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コダック スチューデント フィルムメーカーズ ハンドブック

映画の構成要素

もしあなたができばえのいい映画を作りたかったら、ターゲットとする視聴者や配給チャンネルを絞る以外に、上映時間、有名タレントを使う場合と業界人を使う場合のメリット、デメリット、それにフィルムの内容などを深く検討する必要があります。

上映時間

映画の上映時間と配給方法には、非常に深い関係があります。

教育映画では、一般的に15分から30分の上映時間が適切です。多くの場合、映写機を準備する時間に手間取ってしまうことが多く、このためあまり短い映画は敬遠されるのです。

一方、成人対象となると、むしろ 15分未満のものが好まれます。

従って、自分の映画の対象となる視聴者に合わせた上映時間というものを慎重に選ぶ必要があります。大人と子供の両方に最大限活用したい場合には、二種類の長さや異なるバージョンを作ることさえあります。

有名タレントと業界人・専門家の起用

映画製作におけるあなたの仕事の一つとして、出演者に有名なタレントを使うか、それとも業界人や業界の専門家を使うか決めることがあります。どちらを使っても、それぞれのメリットはあります。タレントのインパクトを優先するか、経費削減を優先するかです。

有名なタレントよりも優れた業界人や専門家に出演してもらったほうがいい結果につながる場合があります。その理由は、視聴者はタレントの顔や声よりもメッセージの内容に注目するからです。

有名タレントを使う場合は、次のようなマイナス面も頭に入れてください。そのタレントはクライアントの競争相手の映画にも出演する可能性があります。これは信用問題に発展します。また必要な時に必要なタレントのスケジュールが合わない場合や、ギャラが高すぎることもあります。また不祥事などで人気が落ちたり、死亡したりする場合もあり、そうなると映画がとたんに古臭くなってしまいます。

しかし一方で、適切な有名タレントを使う特別な映画もあります。それはスキー、ボウリング、カーレース、サッカー、アメリカン・フットボール、野球などの人気スポーツです。

映画の内容

映画の内容は、大衆に近づくことが最も重要であるというクライアントの気持ちと、その目的について同じように理解しているという映画製作者側のこれら二つの気持ちが、一体になったものでなくてはなりません。残念ですが、映画製作者のなかには、賞を獲って自分が有名になることだけにエネルギーを注ぐ人がいます。その映画の内容や製作技術は、彼個人の目的のためにいっそう片寄ったものとなってしまいます。そのため、クライアントやスポンサーの目的とは多少違った映画ができてしまうこともあります。しかし忘れないで下さい。あなたの本来の目的は、クライアントの期待の全てに応えることなのです。



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