映画用語の解説
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GAIN, SCREEN(ゲイン、スクリーン): スクリーンの持つ、光の反射能力の測定値。完璧なスクリーンは、スクリーンに当たる光全てを、あらゆる方向に反射します。そのようなスクリーンは 1.0のゲインを持つと言いますが、しかし実際上は、ワイド画面を持つマットスクリーンのほとんどが、大体 0.85のゲインを持っています。金属性、または指向性を持った特殊なスクリーンは、普通のマットスクリーンに比較して約 15倍の光を反射することができますが、一般的に観賞角度が非常に限られていて、ほとんどの場合劇場用には向いていません。
GAMMA(ガンマ): 画像コントラストの測定値。特性曲線の勾配の直線部分を表します。
GATE(ゲート): カメラ、プリンター、映写機のフィルムが露光されるアパーチャー部。
GATE TENSION(ゲートテンション): 映写機のゲート部の、調節可能なスプリングが組み込まれたレールによって作られるフィルムの動きに対する抵抗力。
GAUGE(ゲージ): 生フィルムのフォーマットを指します。例えばスーパー8、16mm、35mmなど。
GELATIN FILTER (GEL) (ゼラチンフィルター(ジェル)): 光を吸収する色素を含んだ、ゼラチンシート製のライトフィルター。
GENEVA MOVEMENT(ジェネバムーブメント): 映写機の中で、フィルムの間欠的な動きを作り出す機械装置。この動きを作り出しているものは、四つのスロットを持った星型の輪に間欠的に掛かる、回転するカムとピンです。これはジェネバクロス、あるいはマルチーズクロスとも言われます。ピンとスロットがかみ合うとき、間欠スプロケットを持った星型の輪のシャフトが 90度、または 1フレーム分回転します。普通の映写スピードでは、この間欠的な回転は 1秒間に 24回なされます。
GENLOCK(ゲンロック): カメラなどに内蔵されている同期信号発生器を入力信号と同期させロックするシステム
GLOVE(手袋): ラボで映画用生フィルムや新しいリリースプリントを取り扱う際に使われる、白く、糸屑の出ない木綿製の手袋。
GOBO(ゴーボー): 調節できるアームのついたスタンドに取付けられる不透過性の表面を持つパネル。光の当たる部分を制限するため、またはカメラのレンズに光が直接当たらないようにするために使用されます。
GRAININESS(粒状性): 普通の条件で見た場合に、画像が、見分けがつく粒子でできているように見えるような、写真像の特性。これは、それ自体では普通は見えないほど小さい銀粒子が、集合したり、「固まったり」することから起きます。
GRANULARITY(粒状度): 濃度計で測定することができる写真像の不均等性。
GRAY CARD(グレーカード): 一般に売られている、18%の反射率を持ったカード。視覚的には中性、あるいは黒と白のちょうど真ん中に当たる中性灰色に見えます。
"GREEN" PRINT(「グリーン」プリント): 乳剤面がまだ少し軟らかいような、現像処理をしたばかりのプリント。もしエッジワックスを使ってリュブリケーションしないまま映写すると、パーフォレーションに損傷をきたすことがあります。
GROOVED TOOTH(歯の溝状減り): 磨耗の結果、間欠スプロケットの歯の引き下ろし側の基部についた溝状の減り。普通どんな歯にも現われます。直ちにフィルムの損傷が起きるわけではありませんが、スプロケットを取り替えたほうが良いでしょう。
GROSS FOG(グロス フォグ): フィルムベース濃度と乳剤のかぶり濃度を足したもの。Dmin (最小濃度)やベース プラスフォグとも呼ばれる。
GUIDE RAILS(ガイドレール): フィルムが映写機のゲートを通過する際に、横揺れが起きるのを抑えるため、映写機の鋏み口の両側についている垂直のレール。
GUIDE ROLLER(ガイドローラー): 映画用フィルムが、カメラ、プリンター、映写機を通過する際に、その位置を安定させるために使われる、フランジ付きのあらゆるローラー。
GUILLOTINE SPLICER(ギロチンスプライサー): スプライシングテープを使ってフィルムのスプライスをする場合に使われる装置。
H&D CURVE(エイチ アンド ディー カーブ): 露光量の対数とそれに対応するフィルム濃度をプロッティングしたグラフ。センシトメトリー学を創生したハーターとドリフィールドの名にちなんでこのように名づけられた。
HALATION(ハレーション): 写真用フィルムやプレートの欠陥。フィルムに画像を形成する光が乳剤を通過して散乱したり、または乳剤、あるいはベース面で反射することにより起きます。この散乱光は、特に光源の像付近、または明瞭なハイライト部分で、局部的なカブリを生じる原因となります。
HALIDE(ハロゲン化物): 塩素、臭素、ヨウ素といったハロゲンの化合物。
HARD(ハード): (1) 写真感光乳剤、または現像液に対して使われる言葉で、ハイコントラストを持っているという意味。 (2) セットの照明に対して使われる言葉で、鏡のような、あるいは強いはっきりとした深い影と、眩しいほどのハイライトを言います。
HARD LIGHT(ハードライト): 強く堅い、はっきりとした影を作る、指向性を持った光線からできた光。時にはスペキュラーライトとも言われます。
HARRY(ハリー):クォンテル社の高性能なデジタル エフェクト システム。2次元および3次元のアニメーション グラフィックには図形の変形や色を変える機能がある。( Paintbox (ペイントボックス) 参照)
HAZE FILTER(ヘイズ フィルター): 青色光や緑色光を吸収する効果をもつフィルターのこと。
HDTV(エイチディーティーヴィー): 高精細度テレビ。現行の標準テレビ方式に比べ、約 2倍の解像度をもつ。
HEAD END, HEADS(ヘッドエンド、ヘッド): フィルムを上映するために映写機にかけるとき、画像が逆さまになったリールの始めの方のこと。
HEAD- RECORDING(ヘッドレコーディング): テープレコーダー、およびプリンターや映写機の電磁石を用いて、テープや、フィルムにコーティングされた磁気テープにレコーディングすること。
HEAT FILTER(熱フィルター): アーク光源から放射される、目に見えない熱エネルギーを、映写機のフィルム面に届く前に反射させたり、吸収したりする光学的な装置。 Dichroic (ダイクロイック) を参照して下さい。
HEATER BARNEY(ヒーターバーニー): 寒冷地で撮影される場合に使われる、電熱装置が組み込まれた裏打ちのついたカメラカバー。
HERTZ (HZ)(ヘルツ): 周波数の単位。1ヘルツは1秒間に1回の周期を表わす。
HIGH-SPEED CAMERA(高速度カメラ): 1秒間に 24コマ以上のスピードで撮影できるように考案されたカメラ。スローモーション効果を得るために使われます。
HIGHLIGHTS(ハイライト): 視覚的に被写体の最も明るい部分、あるいは測光法的に見て被写体の最も強い照度を持つ部分。ネガ画像では最大濃度を持つ部分。ポジ画像では最少濃度を持つ部分。
HMI LIGHTS(エイチエムアイ ライト): メタルハライドランプは、元々水銀灯のカラーバランスを変える目的で金属のハロゲン化物が加えられたものである。色温度は約 5400ケルビンで、デーライトバランスのフィルムに用いられる。
HOLD(ホールド): 動きを静止させたり、止めたりすること。アニメーションでホールドをするには、同じセル、または同じ位置を数フレーム撮影することで得られます。
HOT(ホット): ある部分の強すぎる光、または極端に明るいハイライトを指します。
HUE(色相): 色自体の感覚。最も強い波長で測定されます。
HUMIDITY(湿度): 空気中の水分の有無を表す言葉。この場合、低い湿度とは砂漢の条件を言い表し、逆に、高い湿度とは熱帯雨林のような条件を指します。
HYPO (FIXER)(ハイポ(定着液)): チオ硫酸アンモニウムあるいはチオ硫酸ナトリウムを溶解した定着液の慣用名。
IDLE ROLLER(アイドルローラー): フィルムを正しく通過させるための、スプロケットを持たない空回りするローラー。
ILLUMINANT(発光体): フィルムを映写するため、あるいはフィルムを露光するために使われる光源。
IMAGE, LATENT IMAGE(画像、潜像): カメラ、またはプリンター内で、光が写真感光乳剤に働きかけることで形成される、目に見えない画像。
IMAGE ORIENTATION(画像の定位): 投影された画像がスクリーン上に正しく形成されているか、サウンドトラックがフィルムの正しい位置にあるかを確かめる、ラボの機能。
IMAGE SPREAD(イメージスプレッド): 光をフィルムにあてた時、結像された画像のエッジをわずかに越える光のこと。
IMAGE STRUCTURE(イメージ構造): 乳剤がいかに忠実で精確な像の記録ができるかを測定したもの。
IMBIBITION PRINT(色素転染法プリント): 特殊なクリアーフィルムベースあるいは印画紙を使い、レジスターされたマゼンタ、シアン、イエローの染色マトリクスフィルムを転染することで作られたプリント。テクニカラー処理やコダック ダイトランスファー処理がこれにあたります。
IN-BETWEENS(インビトゥイーンズ): はっきりした動作と動作の間にある線描画。スタジオアニメーションでは、アシスタントアニメーター、またはインビトゥイーナーがこれらの線描画を担当します。
INDEPENDENT(インディペンデント): スタジオで働くことを望まないアニメーター。自分のフィルムを製作するために一人で仕事をする人。
INFRARED(赤外線): スペクトラムの長波部分で不可視光の放射線をさす。
INTEGRAL DENSITY(インテグラルデンシティ): 入射光が、色素ではなく、カラー画像の内在吸収性によってどのように影響されるかを測定する方法。積算濃度。
INTEGRAL DYE MASKING(インテグラルダイマスキング): 色の表現力を高めるために、それぞれの異なったカラードカプラーを使うこと。マスキングカプラーは、中間色は保ったままで、より明るく、濃い色を作ることができます。
INTENSITY, LIGHT(強度、光): 光源の力(強さ)を表す言葉。光源によって放射される可視光線の総量。
INTERLOCK(インターロック): 映写機とサウンドレコーダーを電気的につなぐ装置。ポストプロダクションの作業中、タイミングやぺース、シンクロなどを確かめるために、編集されたフィルムとサウンドトラックを見るときに使われます。
INTERMEDIATE(インターメディエイト): デュープを作るためのみに使われるフィルム。カメラフィルムは含まれません。
INTERMEDIATE SPROCKET(インターメディエイトスプロケット): 映写機のアパーチャー部にある間欠的に回転するスプロケット。露光サイクルが終わると、
フィルムを移動させる役目をします。
INTERMITTENT(間欠): 映写機を通過するフィルムの間欠的な動き(24fps)のように、連続的ではなく、等しい(時にはランダム)間隔が置かれた動き。
INTERNEGATIVE (DUPE NEGATIVE)(インターネガティブ(デュープネガ)): カラーネガから作られたカラーデュープネガ。リリースプリントを作るために使われます。
INTERPOSITIVE(インターポジティブ): カラーマスターポジティブプリント。
IN THE CAN(イン ザ キャン): 撮影が完了したことを表わす言葉で、予告編や印刷物にこう記述される。同じ意味で "That's a wrap" も用いられる。
INFRARED(赤外線): スペクトラムの長波部分で不可視光の放射線をさす。
INSERT EDIT(インサート編集): 電子編集の一種で、編集作業にはあらかじめ記録されているコントロールトラックを用い、新しい映像はインサートする形で収録されていく。
INTERLACE(インターレース): テレビ画面を飛び越し走査で構成する方式。NTSCの場合は約 1/60毎秒で1フィールドを完成させる。テレビ画面は 2フィールドで完成した 1フレームになる。従ってNTSC方式のフレームレートは約 30fps となる。
INTERMITTENT MOVEMENT(間欠輸動): カメラ、映写機、プリンターなどのメカニズムで、フィルムの 1コマを一旦停止させ、また輸動させて次の1コマを送る機構をさす。
IPS(アイピーエス): Inches Per Second。インチ毎秒。
ISO(アイエスオー): Intemational Standards Organization の略。国際標準化機構。
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