターを取り付けると F /16 になります。TTL露出計がカメラに内蔵されていれば、減少した実際の絞りに合わせて自動的に補正されます。ハンディタイプの露出計を使用する場合やフラッシュを使って撮影する場合には、小さくなった実際の絞りに基づいて露出を決定する必要があります。 絞りが小さくなると、ファインダーから覗いた景色が薄暗く見えます。また、薄暗い状況での撮影では、高速なシャッター スピードを使用することや、露出を十分に得ることが難しくなります。加えて、コンバーターを使用する場合には、小さい絞りを使用するとより優れた画質を得られるのが普通です。 テレコンバーターを使った場合、ファインダーの上辺と四隅が暗くなり、イメージの一部が見えなくなることがあります。これは、一眼レフカメラのミラーが、テレコンバーターを装着した場合のレンズからの光を、すべて反射するようには設計されていないためです。ただし、これはファインダー内のみで発生する現象です。フィルムには完全に光が行き届いているので、撮影した写真の隅が暗くなることはありません。 テレコンバーターを選ぶ際には、カメラとレンズの間の結合部分が正しく機能するかどうかを確認してください。
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