flag   日本 [change]
カラーネガフィルム(製造中止となったフィルム)
 

イーストマン EXR 500T カラー ネガティブ フィルム 5296 / 7296

テクニカルデータ
 
 

ベース

透明なアセテートの安全ベース。現像処理によって除去される黒色のバッキングがついています。


暗室での取り扱い

セーフライトは使用しないで下さい。 未現像フィルムは全暗黒で取り扱って下さい。


フィルムの保存

未露光フィルムは13℃(55°F)以下の温度で保存して下さい。長期保存の場合は-18℃(0°F)以下で保存して下さい。 露光後はすみやかに現像して下さい。 現像処理済みフィルムは、NAPM IT 9.11-1992で推奨されている方法で保存して下さい。

すなわち、中期の保存の場合(10年前後の保存)、温度10℃(50°F)以下、相対湿度20~30%。 長期保存の場合(恒久的な保存)、温度2℃(35°F)以下、相対湿度20~30%で保存して下さい。通 常の保存の場合(そのフィルムを使用することが多い場合)は、温度25℃(77°F)以下、相対湿度50±5%で保存して下さい。

この場合、フィルムを最大限に活用するためには、保存状態よりもむしろその取り扱いに注意を払うべきです。スタチック(静電気)、塵埃の付着、カール等の問題は、一般 的に相対湿度が高いほど最小限に押さえることができます。使用後は、できるだけ早く中期あるいは長期保存の状態にフィルムを戻すべきです。

長期保存についての詳細は、“NAPM IT9.11-1992”、コダック発行物“H-1 EASTMAN Professional Motion Picture Films”、“H-23 The Book of Film Care"をご参照下さい。


露光指数

タングステン - 500(3200K)
デーライト  - 320(コダック ラッテン ゼラチンフィルタ-No.85使用)

これらの露光指数は、ISO/ASA感度または露光指数に標準を合わせた入射または反射式露出計とともに使用することをお奨めします。

こ れらの値は、被写体が平均的反射率をもっている場合、露出計でカメラ位 置から読み取ったり、または約18%の反射率をもつグレーカード(例えば、コダック グレーカード、コダック発行物R-27)を被写体に近づけ、その前面 でカメラに向けて測光する場合に適用できます。非常に明るいか、または暗い色調の被写 体に対しては、それぞれ露出計の測定値を加減しなければなりません。


カラーバランス

このフィルムはタングステン光(3200K)の露光に合うようにカラーバランスされています。他の光源を使用する際には、次の表に示すような補正フィルターが必要です。

光  源
光源用
フィルター*
カメラ用
フィルター*
露光指数
タングステンまたは
タングステン ハロゲンランプ
(約3000K)
不 要
不 要
500
タングステン
タングステンフォトフラッド(3400K)
不 要

不 要

500

ホワイトフレームアーク
M-Rゼラチン
または
アセテートY-1

No.85

320

イエローフレームアーク
M-Rゼラチン
または
アセテートYF-101
不 要

500

メタル ハロゲン H.M.I.
不 要
No.85‡

320

デーライト(太陽光+天空光)
不 要
No.85‡

320

蛍光灯、クールホワイト†
不 要
CC40R+10Y
320
デラックスクールホワイト
不 要

No.85C

320

*これらは大体の補正であって、プリントの時、最終的にカラーバランスを調整することができます。
†これらは、おおよそのフィルター条件を示しています。蛍光灯の種類が不明の場合は、初めにCC40R(EI 250)をスターティングポイントとして下さい。
‡コダック ラッテン ゼラチン フィルター

注意:紫外線放射やオゾン発生の光源に関する安全情報は、その製造メーカーへお問 い合わせ下さい。


タングステン光照明(入射光)露出表

( 24コマ/秒、シャッタ-開角度170°)

レンズ口径(絞り)
f/1.4
f/2.0
f/2.8
f/4.0
f/5.6
f/8.0
f/11
f/16
必要なフットカンデラ
50
10
20
40
80
160
320
640

この表は、明色、中明色、及び暗色を含んでいる平均的な被写体のものです。もし被写体が全部明るいパステルカラーの時は、半絞りひかえて露光して下さい。また、暗色ばかりの時は、少なくとも半絞り開けて露光することをお奨めします。


ライティング 比率

キーライトとフィルライトを加えた光量と、フィルライトの光量との比は、2:1または3:1をお奨めします。しかしながら、特殊効果を必要とする場合は、4:1の比率又は、それ以上でも使用可能です。


相反則特性

1/1000~1秒の露光時間では、フィルター調節や露出調整は必要ありません。


現像処理

イーストマン コダック社では、このカラー ハイスピード ネガティブ フィルムの現像処理サービスは行っておりませんが、多くのラボでこのサービスを行っています。

イーストマン カラー ネガティブ フィルムは普通の映画用現像機で現像処理が可能ですが、処理液調合用のキットはありません。処理液の処方と現像処理方法については、コダック発行物“H-24.07 Manual for Processing EASTMAN Motion Picture Films, Process ECN-2 Specifications, Module 7”をご参照下さい。このフィルムについては、全ての露光レベルにおいて、ノーマル現像をお奨めします。


識別表示

潜像でリントされたエッジナンバーの左端に5296または7296の文字が記されています。


ラボラトリー エイム デンシティ(LAD)によるコントロール方法

最終プリントにおいて最良のクオリティと濃度を得るために、カラー タイミング、プリンティングそしてデュープ処理は、各ラボで慎重にコントロールされなければなりません。カラー タイミングや特性曲線の直線部に露光を合わせやすくするために、ネガ フィルムのオリジナルは、イーストマン コダック社より供給されているラボラトリー エイム デンシティ コントロール フィルム(Laboratory Aim Density Control Film)LAD*に合わせてタイミングして下さい。LADコントロール フィルムを使用すれば、デュープ作業における客観的なセンシトメトリック コントロールと主観的評価の両方を行なうことができます。

LADコントロール方法では、カラー アナライザーのモニター上にプリントの1.0の濃度(ニュートラル)に相当するLADパッチのグレイをディスプレイし、アナライザーのセッティングを行ないます。それからネガティブ オリジナルのシーンtoシーンのタイミングを行ないます。LAD値は、ネガがプリントされるデュ-プやプリントフイルムの各々についてその値が決められています。

プリントフィルムでは、LADパッチは1.0の濃度(ニュートラル)にプリントされ、デュープ フィルムでは、特性曲線のセンターになるようその値が決められています。さらに、このLADコントロール法は、ラボでのデュープ作業において、オリジナル カメラ ネガやデュープネガが、オリジナルとしてタイミングされる際に、その露光が適正であったかどうかを、簡単にしかも確実に理解できる方法です。カメラマンの方々は、ラボにおけるこのLADコントロール フィルムのノーマル セットアップ値、通常はTAPE25-25-25、に対するタイミング値により、撮影時の露光が適切であったかどうかを相対的に判断することができるでしょう。

*LADコントロール方法に関しては、John P. PyttakとAlfred W. FleischerによってSMPTEジャーナルの1976年10月に掲載された“A Simplified Motion-Picture Laboratory Control Method for Improved Color Duplication”の項をご参照下さい。コダック社からも、発行物“H-61 LAD-Laboratory Aim Density”というパンフレットがございます。


フィルムからビデオへのトランスファー

ネガを直接ビデオにトランスファーする場合には、イーストマン コダック社より発売されているテレシネ アナリシス フィルム(TAF)を使って、テレシネをセット アップして下さい。このテレシネ アナリシス フィルム(TAF)は、ニュートラル デンシティ スケールと8つのカラーバーのテストパターンをもっており、その回りはLADパッチで囲まれています。

このTAFのグレースケールを使用すれば、テレシネ オペレーターの方はフィルムをタイミングし、トランスファーする前に、テレシネのサブキャリヤー バランスやテレシネそのものを効果的に調整することができます。このTAFのカラーバーは、カラーバー ジェネレーターによるカラーバーにマッチさせるようには作られていませんが、マスキングや色相、サチュレーションに影響を及ぼす他のファクターを、ベクトルスコープを使ってモニターすることができます。このTAFの使用により、フィルム to ビデオトランスファーにおいて最良のクオリティと一貫性を得ることができるでしょう。さらに詳しい情報は、コダック発行物“H-9 TAF User's Guide”をご参照下さい。


イメージ構造

下記のモデュレーショントランスファーカーブやRMS粒状度そして解像力のデータは、EXR 500Tフィルム 5296/7296をタングステン光で露光し、プロセスECN-2で処理したサンプルから得られたものです。
イメージ構造に関する詳細は、コダック発行物No.H-1 "EASTMAN Professional Motion Picture Films" を参照して下さい。


拡散RMS粒状度

5未満(視覚拡散濃度1.0で測定。48マイクロメーターのアパーチャーを使用)


解像力

テストチャートのコントラスト
TOC1.6:1
TOC1000:1
解像力 (1mm当りの本数)†
50
100

†ISO6328-1982の解像力テスト方法に準拠したもの。


特性曲線

Curve


分光色素濃度曲線

Curve


拡散RMS粒状度曲線

Curve


分光感度曲線

Curve


モジュレーション・トランスファー曲線

Curve


製品ラインナップ

5296 (35mm)
品 番
フィート(m)
巻き方
パーフォレーション
EXS 718
200 (61)
コア巻
BH-1866
EXS 718
400 (122)
コア巻
BH-1866
EXS 718
1000 (305)
コア巻
BH-1866

5296 (65mm)
品 番
フィート(m)
巻き方
パーフォレーション
EXS 333
1000 (305)
コア巻、特注品
KS-1866

7296 (16mm)
品 番
フィート(m)
巻き方
パーフォレーション
EXS 455
100 (30)
スプール巻
1R-2994(片穴)
EXS 456
200 (61)
スプール巻
1R-2994(片穴)
EXS 457
400 (122)
コアB巻
1R-2994(片穴)
EXS 449
100 (30)
スプール巻、特注品
2R-2994(両穴)
EXS 451
400 (122)
コア巻
2R-2994(両穴)
EXS 578
400 (122)
スプール巻
2R-2994(両穴)

フィルム・ロールの長さについての詳細は、弊社発行の"映画用フィルム/映画関連製品 価格表"をご覧いただくか、弊社まで直接お問い合わせ下さい。


| | 著作権