
第10回「ザ・コダック・フィルムスクール・コンペティション」の優勝者が決定 世界各地で映画製作を学ぶ才能ある学生を表彰
2009年の「ザ・コダック・フィルムスクール・コンペティション」の優勝者4名が決定しました。優勝者は、AFI(アメリカン・フィルム・インスティテュート)のクリス・フライリッヒさん(米国)、映画撮影学校のアトゥエイ・ヴィヴェロスさん(メキシコ)、ドルトムント専門大学のアンジェイ・クロルさん(ドイツ)、北京電影学院のリュウ・イーツェンさん(中国)です。
今年で10回目となるこのコンペティションは、映画・映像製作を学ぶ学生の方々がシナリオを映像化する際の創造性と撮影技術を評価するものです。
最終審査は、ジョン・ベイリー氏(ASC)が務めました。ベイリー氏は70本を超える作品にクレジットされている世界的に有名なシネマトグラファーです。イーストマン・コダック社 エンタテインメント イメージング事業部 ワールドワイド エデュケーション セグメント マネージャー、ウェンディ・エルムズは次のように述べています。「ベイリー氏は経験豊かなシネマトグラファーで、次世代の映画製作者の育成にも積極的です。ベイリー氏が審査員を務めてくださることで、コンペティションの質は大きく向上しました。応募者は、映画の可能性に対するベイリー氏の深い理解から多くを得ることができます」
応募作品では様々な題材がとりあげられました。米国のフライリッヒさんの『ハーフ・ケ二ス』は、1945年、戦時の強制収容所から脱出する若い兄弟の物語です。メキシコのヴィヴェロスさんの『死んだ子供達の歌』は、海辺にある古い小屋で、アルコールに浸りながら過ごした鬱々とした夏を回想した作品です。ドイツのクロルさんの『バースデイ』では、父親が息子の5才の誕生パーティーを回想します。中国のイーツェンさんの『事故』は、交通事故で出会った2人の人間の運命を描いています。
各地域の優勝者は、2010年の1月にフランスで開催されるクレルモン-フェラン国際短編映画祭への旅に招待され、受賞作品はコダック ショートフィルム ショーケースで上映されます。また、同映画祭ではセッションやイベントにも参加でき、映画業界で人脈を作るチャンスが得られます。
エルムズは次のように述べました。「若い映画製作者達は、ジョン・ベイリー氏のような力量のある審査員や仲間に、自分の作品を評価してもらう必要があります。私達は、そのための機会を提供することで、次世代のシネマトグラファーを応援したいのです。このコンペティションは、コダックが実施する世界中の学生に対する支援策の一つです。」
なお、今回の日本代表には、2008年度に日活芸術学院を卒業された春木康輔さんが撮影された『手塚』(16mm作品/カラー/20分、飛澤将監督)が選ばれていましたが、残念ながら最終審査での受賞には至りませんでした。
2000年に始まった「ザ・コダック・フィルムスクール・コンペティション」は、映画・映像製作を学ぶ学生の方々がシナリオを映像化する際の創造性と撮影技術を評価するもので、応募作品は、学生がフィルムで撮影した作品に限ります。アジア太平洋地域、ラテンアメリカ地域、ヨーロッパ・中東地域、米国・カナダ地域で映画製作を学ぶ学生の方々、ならびに卒業後1年以内の方々が対象です。まず国内審査で各国代表が選ばれた後、各国代表作品による最終審査へと進み、最終審査にて各地域ごとに1名の優勝者を選びます。本コンペティションは、若く才能のある映画製作者の方々に国際的な評価を得るチャンスを提供することで、キャリア形成を応援するものです。
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