映画用語の解説
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M
N | O | P |
Q | R | S | T | U | V | W | X | Y | Z

T-GRAIN EMULSION(T粒子乳剤): これまでのようなハロゲン化銀結晶に替わり、タブレットのような形状の結晶でできた感光乳剤。これにより微粒子の高感度フィルムを作ることができます。
T-STOP(ティー絞り): レンズの光透過率を表わすために通常用いられる f 絞りは、レンズ表面の反射やコーティングがあるため正確な数値ではなく概算値でしかない。一方、T 絞りは、アパーチャーを通過する光の真の透過量を示したものである。
TAF(タフ): テレシネ アナリシス フィルム。テレシネの基本的なセットアップを行うために用いるリファレンス用の画像が映し込まれたフィルム。
TAIL ENDS, TAILS(テールエンド、テール): フィルムの終わり。テールが外側になっている場合は、映写前にフィルムを巻き戻ししなくてはなりません。
TAKE(テイク): ある演技の完璧な撮影をするために、特定のシーンが 1回以上繰り返されたり撮影されたりする場合、シーンのそれぞれの記録、あるいはシーンの繰り返しの記録は「テイク」と言われます。例えば、ある特定のシークエンスの 7番目のシーンが 3回撮影されたとすると、それらの記録はシーン7、テイク1 : シーン7、テイク 2 : シーン7、テイク 3というように呼ばれます。
TAKEUP REEL(巻き取りリール): 映写機で、既に映写されたフィルムが巻かれるリール。
TAPE SPLICE(テープスプライス): フィルムの両面に付けられる、特殊なスプライシングテープで行なわれるフィルムスプライス。
TAPE SPLICER(テープスプライサー): 特殊なスプライシングテープを使ってフィルム接合をするように作られた装置。ほとんどの場合パーフォレーションのないテープを使い、スプライスが行なわれた後、パーフォレーションが開けられます。
TECHNICOLOR(テクニカラー): リリースプリントを作るために使われた三色転染法の商標名。アメリカやヨーロッパではもう使われてはいませんが、中国ではいまだに商業的に使われています。
TECHNIRAMA(テクニラマ): テクニカラーによって開発された 70mmリリースプリント技術。1.5 :1 の横幅の圧縮比を持った、横長のダブルフレーム 35mmネガからプリントされました。35mm縮小プリント画像は1.33 :1 の圧縮比を持ち、シネマスコープ用の機材を使って映写すると、2 :1 の画面分割比を作り出しました。2.2 :1 の分割比で上映されるための 70mmプリントもありました。
TECHNISCOPE(テクニスコープ): 普通のネガ画像の約半分の高さの画像を持つ 35mmネガから 35mmアナモフィックプリントを作るようにしたシステム。特殊なハーフフレーム(2パーフォレーション)プルダウンカメラで撮影されました。プリントの際にネガ画像は普通の高さに引き伸ばされ、同時に 2.35 :1の分割比を持つ一般のアナモフィックプリントを作るため、普通のプリント画像の幅に圧縮されました。システムが考案された主な理由は、ネガの生フィルムを節約することでした。
TELECINE(テレシネ): 映画用フィルム画像をビデオ信号に変換する装置。
TENSION(テンション): フィルムの直線的動きに対する抵抗。映写機、カメラ、その他のフィルムを扱う機材に組み込まれている、テンションパッド、ドライブスプロケット、巻き取りドライブモーター、スプリングローテッドガイドレールなどのようなものによる引き戻す力によって起こります。
THIN(薄い): 写真画像に対して使われる場合、低い濃度を持っている、という意味です。フィルムの物理的分野に対して使われる場合は、ある特定のロールの直径に対して、より多くのフィルムを巻けるようにするための、「薄い」フィルムベース材料。
35 MM FILM(35mmフィルム): 35mmの幅を持つフィルムで、一つのフレームの両端に四つのパーフォレーションを持ち、画像フレームとサウンドトラック部分はパーフォレーションの内側にあります。
THREAD(スレッド): 映写機、カメラ、その他のフィルムを扱う機材に指定されている通路にフィルムを通すこと。レーシングとも呼ばれます。
3-D(3D): スクリーンに投影された、あるいはプリントとしてみることができる 3次元画像(立体画像)に対して一般的に使われる言葉。これまでいくつかが劇場で上映されましたが、観賞に必要であったメガネから来る不快感が、他の機械的な制限と共に、現在のシステムを単に珍
しいものという地位にまで落としてしまいました。
THROW(スロー): 劇場での映写で、映写機のアパーチャーからスクリーンの中央までの距離をいいます。
TIGHT WIND(固巻き): シンチマークやその他の損傷の危険にフィルムをさらすことなく安全に取り扱いやシッピングができるしっかりしたロールを作るため、リール、あるいはコアにきつく巻かれたフィルムに関する言葉。
TIME BASE CORRECTOR (TBC)(タイム ベース コレクター): ビデオテープ素材を再生する際に、不安定なビデオ信号を修正するためメモリやクロック
回路を搭載した電子システム。
TIME-FOG CURVE(時間 - カブリ曲線): 現像時間を段階的に変化させた時の、カブリが変化する割合を示したグラフ。
TIME-GAMMA CURVE(タイム - ガンマ曲線): 現像時間を段階的に変化させた時の、ガンマ特性が変化する割合を示したグラフ。白黒フィルムあるいはポジティブフィルムの最適な現像時間を決定するために利用する。
TIME-LAPSE MOVIE(微速度撮影): 数時間あるいは数日間にわたる対象物の変化の様子を短い時間で再現する撮影手法。一定した時間間隔で1フレームずつ撮影していく。
TIMING(タイミング): シーンからシーンヘの一定した色を得るため、フィルムの色をバランスさせるラボの作業。また、デュープの時に露光の設定を調節することも含みます。
TITLE(タイトル): 映画の名称、または称号。また、映画に関するインフォメーション、メッセージ、またはストーリーを観賞者に伝える目的で、映画に入れられた文。
TODD-AO(トッド-AO): 高解像力、シャープで高輝度な 2.2 :1 のスクリーン画像を作り出すため、Magna Pictures Corporation と American Optical Company によって開発された、平面の 70mmプリントシステム。特別にデザインされたカメラで露光された 65mmネガからプリントが作られました。サウンドは 4本の磁気トラックに設けられる 6本の磁気サウンドトラックで再生されます。TODD AO は、商業的に成功した最初の 70mmフィルムであると考えられており、最初に登場したのは 1955年の「オクラホマ」が公開された時です。
TOE(足部): 特性曲線の下の部分。露光量の一定変化と共に、勾配が徐々に上昇するところ。
TONE(トーン、階調、色調): プリントのある部分を見た場合、明るさや暗さがどれだけなめらかに再現されているかを示した度合い、または数値。色について言う場合は、白黒フィルムとカラー写真の両方共に、映像の色に関する調子を指す。冷たい(青っぽい)、または温かい(赤っぽい)色調などと言う。
TRAILER(トレーラー): (1) それぞれのリリースプリントリールのエンド部分に通常ついているフィルム。題名、パート、リールナンバーが書いてあり、数フィートの映写用リーダーがついています。 (2) 予告編、あるいはその他のメッセージが入った短いロール。
TRANSITION(推移): 一つの話から次の話への移り変わり。普通、映画の画面転換は観客の関心を失うことなく、滑らかに、迅速に行なわれます。そして映画全体を通したムードに常に対応しています。
TRANSMITTANCE(透過率): 媒体によって透過された入射光の量。普通はパーセント透過率として表現されます。
TRAVEL GHOST(トラベルゴースト): 映写機のシャッターが正しく調整されていないときに起こる状況。スクリーンでは、シャッターが速いか遅いかにより、明るい部分が、周囲の隣接した暗い部分の上や下に伸びて、「ゴースト」を作り出します。 TIMING(タイミング) を参照して下さい。
TRAVELLING MATTE(移動マット): オプチカルプリンティングにより前景のアクションを、別に撮影された背景の上にスーパーインポーズするプロセス。
TRIANGLE(トライアングル): 木、または金属製の三つの側面を持ったフレーム。三脚の足の拡がりを制限するため、三つの脚の位置を抑えられるようにできています。
TRIMS(トリム): 色補正全体に使われるマニュアルプリンターのコントロール。また、映画に撮ったショットで使われていない部分。普通は製作が完了するまで保管されています。
TRUCK(トラック): カメラが被写体に向かっていく(トラックイン)ように見せたり、遠ざかっていく(トラックアウト)ように見せたりするカメラの動き。これと同じ効果は、実際のライブアクション映画ではズームと呼ばれます。
TRUCKING(トラッキング): ショットの進行に合わせてカメラを動かすこと。普通はドーリーか、カメラサポートを持った他の乗り物が使われます。目的はぺースを合わせるということと、動く被写体の画像サイズを一定に保つということです。
TUNGSTEN LIGHT(タングステン光): 電気的にフィラメントを熱することにより発光する照明。安定したスペクトル分布が得られる。
TWIST(ツイスト): 乾燥した空気の中で、乳剤面が内側に巻かれているときに、フィルムの緩い巻きによって新しいプリントに起こる現象。もし同じ条件下でフィルムの乳剤面を外側にした場合、うねりは一方のエッジからもう一方のエッジヘと交互にはならず、お互いに直接真向かいとなります。 EDGEWEAVE (エッジウェーブ) を参照して下さい。
TYPE C(タイプ シー): 1インチ幅のビデオテープに記録する SMPTE 規格のフォーマット。
TYPE K CORE(タイプ ケー コア): 外径 3インチ、内径 1インチのプラスチック製コア。1000、2000、3000、4000フィートのネガティブ、サウンド、プリントフィルムに使われる。
TYPE T CORE(タイプ ティー コア): 外径 2インチ、内径 1インチのプラスチック製コア。400フィートまでの 16mmフィルムに使われる。
TYPE U CORE(タイプ ユーコア): 外径 2インチ、内径 1インチのプラスチック製コア。様々な種類の 35mmネガ、サウンド、プリントフィルムに使われる。
TYPE Y CORE(タイプ ワイ コア): K コアと同サイズだが、より堅牢に作られており、ほとんどのカラープリントフィルムで使われている。
TYPE Z CORE(タイプ ゼット コア): 外径 3インチ、内径 1インチのプラスチック製コア。400フィート以上の 16mmカメラフィルムおよびプリントフィルムに使われる。
|