映画用語の解説
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f-NUMBER(f ナンバー): レンズの相対的絞りの値を表すナンバー。例えば、1.7の相対的絞りを持つレンズは f/1.7と記されます。f ナンバーが小さくなるほど、レンズはより多くの光を透過させます。
FADE(フェード): 撮影中あるいは撮影後に行なわれる映画用フィルムの露光方法。フェードインの場合は、最小濃度から始まってそれが予定された長さまで進むと、互いに連続するフレームが、段階的にその前のフレームよりも多くの露光を受けつつ、シーンの普通の露光に達します。この時点から続くフレームは、残りのテイクと同じ一定の露光が与えられます。フェードアウトの場合はこの順序は逆になります。
FALL-OFF(フォールオフ): スクリーンの中央から端、角に向かって明るさが徐々に減る現象。
FAST(ファスト): 高感度。この言葉は写真処理全般、例えばオプチカルシステムや乳剤、現像液等にも使用されます。
FEATHERED LIGHT(フェザーライト): 中心軸から外れた光。光のパターンの外側の弱い部分が被写体を照らすことになりますので、影になったり、フォールオフが生じます。
FERROTYPING(フェロタイピング): フィルムロールの不適切な乾燥や、凝結から起こるまだら状になった乳剤面。
FIELD OF VIEW(被写域): フォーカルプレンのカメラアパーチャーで捉えることができるカメラ前のシーンの範囲。レンズの焦点距離とカメラから被写体までの距離によってその範囲は変化する。
FIELD (VIDEO)(フィールド): 半分のみ完成している画像(またはフレーム)のことで、奇数または偶数番号の走査線がすべて含まれた状態で1枚の画像が完成する。
FILL LIGHT(フィルライト): シャドー部にあてる補助光。
FILM (motion picture film)(フィルム(映画用フィルム)): 一方の端、または両端にパーフォレーションを持つ、薄く、柔軟性のあるフィルムで、連続した画像あるいは写真像を形成する能力のある感光層を持っています。 Raw stock(生フィルム) を参照して下さい。
FILM BASE(フィルムベース): 通常、透明で、柔軟性があり、感光乳剤が塗布される支持体。
FILM CAN(フィルム缶): ロールやスプール、リール等に巻かれたフィルムを収納するために作られた容器。
FILM CEMENT(フィルムセメント): 溶剤作用と、それに続く溶接作用によってフィルムを重ねて接合するのに使われる溶剤と、固形物の混合物。
FILM EXCHANGE(フィルム交換所): Exchange(交換所) を参照して下さい。
FILM FOOTAGE ENCODER TIME CODE GENERATOR(フィルムフーテージタイム コードジェネレーター): キーコード リーダーが読み取ったデータをSMPTEタイムコードに関連させて変換する電子装置。テレシネの3 :2プルダウンにおいて、このデータをフーテージ カウントおよびオーディオ タイムコードと共に画面上に表示することができる。RS 232出力でコンピューターに VITC LTCの記録が可能。
FILM GATE(フィルムゲート): カメラ・プリンター・映写機の内部でアパーチャープレートと圧力を作り出す構成部品。
FILM GAUGE(フィルムゲージ): 映画用フィルムの標準サイズの幅。
FILM IDENTIFICATION CODE(フィルム識別コード): フィルムタイプを示す文字。
FILM NUMBER(フィルムナンバー): すべてのフィルム製品に付けられている識別コードナンバー。
FILM-TO-TAPE TRANSFER(フィルム トゥー テープ トランスファー): 映像をフィルムからビデオテープに変換する処理。
FILM PATCH(フィルムパッチ): 破損したパーフォレーションなどのような、フィルムの損傷を修理するのに使われる透明な材料。
FILM PERFORATION(フィルムパーフォレーション): フィルムの長さ方向に、一定の間隔を置いて打たれた穴。カメラ、映写機、その他の機器でフィルムを送るためにピン、ペグ、スプロケットに引っ掛かるようにできています。
FILM SPEED(フィルム感度): Emulsion Speed (乳剤感度) を参照して下さい。
FILM WEAVE(フィルムの揺れ): フィルムの両端がずれること、またはカメラやプロジェクターのゲートを通過する際の不定、不要なフィルムの動き。
FILTER(フィルター): シーン全体あるいは特定部分の色や濃度を強調、除去、変化させたりする目的でレンズや光源にかぶせるガラス、ゼラチン、その他透明な素材でできたもの。
FILTER LAYER(フィルター層): 写真フィルムで、乳剤の上、または下に塗布されて光のフィルターとして働く、薄く一定に着色された層。乳剤に到達する光の分光の質をコントロールします。
FINAL CUT(最終カット): ワークプリントあるいはサウンドワークプリントがミキシングされる前の最後の編集作業。
FINE GRAIN(ファイングレイン(微粒子)): 非常に小さな銀粒子を持った乳剤。
FIRST PRINT(ファーストプリント): 画像とサウンドの両方を持った最初のトライアルな合成プリント。画像とサウンドの質をチェックするためのプリント。
FIXING BATH (HYPO)(定着浴(ハイポ)): フィルム中にある未露光のハロゲン化銀結晶を除去する溶液。さらにカラーフィルムの場合、露光された部分から銀を除去した後、そこには像を形成する色素だけが残る。
FLAG(フラッグ): GOBO (ゴーボー) を参照して下さい。
FLAKING(剥離): フィルムのエッジから乳剤のごく一部が剥がれ落ちる(欠け落ちる)こと。フィルムが映写機のゲートを通過する際に、画像部分にこれが付着する傾向があります。フィルムの剥離は、適切なエッジワックスリュブリケーションしないことに起因します。
FLANGE(フランジ): フィルムをガイドするために使われる、ローラーの縁。また、フィルムの巻き戻しで、フィルムをコアに巻き取るために使われる大きなディスク。ねじることで1つになる1対のフランジ(ディスク)は、分割リールとも呼ばれます。
FLASHING(フラッシング): フィルムを現像する前に、フィルムに均等な露光をわずかに与え、コントラストを低くする方法。
FLAT(フラット): 画像のコントラストが弱すぎる場合、その画像は「フラット」であると表現されます。フラットな画像は必ずしも全体の濃度スケールに影響を及ぼすというわけではありません。このことから、画像のハイライト部分、あるいはシャドー部分、またはその両部分だけが「フラット」である、ということがあります。
FLUTE: EDGE WEAVE (エッジウェーブ) を参照して下さい。
FLUTING(フルーティング): フィルムの外側のエッジが膨張する現象。
FLUTTER(フラッター): サウンドにおいて、フィルム、あるいはテープの走行の不安定から起きる、周波数の瞬間的な変化。
FLYSWATTERS(フライスワッター): GOBO (ゴーボー) を参照して下さい。
FOCAL LENGTH(焦点距離): レンズの中央から、光線が通過して一点に集まるポイント(焦点)までの距離。
FOCAL PLANE(フォーカルプレーン): レンズのフォーカスを通って屈折した光線がシャープな画像を結ぶ面。
FOCUS(フォーカス): スクリーン、あるいはカメラのフィルム面にシャープな画像を結ばせるためにレンズを調節すること。
FOG(カブリ): ネガ、あるいはプリントが変色したり黒っぽくなったりすること。またはリバーサル感材が変色したり、白っぽくなったりすること。原因は、誤って光やX 線に露出したり、現像過多になったり、使用期限を過ぎたフィルムを使ったり、フィルムを蒸し暑い場所に保管したりすることなどです。
FOLEY(フォーリー): 現実感を高める効果として付加されるサウンド。例えば靴音、鳥のさえずり、荒い息遣いなど。
FOLLOW FOCUS(フォローフォーカス): 動く被写体に焦点を合わせるために、撮影中に焦点を変化させること。
FOOTAGE(フーテージ): フィルムの長さを測る方法、つまり上映時間のこと。90フィートの 35mmフィルムは 1分の上映時間に相当します。35mmフィルムのフーテージは、多くのスタジオでアニメーターの1週間分の仕事量を測るために使われています。また、アニメーターはシーンの長さを表すのに秒、分の単位を使わず、フィートを使いますので、20秒のシーンと言わずに 30フィートのシーンと言うのが通常です。
FOOTAGE NUMBERS(フーテージナンバー): エッジナンバーとも言われます。あらかじめ露光するか、インクでプリントするなどの方法で、フィルムのエッジのパーフォレーションの外側かあるいは間に、一定間隔を置いて、連続する数字が付けられています。
FOOTLAMBERT(フートランバート): 米国の照度の単位(1フートランバート=3.425カンデラ/平方メートル)。 Candela (カンデラ) を参照して下さい。
FORCE-PROCESS(増感現象): アンダー露光を補うために、現像時間をノーマルタイムより長くして処理すること。
FOREGROUND(前景): カメラの前のシーンの一部。カメラのアパーチャーの範囲内の、カメラに一番近い物体に占有された部分を表します。
FOREHARDENED FILM: 高温現像処理向けのフィルム。
FORMAT(フォーマット): 映画のフレームの画面分割比、あるいはサイズ。
FPM(エフピーエム): 1分あたりのフィート数。フィルムの撮影速度を表わすのに用いる。
FPS(エフピーエス): 1秒あたりのフレーム数。1秒あたり何枚の画像が露光されるかを表わす。
FRAME(フレーム): 映画用フィルムの1枚1枚の画像のこと。
FRAME-BY-FRAME(フレームバイフレーム): 撮影において、フィルムがそれぞれ個別に露光されること。完成フィルムの中で物体が動いているように見せるため、1回ごとの露光前に物体を変化させて行なわれます。カメラの前で行なわれている演技を撮影するために、フィルムがカメラの中を一定の早さで走行する一般的な撮影方法とは異なっています。
FRAME COUNTER(フレーム カウンター): 露光されたフレーム数をカウントするインジケーター。
FRAME LINE(フレームライン): 映画用フィルムの隣接する画像フレーム間にあるライン。
FRAME LINE MARKING(フレームラインマーク): フィルムのエッジに四つのパーフォレーションごとに付けられたマーク。フィルムをスプライスする時にフレームに画像が写っていなかったり、フレームラインが見えない場合に使われます。70mmフィルムでは五つのパーフォレーションごとに小さな穴が開けられています。
FRAME (VIDEO)(フレーム(ビデオ)): 2フィールドから成る完成した 1枚のテレビ画像。約 29.97ヘルツ(カラー)または 30ヘルツ(白黒)で作られる。
FRAMESTORE(フレームストア): 一般に "フリーズフレーム" と呼ばれるテレビ静止画像を保存し、表示する目的で作られたデジタル機器。 (Still Store (スチル ストア) 参照)
FREEZE FRAME(静止フレーム): 投影されたときに、一つのフレームが静止しているように見せるため、1枚の画像フレームを繰り返すオプチカルプリントによる効果。
FREQUENCY RESPONSE(周波数特性): 音の帯域全てを再生する光学サウンドトラックの能力。
FRONT END(フロントエンド): リリースプリントを作る前の、アンサープリント段階までの製作、準備の全ての仕事を指す一般的な言葉。
FULL-COAT(フルコート): 片面が録音媒体で覆われた、磁気フィルム。
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