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Kodak Student Filmmaker Program


 
コダック スチューデント フィルムメーカーズ ハンドブック

センシトメトリーの情報を理解する

透過濃度 (D)とは、フィルム乳剤中の色素や銀が光を制御する度合いを示します。カラーフィルムでは、シアン色素の濃度は赤色光を制御する度合いを示しており、マゼンタの濃度は緑色光を、イエローの色素の濃度は青色光を制御する度合いを示します。透過濃度は、現像処理済みのフィルムにあてられた光 (Po) と、フィルムを通過した光 (Pt) の比の常用対数で算出することができます。

D = log 10   Po

Pt

濃度の測定値は、あてられた光の分光拡散率、フィルム画像の分光吸収率、測定器の分光感度によって変化します。測定器の分光感度が人間の目に近い場合、その濃度は 可視濃度 と呼ばれ、デュープフィルムかまたはプリントフィルムに近ければ、プリント濃度 と呼ばれます。

透過濃度の測定には2 通りの方法があります。

Figure 2
図 2
  • 拡散濃度 ( 図 2) は、フィルム面に対して直角に投射された光と、全ての透過光との対比で得られます(垂直光束:入射光束)。受光器は全ての光が均等に集められ、測定できるように置かれます。この方法は、密着プリンターに類似しています。 ただし、この場合、プリンターの 受光体 はフィルムです。
Figure 3
図 3
  • スペキュラー濃度 ( 図 3) は、フィルム面に直角に投射された平行光束の透過光のうち、垂直成分のみを測定することで得られ、オプチカルプリントやスクリーン映写に類似しています。

実際のフィルム使用条件をシミュレートするため、映画用フィルムがポジプリントフィルムに密着焼きされる場合には、通常、全拡散濃度値が使われています。スペキュラー濃度値は、フィルムがオプチカルプリントされる場合や、直接映写される場合をあらわすのに適しています。しかし全拡散濃度値は、カラーフィルムの密着焼きとオプチカルプリントの両方で日常的に使われており、カラーフィルムの場合、全拡散濃度とスペキュラー濃度はほぼ等しくなります。というのは、カラーフィルムの色素が持つ拡散効果は、白黒フィルムの乳剤中の銀が持つ効果に比べてわずかだからです。



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