ロールの種類
映画用フィルムの感光乳剤は、54インチ幅の長く巻かれたフィルムベースに塗布されます。これら54インチ幅のマスターロールは、製造完了段階で縦に細く裁断され、1本のフィルムとなります。各マスターロールには番号が付けられ、裁断されたそれぞれのストリップにも参照用の番号が付けられています。1本のフィルムに裁断された後、フィルムにはパーフォレーションがあけられ、所定の長さにカットされます。
ダイレクトプロジェクション用の、コダックおよびイーストマン16mmカメラフィルムの中には、シングルのサウンドカメラに使えるようにべース側のパーフォレーションが無い方のエッジに沿って、0.100インチ幅の磁気録音用トラックが設けられ、ベース側のパーフォレーションの有るエッジに沿って、細いバランスストライプが設けられているものもあります。缶がテープで封をされ、箱に包装される前に、コダックおよびイーストマン映画用フィルムは、コア、またはスプールに巻き取られ、フィルムの終わりがテープで止められ、黒いプラスチック性の袋で包まれます。この袋
はフィルムが光に当たるのを防ぎ、清潔さを保ち、缶の中にぴったり収める役割を持っています。
フィルム缶の外側に使われているテープは、新しく製造されたばかりのフィルムが、製造時の湿気量を保てるように、空気と湿気が缶内に侵入しないように設計されています。内容物の確認のため、テープと缶の両方にIDコードが付けられています。テープ、缶のラベル、フィルムに記されているIDコードの説明は、 「フィルムの識別」の所にあります。
データシート上の「入手可能なロール」の項には、特定のフィルムタイプ毎のロールの種類が記載されています。
最初の欄のカタログナンバー(CAT No.)は、コダックに注文する際にもっとも重要な情報となります。カタログナンバーによって、乳剤の種類、フォーマット、長さなどが特定できます。例えば、CAT No.124 6636 は、あるひとつの製品、つまり、イーストマン カラーネガティブフィルム5247 (35mm )、乳剤面内側、パーフォレーション1866ピッチ、フィルム識別番号ECN718 の100フィート巻き、を指します。
その次の識別番号(品番)の欄には、乳剤の種類を示す3文字(上の例ではECN )と3桁の仕様番号(同じく718)が書かれています。仕様番号にはフィルム幅、パーフォレーションタイプとフォーマット、使われているコアやスプール、あるいはマガジンの種類、そして巻き方などの情報が含まれています。通常、この番号はフィルムの長さについては言及していません。
最後の品名やパーフォレーションの欄には、フィルムの長さやコアの種類、巻き方などが明記されていますので、フィルムを特定する際の参考となります。
尚、フィルムのデータシートが必要な場合は、コダック社ウェブサイト から、または、コダック株式会社にご連絡下さい。
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