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新しくデザインされたコダックテレシネ アナリシス フィルム(TAF)です。エンジニアはテレシネのセットアップやメンテナンスの際の分析用リファレンスとして、カラリストはテレシネコントロールのセンタリングや調整用のスターティングポイントとして使用します。
TAFは、1984年に発表されると同時に、テレシネのセットアップと分析のための業界標準になりました。新しいフィルムの導入のたびに、コダックは各フィルムタイプをサポートするTAFをご用意してきました。
TAFは、エンジニアやカラリストの方々から、最適なトランスファー クオリティを得るための有効なツールであるとの評価を頂いています。
エンジニアにとってのTAF
- テレシネハウスにおけるテレシネの調整と、適切なセットアップのリファレンスとして使用します。
- 複数のテレシネルームで行う作業に一貫性を持たせるために使用します。
- テレシネのログマスキング回路を調整するために使用します。
カラリストにとってのTAF
- 最小限の調整で、フィルム画像を最適化できるようテレシネコントロールをセットアップするために使用します。
- 飽和度の高い基本色やフィルム上のブラックやホワイト、中間色を高品質に再現するために使用します。
- テレシネ装置の設定のズレを監視するために使用します。
TAFの仕様
コダック製の映画用フィルムを使用し、繰り返すフレームで構成。
1ロール約12フィート。
TAFのフレーム構成
- 水平の8色カラーバー テストパターン
- 水平の8ステップ グレースケール
- 周囲に16のグレーパッチ
(LAD(ラボラトリー エイム デンシティ)を得るために相対ログ値0.75で露光されています)
TAFのセットアップ手順(準備作業)
準備作業
- セカンダリー カラーコレクションをすべてクリアーにします。
- ログマスキングを推奨ポジションにセットします。( 一般的に、ネガの場合には7または0、インターポジティブまたはローコントラストプリントフィルムの場合には0にします。)
- バーチカル アパーチャー コレクションをノーマルにセットし、特殊効果をクリアーにします。
- ゲートがクリーンな状態であることを確認し、オープン ゲートでテレシネをシェードします。
- テレシネテスト信号を使って、プライマリー カラーコレクション(リフト、ゲイン、ガンマ)をセンターに合わせます。
- TAFを、乳剤面を内側(A巻き)にしてロードします。
リフト、ゲイン、およびガンマの設定
エンジニア向けの設定ガイドライン
TAFのグレースケールとプライマリーコントロールのみを使い、3つのカラーチャンネルすべてにおいてリフト、ゲイン、ガンマを下記の値に調整します。こうすることで、広範囲に渡るテレシネの分析に整合性が得られると共に、複数のテレシネルームの機器のパフォーマンスに一貫性を持たせることができます。典型的な波形モニターについては図1、3、5を参照してください。
『コダック VISION3 シリーズ』向けのTAFは、白のパッチ(Step 8)が今までよりも1絞りオーバーで露光されています。したがって、このTAFを使用して指定のIRE値にテレシネをセットアップすると、ハイライトのディテールは得られますが映像全体がローコントラストに見えます。この状態をスターティングポイントとしてお好みのコントラストのポジション、ハイライトのディテールに調整してください。『コダック VISION3 シリーズ』の特長である拡張されたハイライトのラチチュードを生かすことができます。
| TAFグレースケール |
ボルト数 |
IRE |
| ステップ 1(フィルム上のブラック) |
0.05 V |
7.5 |
| ステップ 8(フィルム上のホワイト) |
0.70 V |
100 |
| 周辺のグレーパッチ |
0.39 - 0.42 V |
55 - 60 |
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(コンポジットRGBの値) |
カラリスト向けの設定ガイドライン
TAFのグレースケールとプライマリーコントロールのみを使い、3つのカラーチャンネルすべてにおいてリフト、ゲイン、ガンマを下記の値に調整します。このセットアップ値の範囲は、エンジニア向けのものに比べ意図的に狭くしてあります。これらの値は、良好に露光されたフィルムを対象とした調整のスターティング
ポイントを示すものです。しかしながら、変換を最適化するためには、セカンダリー カラーコレクションおよびコントラスト調整が必要となる場合もあります。
| TAFグレースケール |
ボルト数 |
IRE |
| ステップ 1(フィルム上のブラック) |
0.05 V |
7.5 |
| ステップ 8 (フィルム上のホワイト) |
0.56 V |
80 |
| 周辺のグレーパッチ |
0.32 - 0.35 V |
45 - 50 |
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(コンポジットRGBの値) |
注意 : リフト、ゲイン、ガンマの調整は相互に干渉し合います。推奨値になるまで繰り返し微調整してください。適正に調整されたTAFのグレースケールは、かなり直線的に見えます。典型的な波形モニターについては図2、4、6を参照してください。
TAFの主目的は、エンジニアのために常に安定したリファレンスを提供し、カラリストがフィルム画像を補正するための良好なスターティングポイントを提供することです。TAFは、特定のニーズにも容易にカスタマイズできる機能的なツールです。
TAFの各色が、ベクトルスコープの各ボックスに対応していることを確認してください。カラー サチュレーションは、エンジニア向けには図7、9で示されたベクトルスコープパターンに近似しなければならず、色の調整のためには図8、10で示されたパターンに近似しなければなりません。(TAFカラーバー の項目を参照)
TAFの8ステップグレースケール
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ステップ |
相対ログ |
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1 |
0 |
フィルム上のブラック |
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2 |
0.3 |
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3 |
0.6 |
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4 |
0.9 |
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5 |
1.2 |
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6 |
1.5 |
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7 |
1.8 |
フィルム上のホワイト |
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8 |
2.1※ |
 ※『コダック VISION3 シリーズ』向けの TAFではStep 8は相対ログ2.4で露光 されています。
露光量1 : 125 の露出レンジ(または7絞り分)
グレースケールを使い、フィルムが適正にビデオ信号に変換されるようテレシネを調整します。シングル ラインで表示できる波形モニターがこのような調整作業には便利です。グレースケール トラッキングとサブキャリアバランスのためのリファレンスとして、グレースケール全体を使ってください。
| 典型的な波形モニター(エンジニア向け) |
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| 図 1 |
| 典型的な波形モニター(カラリスト向け) |
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| 図 2 |
TAFをスキャンした時の典型的なRGBコンポーネント波形モニター
| 典型的な波形モニター(エンジニア向け) |
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| 図 3 |
| 典型的な波形モニター(カラリスト向け) |
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| 図 4 |
TAFの1フレームをスキャンした時のNTSCコンポジット波形。 サブキャリアノイズが最小限に抑えられ、 ホワイトおよびブラックのレベルが最適化されています。
| 典型的な波形モニター(エンジニア向け) |
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| 図 5 |
| 典型的な波形モニター(カラリスト向け) |
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| 図 6 |
TAFの1フレームをスキャンした時のPALコンポジット波形。 サブキャリアノイズが最小限に抑えられ、 ホワイトおよびブラックのレベルが最適化されています。
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