基本的なチップス
撮影する際、カメラを安定させて下さい。可能な場合には三脚を使用して下さい。プロに匹敵する映像を撮影するために必要な条件はいくつかありますが、カメラを安定させることもそのひとつです。フレームの小さなスーパー8は、近距離からの撮影向きに開発されたものです。そのため、大型のフィルムフォーマットと比較すると、スーパー8のフレームが捉えることのできるディテールには限りがあります。
また、映写サイズが比較的小さいことによる限界もあります。中距離から近距離の撮影が最も効果 的です。モーターと内蔵メーターが正しく作動するように、撮影前にはカメラのバッテリーが新しいかどうかを必ず確認して下さい。カメラに「ズーム」レンズがついている場合、その使用を控えめにした方が映像としては観やすいと言えるでしょう。高感度フィルムを使用してあまり明るくない室内を撮影する場合は、たとえカメラのメーターが十分な露光量であると示している場合でも、小型の「フィルライト」を使用すると良いでしょう。これによって、深みのある、ディテールに富んだ映像を撮影することが可能になります。
撮影したフィルムはすみやかに現像して下さい。スーパー8フィルムの現像サービスを行っているラボ(現像所)で専門的な現像処理が必要です。ラボに関する情報についてはコダックまでお問い合わせ下さい。
参考:世界のスーパー8対応ラボ
米国コダック社のスーパー8情報(英語ページ)につながります。「Dealers & Lab DIRECTORY」をクリックするとスーパー8対応ラボを調べることができます。
カートリッジの装填方法
スーパー8フィルムカートリッジをカメラに装填する方法は、いたってシンプルです。しかし、その装填方法はカメラによって異なります。コダック社のカメラをご使用の場合は、カートリッジのノッチ部分がカメラの正面に向くよう装填して下さい。カメラ側面の窓からカートリッジのラベルが見えれば正しく装填されています。
側面からカートリッジを装填するカメラの場合は、角度を持たせながらカートリッジを装填します。次に、カートリッジの背を押して完全に装填します。カートリッジをカメラに装填する場合、決して無理な力を加えないで下さい。カートリッジの装填方法については、個々のカメラ取り扱い説明書をよくお読み下さい。
典型的なトラブル
フィルムが真っ黒で何も写っていない
- レンズカバーが装着したままになっていた。
- レンズの開閉システム、または計器システムがうまく機能していない。
画像が非常に暗く、映像がかすかにしか写っていない
- 光量が不足している。
- レンズの開閉システム、または計器システムがうまく機能していない。
- メーターのバッテリー容量が不足、または消耗している。
- 現像処理、または製造過程での不具合。
画像は明るめだが、映像がかすかにしか写っていない
- レンズの開閉システム、または計器システムがうまく機能していない。
画像は明るいが、映像がまったく写っていない
映像はきれいだが、音声が聞こえない
- サウンド用のバッテリー容量が不足、または消耗している。
- マイクロフォンが接続されていなかった、接続部分がゆるんでいた、コード内のワイヤーが切れている、マイクロフォンの欠陥など、マイクロフォンに問題がある。
- カメラに不具合が生じている。
映像が「跳ねる」、または「がたがたする」場合
フィルム表面の潤滑性が不足していると、映写する映像が不安定になることがあります。フィルムが潤滑処理されていないと、使用する映写機によってはフィルムのパーフォレーションを損傷することがあります。 (コダック社のフィルムは、製造過程で自動的に潤滑処理が施されています。)
パーフォレーションが損傷していると、フィルムを潤滑処理してもこの問題は解決しません。損傷した部分を継ぎ合わせるか、デュープ(複製フィルム)を起こす必要があります。 潤滑処理は、フィルムの乾燥やたわみを防ぐのにも有効です。 フィルムを保護し、長期にわたって使用するためには、定期的なフィルムクリーニングと潤滑処理をお奨めします。
映画製作のチップス
スナップ写真と映画とのすばらしい違いは「動き」があるかどうかです。映画を製作するにあたって、製作者はこのことを忘れてしまいがちです。以下に示すのは、最高の映画を製作するために役立つコツとヒントです。
台本(コンティニュイティ)
映画を製作するにあたっては、ストーリーを語るのだということを常に意識して下さい。どんなストーリーを語る場合でも、映画には導入(イントロダクション)、主部(ボディ)、結末(コンクルージョン)が必要です。そして、これらをつなぎ合わせる台本も必要です。
台本があれば、アクション(演技)を普通に撮影するだけで自然なストーリー展開にできる場合もありますし、撮影後にフィルム編集でショットを論理的に組み合わせることも可能となります。撮影に入る前に、撮影プランを書き出してみると良いでしょう。製作しようとする映画を完全なものにするためには何が必要かをよく考えてみて下さい。
映画でストーリーを語るのはとても簡単です。自然な導入にはじまって、うまく捉えることのできたアクション、ストーリーを語るために特に演出したシーンなどを織り交ぜて、さらに結末のためのシーンをひとつかふたつ撮影すれば完成です。
映画製作において、始まりと終わりのショットはそれほど大掛かりである必要はありません。シンボル的なタイトルや写真を使用して表現することもできます。例えば、手軽なピクニックを題材とした映画の締めくくりには、激しい運動の後、車の中でぐっすりと寝入っている子供たちのショットを用いると良いでしょう。
ストーリーを表現するために、子供たちが車に乗りこむ導入部と、ピクニックの場所に到着して母親がテーブルクロスを広げるシーンの間に公園の標識を撮影した短いタイトルショットを挿入することも効果的でしょう。
この映画製作フォーマットは、個人的な映像の撮影にも応用できます。例えば、家族でのピクニック、休暇中の旅行など、ありとあらゆるイベントの撮影に有効です。通常、しかるべき方法に従って撮影し、ストーリーを展開させるために必要に応じてちょっとした演出を加えるだけで良い映画を製作することができます。
変化を持たせる
いくつかの簡単なテクニックにより、面白くて変化に富んだ映画を製作することができます。
シーンの長さ
被写体の性質に応じて、シーンの長さを決めるべきです。様々な被写体が別々に動く様子を撮影すると、シーンの長さは自然と異なってきます。長いシーンは約10~13秒が適当です。シーン全体をパンする場合、またはどうしても長いシーンが必要という場合には、最大15秒までに収めましょう。中ぐらいの長さのシーンなら8~10秒が適当でしょう。短いシーンは5秒以下にします。
例えば、キャンプファイヤーをしているボーイスカウトの集団を撮影しているとしましょう。まず、状況を説明するために、そしてスティックを手にした集団が行進する様子を表現するために、長いシーンを撮影します。このシーンをうまく撮影したら、次にスカウトの一人が決まったやり方でキャンプファイヤーに必要な燃料を準備している様子を、中ぐらいの長さのシーンに撮影します。最後に、マッチで火を点けようとするスカウトの手を短いシーンで撮影します。火を点けるという単純な作業を表現するには、5秒以下の短いシーンで十分でしょう。
シーンの長さを調整することによって、撮影中の被写体の動きをうまく強調することもできます。被写体の素早い動きを強調するには、2~3秒の短いシーンを多く撮影します。被写体の物憂げで、緩慢で、ゆっくりとした動きを撮影する場合は、約12秒の長さのシーンをひとつかふたつ撮影すると良いでしょう。
撮影するほとんどのシーンが、およそ5~13秒の長さになるでしょう。5秒の短いシーンを多用すると観客を疲れさせてしまいます。逆に、13秒以上のシーンが続くと観客は眠気を催してしまいます。様々な長さのシーンを撮影し、長いシーンの後には短いシーンを入れるなど、それぞれのシーンが特定の動きを十分に表現できるだけの長さに収まるように努力して下さい。
全長50フィートのスーパー8、または8ミリムービーフィルム1本で、20~24シーンを撮影することができます。被写体の性質によっては、シーンの数が増減することも考えられます。そして、この20~24シーンのすべてが「動くスナップショット」であると考えれば、たった1本のフィルムで多くの表現ができることになります。
カメラと被写体の距離
被写体までの距離を考える場合、被写体のサイズについても考慮する必要があります。被写体が人物の場合、6フィート(1.8メートル)以下の距離から頭と肩の部分を撮影したシーンをクローズアップといいます。しかし、もっと大きな被写体、例えば自由の女神のクローズアップを撮影する場合には、カメラと被写体の距離は6フィートよりもはるかに長くなります。ほとんどのホームムービーの場合、6~25フィート(1.8~7.6メートル)の距離から高さが約6フィートの被写体全体を撮影したものをミディアムショットといいます。25フィート以上の距離から撮影したシーンは、すべてロングショットになります。
撮影にあたっては、変化を持たせるために、ロングショット、ミディアムショット、クローズアップを混ぜ合わせることが重要です。撮影の定石としては、アクションの設定を明らかにするようなショットを最初に撮影するようにします。最もよく用いられるのが、設定全体を明らかにするようなショットを遠距離から撮影する手法です。
しかし、クローズアップでアクションのひとつの側面だけを見せるという方法もあります。そうしておいて、距離を変えてから関連するショットを撮影します。クローズアップは、変化を持たせたり、インパクトを与えたり、興味をかきたてるのに有効であることを覚えておいて下さい。ですから、適度な回数で何度でも使用するようにして下さい。
被写体との距離を変えるタイミングは、イマジネーションと常識を働かせればつかめるでしょう。シーン全体ではなく、シーンの中の本当に必要な部分だけを撮影するようにします。そうすれば、必要な被写体との距離が自然に変わってくるはずです。
例えば、父親が午後に釣りに出かける様子を撮影するとします。まず、遠距離から父親と愛犬が釣り場を決めるために歩き回っているロングショットを撮影し、設定を明白にします。このロングショットには、舞台を知るのに十分なだけの周囲の様子を撮影します。次に、釣り竿、リールといった釣具を地面に置く父親のミディアムショットを撮影します。続いて、釣針に餌をつける父親の手のクローズアップを撮影します。 こうしたクローズアップでは、そのシーンに必要不可欠な要素だけを表現します。さらに、釣り糸を水面に投げる父親のミディアムショット、魚が餌に食いつくのを待っている犬と父親のロングショット、ぐっすり眠っている犬のクローズアップ、といったショットを撮影し、最後はその日の収穫である魚のクローズアップで締めくくります。
挿入シーン
シーンを挿入する場合は、主題を離れて、話の展開に関連する他の何かをごくわずかな間だけ撮影します。先の例では、ぐっすり眠っている犬のクローズアップについてお話ししました。これは、挿入シーンに最適なショットです。 魚が餌に食いつくのを待つ間、カメラは主題を離れて眠っている犬に集中する。こうしたシーンを挿入することによって、主題の展開に対する関心をかきたて、変化をもたせることができます。スポーツを撮影する場合には、興奮した観客の反応や、その他の状況を撮影したショットを挿入すると効果 的です。
シーケンス
ストーリーにふくらみを持たせるために、関連するアクションのシーケンスを撮影します。映画のシーケンスにおいては、ひとつのシーンのみだけでなく、アクションの様子を連続したいくつかのシーンで撮影します。 映画製作者は、ストーリーを興味深く展開させるために、異なるアングルと距離からアクションの様々な側面を撮影します。
カメラアングル
ストーリーに変化を持たせるため、カメラのアングルを変えて撮影するようにしましょう。これは、ミディアムショットを正面から撮影し、次に違うアングルでクローズアップを撮影する、といった手法です。撮影距離を変えるたびに、カメラのアングルも変更すべきかどうかよく検討しましょう。
比較的狭い場所で撮影する場合には、状況変化を捉えるため、頻繁に視点を変えることをお奨めします。ストーリーにとって最適なアングルが確保できるなら、最初に被写体の片側から撮影し、次には逆の方向から撮影する、という方法も考えられます。しかし、広い場所で撮影する場合は、被写体の片側に視点を固定する方が良い結果が得られます。
例えば、森でのハイキングの様子を撮影する場合には、被写体が常に同じ方向に歩く様子を表現した方が良いでしょう。そうすれば、論理的な手法にかなうシーケンスの流れが表現できます。被写体が目的地に到着した後、そしてピクニックなど目的地での活動を撮影した後に、被写体を反対方向に向けて撮影すれば、出発地点に戻る様子を表現できます。視点や方向を頻繁に変えると、映像が分断されて観客が混乱する恐れがあります。
構図
ファインダーを通してシーンの構図を注意深く決めることで、作品の品質は向上します。もしも(1)背景をきちんと整理し、(2)カメラの焦点をひとつの対象物だけに合わせて、(3)水平をきちんと正しく取って撮影することができれば、その撮影はすでに成功したも同然です。
背景が整然としていれば、被写体に焦点を合わせるのが簡単になります。空を背景とした低いアングルからの撮影、または地面や水面を背景とした高いアングルからの撮影では、背景に目障りな要素が入り込むのを防ぐことができます。これは、人物のクローズアップに特に効果的な手法です。
オート露出制御のカメラを使用して空を背景にした撮影を行う場合は、被写体の正面、または側面に光が当たっているかどうかを確認して下さい。曇りの日には、空を背景にした撮影はしないで下さい。そうでないと、作品が冴えのない灰色の仕上がりになってしまいます。
撮影を開始する前に、必要に応じてカメラまたは被写体の位置を変え、より良い背景を確保して下さい。目障りな要素の多くを背景から排除することが常に可能だとは限りません。被写体が多少雑然とした背景のある場所に移動したとしても、カメラは被写体の動きを追わなければなりません。
どのシーンでも、表現したいことをひとつに絞るようにしましょう。そうすれば、観客の関心を持続させることができます。また、ほとんどのシーンの写真的な品質を向上することができるばかりでなく、それぞれのシーンの持つメッセージを簡潔に表現することもできます。ひとつのシーンに観客の関心を引くようなものが三つも四つもあると、観客は混乱し、関心も薄れてしまいます。ストーリーの展開に必要な被写体の動きを捉えることだけに専念し、他のことは忘れましょう。
撮影中は、ファインダー越しに見える水平線をきちんと水平に保つように注意して下さい。(ピサの斜塔を撮影する場合を除きます。)水平線が傾斜したり被写体が傾くと、不安定な映像になります。
その場の明かりを利用した撮影
最も簡単で自然な撮影方法は、その場の光源だけを利用して撮影することです。専門的には、屋外のまぶしい太陽光がその場の明かりということになります。しかし、ここでお話ししたいのは、その場の明かりが日中の屋外撮影で得られる明るさを下回る場合の撮影についてです。
これには、テーブルやフロアランプからの光、照明器具、蛍光灯、フラッドライト、スポットライト、ネオンサイン、ろうそく、暖炉といった光源が含まれます。また、窓から差し込む日差しやスカイライトもこれに含まれます。つまり、家庭、学校、教会、博物館、レストラン、体育館、そして夕方、または日が落ちてから屋外などで遭遇する、ありとあらゆる光を利用した撮影を意味します。
その場の明かりを利用した屋内撮影
その場の明かりを利用して被写体を撮影する場合、その明るさは千差万別であることから、高感度フィルムと、暗い状況にも十分対応できるカメラを使用する必要があります。
ほとんどの場合、映画用照明、またはその他の補助的な光源を使用した屋内撮影には、中庸感度のタイプAのフィルムが適しています。コダクローム40ムービーフィルム(タイプA)がこれにあたります。
スチルカメラとムービーカメラのメンテナンス
スチルカメラもムービーカメラも、その最大の敵のひとつは埃です。埃は、画像が不鮮明になったり、シャッターが動かなくなったり、フィルムが汚れる、といったトラブルの原因となります。
カメラレンズ
窓ガラスが汚れると外の景色がぼやけて見えますが、カメラのレンズにも同じことがいえます。レンズに埃や指紋が付着すると映像が不鮮明になります。カメラにレンズキャップが付いている場合には、 埃やキズからレンズを保護するためにレンズキャップを装着するか、またはフィールドケースを使用して下さい。カメラの取り扱い説明書に従って、レンズのクリーニングをすると良いでしょう。
まず、ちりや埃を注意して吹き飛ばすか、カメラ用ヘアブラシで払います。次に、レンズの表面に息を吹きかけて、柔らかい清潔なリント布で優しく拭き取ります。ティッシュを小さく丸めて、柔らかい状態にしたものを使用しても構いません。 このとき、レンズに指が触れないようにして下さい。溶剤を使用してクリーニングする場合は、必ずカメラのレンズ用に開発された溶剤を使用して下さい。眼鏡用として出まわっている化学処理されたティッシュは、レンズを痛めることがありますので使用しないで下さい。 また、レンズを構成する部品の間に染み込むことがありますので、レンズクリーナーをレンズに直接吹き付けないで下さい。
まず、レンズのクリーニングに使用するティッシュにレンズクリーナーを一、二滴たらしてから、湿ったティッシュでレンズを優しく拭き取ります。 (カメラの内部からレンズの裏側をクリーニングすることが可能であれば)レンズの表面 と裏面の両方を手入れして下さい。交換可能なレンズを搭載したカメラの場合、レンズを取り外して両面をクリーニングして下さい。ただし、レンズそのものは分解しないようにしましょう。
カメラの他の部分をすべてクリーニングした後に、レンズをクリーニングすることをお奨めします。こうすれば、他の部分をクリーニングしている間に、埃がレンズに付着することもありません。カメラに専用のレンズキャップがついている場合は、 他の部分をクリーニングする間、キャップを装着しておくと良いでしょう。もちろん、カメラを使用しないときは、必ずレンズカバーを閉じたり、レンズキャップを装着しておきます。
フィルターとファインダーレンズのクリーニングも同様に行なって下さい。これらが汚れていると、映像品質が劣化します。
カメラボディー
ちりや埃がカメラ内部に入りこむと、映像に汚れが写ったり、シャッターが動かなくなることがあります。カメラ内部に入りこんだ埃を除去するには、ゴム製のブロアーを使って吹き飛ばすか、柔らかいブラシで払います。フィルムのパーフォレーションが破損して、その破片がレンズとフィルムの間に落ち、貴重な映像にダメージを及ぼすことがあります。新しいフィルムを装填する前に、必ずカメラを点検して下さい。フィルムスプールの空洞部分とスプロケットの内部や周囲をクリーンに保つようにして下さい。
カメラボディーの表面に付着したちりや埃が内部機構に悪影響を及ぼす可能性はわずかですが、この部分もクリーニングすると良いでしょう。ごく小さなちりがカメラの外部から侵入することも考えられます。
カメラ内部に砂が入るとカメラが作動しなくなることがあります。特に海岸での撮影では、砂や埃がカメラに付着しないように注意して下さい。
カメラのゲートとアパーチャー
ゲートとアパーチャーはムービーカメラを構成する非常に重要なパートです。ちりや、場合によってはフィルムの細かい破片がこれらに溜まることがあります。アパーチャーに溜まったちりやフィルムの細かい破片を放置すると、フィルム走行中にフィルムの感光乳剤が傷つけられたり、映像の一部が欠けることがあります。フィルムに傷がついたり、ちりなどが溜まると、鮮明な画像を映写することができません。
ゲートとアパーチャーのクリーニング方法については、カメラの取り扱い説明書に従って下さい。ゲートのクリーニングが可能な場合は、少し湿らせた布で汚れを拭ってから、柔らかいリント布で磨いて水気を拭き取ります。ゲートのクリーニングが不可能な場合は、カメラ修理の専門店に依頼して下さい。また、金属性の物体でゲートに傷をつけないように注意して下さい。
ゲートやアパーチャーから目の粗いちりや埃を取り除く場合は、柔らかいブラシやリント布を使用して下さい。埃がレンズの裏側に侵入するのを防ぐために、この作業はレンズのクリーニング前か、レンズを上方向に向けた状態で行って下さい。
手入れをしているにもかかわらず、ゲートやアパーチャーにどうしても埃が溜まる場合は、製造メーカーまたはカメラ修理の専門店に検査を依頼することをお奨めします。
バッテリーと電気接点
多くのカメラは、内蔵フラッシュ、露出計、電気モーターなどを作動するのにバッテリーを使用しています。ですから、バッテリーのテストや、バッテリー本体およびバッテリーとカメラの接点部分のクリーニングは非常に重要です。
機器の構造上、布を使ったクリーニングが難しい場合には、水で湿らせた綿棒などを使用します。多くの場合、バッテリーは、カバーをスライドさせてその下の部分に挿入するか、本体の側面に挿入するという設計になっているため、接点をクリーニングするのは簡単ではありません。しかし、バッテリーを挿入したまま、バッテリー挿入部分のカバーの開け閉めを数回繰り返すことで清潔に保つことができます。摩擦を利用して接点をクリーニングするわけです。接点のお手入れには、電気接点の表面のメッキがはがれてしまいますので、紙やすり、エメリークロス、爪やすりといった表面がざらざらしたものは絶対に使用しないで下さい。
カメラをしばらく使用しない場合は、腐食防止のためにバッテリーを取り外しておいて下さい。バッテリーを冷蔵室で保管すると寿命を長く保つことができます。冷蔵室で保管するときは、水気が付かないようにプラスチックできちんと包んで下さい。
接点部分のスプリングが極端に弱くなると、バッテリーの電極とうまく接触しなくなることがあります。こうした場合には、爪やすりや小型のねじまわしを使用して接点をわずかに曲げて、バッテリーが正常な位置に収まるように調整します。接点がへこんだ場合は、クリップで作ったフックなどを利用すると、接点を持ち上げることができます。
保管
カメラをしばらく使用しない場合は、バッテリーを取り外して、キャリングケース、または段ボール箱に入れて保管して下さい。カメラボディー、レンズといったパーツは、布製のバッグや靴下などに入れて保管して下さい。布は30分程度直射日光にあてて、乾燥した状態のものを使用します。多くのスチルカメラ、ムービーカメラに使用できる、専用のキャリングケースが販売されています。こうしたケースを使用することによって、カメラを衝撃から守り、レンズを清潔に保って傷がつくのを防ぐことができます。
また、(計器にバッテリーを使用するタイプのカメラの場合は)露出計に光が当たるのを防ぐことによって、計器のバッテリーを長持ちさせることができます。保管する場合は、高温になる場所や直射日光が当たる場所、また、水気や湿気のある場所を避けて下さい。車の中に放置する場合は、直射日光が当たらないように注意して下さい。フロントシートの後ろの床に置くと良いでしょう。リアウィンドウデッキやダッシュボードには放置しないで下さい。また、グローブボックスや車のトランクにも放置しないで下さい。これらの場所に放置すると、温度が異常に上昇し、カメラが変形したりフィルムが損傷する恐れがあります。
虫除けスプレーや防虫剤といった殺虫剤が、カメラ機器の保管に有効だと考える人もいます。しかし、殺虫剤は、昆虫と同様にカメラとフィルムにも甚大な被害をもたらします。これらの殺虫剤に含まれる化学成分は、カメラ本体とレンズを損傷し、フィルムの感光乳剤を硬化させます。カメラを保管場所から移動した後もその影響は残ります。化学物質がカメラ内部に侵入すると、その残留物はカメラ内部に留まって、フィルムの感光乳剤に悪影響を及ぼし続けます。
長期にわたって保管する場合は、数ヶ月に一度シャッターを作動させて下さい。シャッターを長期間作動させないとカメラの機構部分の潤滑がうまくいかず、シャッターが適切に作動しなくなることがあります。
レギュラー8(ダブル8)フィルム
イーストマン・コダック社がレギュラー8フィルムの製造を中止してから長い年月が経過しましたが、その間何度もこのフォーマットの復活を望む声を受けてきました。そして、他の供給業者によって、このフォーマットが継続されていることを知りました。興味をお持ちの方は下記へお問い合わせ下さい。
[国内]
シネヴィス
神奈川県相模原市津久井町中野46-4
042-780-6288
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レトロ通販
東京都墨田区亀沢4-12-9
03-3829-2776 |
[海外]
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(707) 678-2942 |
イーストマン・コダック社以外の製品に関する品質保証はできませんのでご了承下さい。
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