ベース
透明なエスターベース。
暗室での取り扱い
セーフライトの使用は、十分なテストを行ってから作業を行ってください。15ワット電球に、コダックセーフライト フィルター No.3(暗緑色)またはNo. 10(暗いアンバー)を付け、フィルムから1.2m (4フィート)以上離してお使いください。No. 10フィルターを使用する場合、フィルムに対する過度な照射は避けてください。
フィルムの保存
未使用のフィルムは、13℃(55゜F)以下の温度で保管してください。
未使用フィルムを6ヶ月以上保管する場合は、
18℃ (0゜F) 以下の保存するようにします。露光済フィルムは、
すみやかに現像して下さい。現像処理済みフィルムの保存については、
ANSI/PIMA IT9.11-1998或いはSMPTE RP131-1998で推奨されている方法に従い、
中期の保存(10年前後の保存)の場合、温度25℃ (77゜F)以下、
相対湿度20から50%で保存し、長期保存の場合(恒久的な保存)、温度21℃ (70゜F)以下、
相対湿度20から50%で保存してください。
通常の保存の場合(そのフィルムを使用することが多い場合)は、温度25℃ (77゜F)以下、
相対湿度50±5%で保存するようにします。この場合、フィルムを最大限に活用するためには、
保存状態よりもむしろその取り扱いに注意を払うべきです。3色分解されたセパレーションフィルムは、
同一の環境に保存して下さい。スタチック(静電気)、塵埃の付着、カール等の問題は、
一般的に相対湿度が高いほど最小限に抑えることができます。使用後は、
できるだけ早く中期あるいは長期保存の状態にフィルムを戻すようにして下さい。
露光条件およびフィルター
次に示す手順にしたがって、このフィルムの使用条件を選択してください。
LADとHD-LDのガイドラインとしても、一貫した選定のために活用してください。
いずれのガイドラインも、テスト結果に基づいて最新の情報に更新されています。
加色法プリント
ここでは、標準的な加色法ランプハウスとダイクロイック フィルター/ミラー、
ブルー セパレーションを作成するためのブルー露光用照明ビームにコダック ラッテン ゼラチン
フィルター No. 2B、レッド セパレーションを作成するためのレッド露光用照明ビームにコダック
ラッテン ゼラチン フィルター No. 70を使用することを想定しています。
デュプリケーション ネガティブの作成には、ブルー露光用照明ビームにラッテン
フィルターNo. 2Eではなく、ラッテン フィルター
No. 2Bを使うように標準の加法ランプハウスを再度セットアップしてください。
減色法プリント
次に挙げるコダック ラッテン ゼラチン フィルターを使ってください。
レッド セパレーション 色分解用 No.70
グリーン セパレーション 色分解用 No.99
ブルー セパレーション 色分解用 No.98
露光フィルターによって、フィルムの特性曲線が変わります。
デュプリケーション ネガティブの作成にあたり、レッド露光用照明ビームにラッテン
フィルター No.70を、グリーン露光用照明ビームにラッテン フィルター No.99、
ブルー露光用照明ビームにラッテン フィルター No.47BとNo.2Eを使います。
ラッテン フィルター No.98は、No.47BとNo. 2Bのフィルターと同等ですが、No.2Eはカラー
インターミディエイト フィルム用のUVフィルターであるため、デュプリケーション
ネガティブの露光方法が異なります。
プリント露光の調整
コダック パンクロマチック セパレーション フィルム 2238は、イーストマン パンクロマチック
セパレーション フィルム SO-202と感度バランスが異なるため、SO-202フィルムの場合の露光に対して、
補正作業を行う必要があります。
レッド
- 加色法光源でプリントする場合、ニュートラル濃度の+40から-1.00の光度に設定します。この差異が生じるため、SO-202フィルムではラッテン フィルター No. 70をお勧めできません。
- 減色法プリントの場合、SO-202フィルムと同じ露光手順で構いません。
グリーン
- ニュートラル濃度の+4から-0.10の光度に設定します。
ブルー
セパレーションのプリントと現像
次の手順を実行して、R、G、Bの最適なコントラストを得るための現像時間を求めます。
イーストマン ラボラトリー エイム デンシティー (LAD)
フィルムを含むループ状の連続したフィルム(または光学式プリンター用にLADの1フレーム)を、
R(ラッテン フィルター No. 70を使用)、G、Bの各チャネルを使って、2238フィルムに露光します。
連続した現像時間になるように、十分な長さの映像フィルムを露光します。
SO-202フィルムの露光時間を基準に、最低30秒刻みで露光時間を調整します。
ステータスMのデンシトメーター(濃度計)を使って、LAD、低濃度値(LD)、高濃度値(HD)
の各パッチを読み取ります。パッチは、LADの女性の画像の横にある3つの大きなパッチです。
LDパッチが上部(LADの女性の頭上横)、HDパッチが真中、LADパッチが一番下になります。
レッド光の露光からステータスMのレッドの濃度値を、グリーン光の露光でグリーン濃度値、
ブルー光の露光からブルーの濃度値をそれぞれ測定します。
R、G、BのセパレーションごとにLADパッチの濃度を測定します。
この測定の目標値は、次の通りです。
レッド 1.10
グリーン 1.40
ブルー 1.50
ここでLADの目標値は、一定時間で測定する各セパレーション値とします。
R、G、Bの各セパレーションの露光時間を使って、オリジナル カラー
ネガティブのLADパッチから測定した各HD-LDデルタ濃度に対する最近似値(±.03)を求め、
プリンターの露光時間をその時のLADの目標濃度値に調整します。ラッテン フィルター No.70、
No.99、No.98を使ってセンシトメーター(感光度計)で露光し、
各セパレーションが次に示すステータスMのガンマ値となるように現像処理します。
ステータスM ガンマ値
| レッド光露光 0.90-0.95 |
| グリーン光露光 0.90-0.95 |
| ブルー光露光 0.80-0.85 |
注:標準のD-96で21℃ (70゜F) で現像をおこない、
上記濃度とガンマ値は以下の条件で得られます。
| レッド光露光 6分 |
| グリーン光露光 5分 |
| ブルー光露光 4分 |
デュプリケーション ネガティブのプリント
前述の手順で作成したR、G、Bのセパレーションを使って、
LADとHD-LDの目標値の最近似値となるプリントを作成します。
SO-202フィルムの場合と同じで特に補正は必要ありません。
LADの結果値が、イーストマン EXR カラー インターミディエイト フィルム
5244/7244/2244で作成したデュプリケーション
ネガティブ(DN)のLAD許容値の範囲内となるように、プリント露光を調整します。
5244フィルムのDN LAD値は、次の通りです。
| レッド 1.00 +/ 0.10 |
| グリーン 1.45 +/ 0.10 |
| ブルー 1.55 +/ 0.10 |
この数値をスタートポイントとして、システムの特性や好み、作品に合わせて調整してください。
現像
このフィルムは、コダック デベロッパー D-96/D-97のいずれの現像液で処理しても、
幅広いコントラストの再現域を持ちます。つまり、コダック デベロッパー
D-96/D-97を使った多くのフィルム現像処理に対応しています。セパレーションの感光度測定は、
D-96 デベロッパーを使い、マットのような高濃度の感光度を測定する場合は、
D-97 デベロッパーを使うようにします。
使用する現像済みのフィルムを長期保存する場合、適切に水洗いをして、
チオ硫酸塩が残留しないようにします。チオ硫酸塩が残留しているかどうかについては、
ANSI/PIMA IT9.1-1996 規格で定められている制限事項に一致するかどうか、テストしてください。
通常、現像したパンクロマチック セパレーション フィルムは、低濃度領域でブルー/グレーで、
フィルム全体の外見もブルー/グレーに見えます。
識別
このフィルムのエッジには "EASTMAN SAFETY FILM"
の表記とストリップナンバーの潜像イメージがあります。
イメージ構造
下記のモジュレーション・トランスファーカーブと拡散RMS粒状度は、このフィルムをレッド光、
グリーン光およびブルー光で露光し、コダック D-96 現像液を使って70゜F (21℃)
で現像処理したサンプルから得られたものです。
モジュレーション・トランスファー曲線
拡散RMS粒状度曲線
分光感度曲線
D-96プロセスでの現像時間と特性曲線の関係
レッドの特性曲線(グロスフォグとガンマを含む)
グリーンの特性曲線(グロスフォグとガンマを含む)
ブルーの特性曲線(グロスフォグとガンマを含む)
D-97プロセスでの現像時間と特性曲線の関係
レッドの特性曲線
グリーンの特性曲線
ブルーの特性曲線
現像時間とガンマの変化(D-96)
現像時間とガンマの変化(D-97)
現像時間とグロスフォグの変化(D-96)
現像時間とグロスフォグの変化(D-97)
曲線データ(プリント用)
製品ラインアップ
コダック パンクロマチック セパレーションフィルム 2238
| 品番 |
Description |
| 147 1358 |
1 roll x 2000 フィート 35MM BH1866 perfs コア SP242 |
| 120 8297 |
1 roll x 1750 フィート 35MM BH1866 perfs コア SP242 |
©Eastman Kodak Company 1999 |