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コダック スチューデント フィルムメーカーズ ハンドブック

映画用語の解説

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PAD ROLLER(パッドローラー): スプロケットにフィルムを抑えつけるために考案されたローラー。

PAINT SYSTEM ('PAINTBOX')(ペイント システム(ペイントボックス)): モニター上に映像を創り出すための電子装置。ワークステーションを用いて、電子ペン、ソフトウェアなどのツールで映像に色を付けたり、組み合わせたり、加工したりする。

PAINTBOX(ペイントボックス): クォンテル社が開発したコンピューター グラフィックス システムの商標。転じて、一般的なコンピューター グラフィックス システムを指していう場合にも用いられるようになった。Harry (ハリー) を参照。

PAL (PHASE ALTERNATION BY LINE)(パル): ドイツで開発された、欧州、オーストラリアなどで用いられているカラーテレビジョン伝送方式。水平走査線数は 625本、1秒間25フレーム。

PAN(パン): 風景をスキャンしたり、演技を追う場合、カメラが垂直に移動したり、水平に移動しているように見せるカメラの動かし方。アニメーションでは、絵をカメラの下で移動させることで同じ効果が得られます。

PAN SHOT(パンショット): 「パノラマ」が由来。カメラで一度に見ることができない広さの範囲をカバーするショット。カメラをパンニングさせることで全体をスキャンさせます。

PANAVISION 35(パナビジョン35): 2倍の圧縮比を持ったパナビジョンアナモフィックレンズを使って撮影を行う、35mmネガフィルムを使った 35mmプロセス。35mmの密着プリントはシネマスコープのようなアナモフィックシステムと互換性を持っています。

PANCHROMATIC (PAN) FILM(全整色性(パン)フィルム): オリジナルのシーンに含まれるすべての色を、人間の視覚と同じ相対的な明度で捉えることができる感色性をもった白黒フィルム。可視光の全波長域に感光性がある。

PARALLAX(パララックス): カメラワークにおいて、ビューファインダーはその光学軸と共に、レンズの光学軸からいくらか離れてマウントされているものがあり、その結果、フレーミングの際に思わぬ間違いを起こしたりすることがあります。

PATH OF ACTION(アクションパス): ひとつの場面を通したキャラクターの動き。レイアウトに使われます。

PEAK DENSITY(ピーク濃度): 吸収が最大となる波長。

PENTHOUSE, PENTHOUSE HEAD(ペントハウス、ペントハウスヘッド): 磁気サウンドヘッドに付けられた一般的な名称。 Magnetic sound head(磁気サウンドヘッド) を参照して下さい。

PERFORATION DAMAGE(パーフォレーション ダメージ): フィルムのパーフォレーションが裂けたり、切れそうなぐらい引き延ばされているような状態。拡大鏡で見つけることができるほど小さなものにも注意が必要である。

PERFORATIONS(パーフォレーション): 映画用フィルムの長さ方向全体にわたって開けられた、一定の間隔を持ち、正確な形を持った穴。これらの穴はカメラ、現像機、映写機内をフィルムが走行する際に、フィルムを送り、安定させる様々なスプロケットやピンの歯と噛み合うようになっています。

PERSISTENCE OF VISION(視覚の持続性): 非常に早く動く一連の静止画を、1枚1枚の画を非常に短い時間網膜に残し、画像同士が重なり合うことで一つの動く画像として捕える目の性質。この現象のため、映画の連続した投影画像を、実際の連続した動きとして見ることができます。

PERSPECTA SOUND(パースペクタサウンド): 専用の再生装置を使って、三つのサブトラックを持つ1本のオプチカルサウンドトラックのそれぞれを左、中央、右に振り分け、ステレオ再生を作り出す録音システム。このシステムは普通の1本のトラックを再生する装置と互換性があります。

PHENAKISTISCOPE(フェナキスティスコープ): 動きを出すために、鏡の前に連続した線描画をディスクの端に描いたものを使用する初期のアニメーション装置。

PHOTO CD(フォト シーディー): 写真画像(静止画)をデジタルフォーマットで保存する光ディスク。フォト CDプレーヤーにより TVモニター上に画像を再生することができる。画像の簡単な加工処理も可能。

PHOTOCELL(受光素子): 可視光線で変調されると、電気信号を発生する素子。アンプを通せばスピーカーを鳴らすことができます。

PHOTOGRAPHIC SOUND TRACK(フォトグラフィックサウンドトラック): OPTICAL TRACK (オプチカルサウンドトラック) を参照して下さい。

PHOTOMETER(光度計): 光の強度を測定するために使われる電子光学装置(ライトメーター)。

PIN(ピン): フィルムを露光する際、あるいは次のフィルムフレームに送る際にパーフォレーションにかみ合わせる歯車のようなカメラの機構。

PIN REGISTRATION(ピン レジストレーション): 画の揺れに関係するフィルムの専門用語。オプチカル処理やテレシネで、1フレームを完全に正しい位置に止めるための機構。何層もの画像を合成するような特殊効果では、この精度が特に重要となる。

PITCH(ピッチ): (1) 波長の周波数によって決定される音の属性。 (2) フィルムのパーフォレーションの中央から次のパーフォレーションの中央までの距離。またはネジの一つの溝から次の溝、あるいは螺旋の一つの曲線から次の曲線までの距離。

PIXEL('PICTURE ELEMENT')(ピクセル(画素)): テレビモニター上に表示するデジタル画像を構成する最小の単位。微少なドット状をしている。フルカラーで再現されるピクセルには、人間の視覚特性に合致した赤、緑、青の三原色が組み合わされている。1枚の画像を構成するピクセル数はシステム毎に違い、多くなればなるほど解像度が高くなる。

PIXILATION(ピクシレーション): 変わった動きの効果を得るため、実際の背景と俳優がフレームバイフレームで撮影される、ストップモーションテクニック。

POLALITE (3D)(ポラライト(3D)): 最初にユニバーサルインターナショナルから発表された、3次元効果を出すために必要な二つの画像が、一つのフィルムに入った 35mm3D立体上映方式。特殊な偏光メガネは依然として必要でしたが、このシステムは 3D映写工程を単純にし、2本のフィルムと 2台の映写機を使う際にでる問題を大きく改善しました。

POLARIZING FILTER(偏光フィルター): 反射を抑制したり、空の明るさを調節するために用いる透明な材質のフィルター。

POLYESTER(ポリエステル): E.I. Dupont de Nemours & Co. (Inc.)において開発されたポリエチレンテレフタレートの名前。フィルムベースの材料として、より優れた耐久性と、引き裂き特性を持っています。デュポン社の映画製品の商品名は Cronarであり、コダック製品の商品名は ESTAR ベースです。

POSITIVE FILM(ポジフィルム): 主にマスターポジ、あるいはリリースプリントを作るために使われる映画用フィルム。

POSITIVE IMAGE(ポジ画像): 撮影された被写体の持つ、本来の光と影が、そのまま現われる写真的な複製。被写体の明るい部分は低い濃度で現され、暗い部分は高い濃度で現されます。

POST-PRODUCTION(ポストプロダクション):編集、現像、プリント、ルーピングなどの撮影完了後のフィルムになされる仕事。

POSTSYNCHRONIZATION(ポストシンクロ): 画像完成後に行われるサウンドトラックの録音。

PREMIER SYSTEM(プレミア システム): プリントに適した高解像度で静止画像を作成、加工できるコダック社のデジタル イメージシステム。

PRESYNCHRONIZATION(プリシンクロ): 製作開始前に行われるサウンドトラックの録音。フィルム撮影の際に、あらかじめ録音されている音と演技を同期させます。

PRIMARY COLOR(原色): 青、赤、緑の光の色。混合することでほとんど全ての色を作ることができます。

PRINTER LIGHTS(プリンター ライト): 加色式プリンターの光源で、光量の調節が段階的にできる。

PRINTER POINTS(プリンター ポイント): プリンターの光の強さを調節した値。

PRINT FILM(プリントフィルム): 映写のために、サウンドトラックとポジ画像を持つように考案されたフィルム。

PRINTED EDGE NUMBERS(印字エッジナンバー): ラボでプリンティングマシンを使って付けられた、フィルムのエッジナンバー(普通は黄色)。

PRINTING(焼き付け): 光エネルギーを露光することによって動画像をフィルムに映すこと。

PRINTING FLOWCHARTS(プリンティング フローチャート): 映写プリントを作成する焼き付け作業の各段階を示した図表。

PRINTING TAPE(プリンティングテープ): プリント光量を変える際のインフォメーションが打たれている、パーフォレーションのついたテープ。

PROCESSING(現像処理): ネガ画像、あるいはポジ画像を作るため、露光済みフィルムを現像、定着、水洗する工程。

PROCESS SCREEN PHOTOGRAPHY(スクリーン撮影): ブルー(またはグリーン)スクリーンの前の俳優、小道具などの被写体をフィルムあるいはビデオで撮影すること。後処理で、背景となるブルー(グリーン)の部分はデジタルやオプチカルによる特殊効果技術により他の素材と入れ替えられる。

PROCESSING TIME(処理タイム): コンピューターのデータ処理に要する時間。

PRODUCER(プロデューサー): 映画の行政的なことを担当する人。普通は予算、スタッフ、法手続き、配給、スケジュールその他の責任者。

PRODUCTION(プロダクション): 完成した映画の基となる、全てのオリジナルの材料の製作工程を表す一般的な言葉。大まかな言い方では完成フィルム。

PRODUCTION SUPERVISOR(プロダクション スーパーバイザー): プロデューサーのアシスタント。一般的な管理行政の仕事を担当。

PROJECTION(映写): 視覚的、あるいは聴覚的またはその両方で観賞するため、光学的な手段や透過光を用いて映画を上映する工程。

PROJECTION SPEED(映写スピード): 映写機を走行するフィルムの速さ。サウンドフィルムでは全て 24フレーム/秒が標準となっています。

PROTECTIVE LEADER(保護用リーダー): フィルムリールの始まり、あるいは終わりにつけられている未露光のフィルム。

PROTECTIVE MASTER(保護用マスター): オリジナルが破損した場合、デュープネガが作れるようにしたマスターポジ。

PROUD EDGES(プラウドエッジ): 堅く巻かれたフィルムロールで、スムーズな表面に突き出た反りのきつい二回りほどのフィルムの巻き。ダメージを受けやすい。

PULL-DOWN CLAW(かき落とし爪): 露光と露光の間にフィルムを 1フレーム送る金属製の爪。

PUSH PROCESSING(増感現像): フィルムの露光指数(感度)を意図的に増加させて処理すること。



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