コダック グレー カード プラスは、 オリジナルフィルムのライティングを最良の状態で再現する調整に役立ちます。
これにより、時間を節約することができ、「このシーンはどのように見えるだろうか?」と思い悩む作業から当て推量の部分を取り除くことができます。
このカードはまた、 コダック テレシネ エクスポージャー キャリブレーション(TEC)フィルムの標準的なリファレンスとなり、
シネマトグラファーにとっては客観的な露光情報となるトランスフ ァーポイントを提供します。
調整用のリファレンスとしてコダック グレー カード プラスを使用する
常にカードの中央の部分を18%ニュートラル グレーに調整します。
これにより、それに続くシーンの変換のためのリファレンスが得られます。
- コダック テレシネ アナリシスフィルム、その他の基本的なリファレンスを使ってコントロールをセンターに調整します。
- コダック グレー カードプラスの最初のショットを見つけて、ライティングが変更されていないか確認しながら進めます。
- カードの白、グレー、黒の部分のボルト数またはIRE値を、下記に示された値に設定します。
- これらの設定を、グレー カードによって対象シーンの調整のために使います。
もし必要ならば、全体のカラーおよびコントラストを改善するために補正を行います。
- 将来的にまた呼び出して使えるよう、設定を保管しておきます。
- 次のシーンのカードに進み、それに応じたセットアップを行います。
コダック グレー カード プラスのための設定値(ノーマル露光時)
注意 : 下記の数値は、コンポーネントRGBの値です。
また、IREの値は、コンポーネントRGBボルト数のパーセンテージを表しています。
(0~700mVが0~100%に相当します。)
| |
ボルト数 |
IRE |
白 |
0.56 V |
80 |
黒 |
0.32 V |
45 |
グレー |
0.14 V |
20 |
注意 : シネマトグラファーが、例えば着色ゼラチン、火、ローキーなどで特殊なライティングを設定した場合、
または特殊なレンズフィルターを使った場合には、カード上のライティングはシーンにマッチしません。
しかしながら、カードのグレーの部分を18%ニュートラルに調整すれば、変換時において目的の効果を再現するのに役立ちます。
コダック グレー カード プラスを
トランスファーポイント決定のためのリファレンスとして使用する
以下に、グレーカードをコダック テレシネキャリブレーション(TEC)フィルムとともに使う場合の基本的な手順を示します。
より詳しい解説については、TECフィルムのユーザーズ ガイドを参照してください。
- テレシネ変換するネガロールに映されているコダック グレー カード プラスの最初のショットを見つけます。
- 以前にメモリに保管しておいたTECフィルムの設定値を呼び出します。
- カードのグレー部分から波形モニター上のレッド、グリーン、ブルーの値を読み取ります。
注意 : この時、 ズームインやグレーカードのサイズ変更はしないでください。
- ボルト数またはIRE 値を、TECフィルム変換テーブルまたは自動読取システムを用いてトランスファー ポイントに変換します。
ノーマルに露光された18%グレーカードでは、 RGBのトランスファー ポイントは25-25-25 です。
ここで、タイマーがタイミング値を使うのと同じ方法で露光を検証することができます。
Tストップ1は、約7タイミング値、または7トランスファー ポイントに等しくなります。
したがって一般的に理解されている露光と数値との関係が成り立ちます。
注意 : カードが、「より暗いか、より明るい調整」、または「特殊なライティングや露光コントロール」のためのリファレンスとして撮影された場合には、
そのカードは、トランスファー ポイントを決定するための正確なリファレンスにはなりません。
このようなケースでは、シネマトグラファーはもう一度カードを撮影し、それを露光のリファレンスとすることが必要です。
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