新人監督の作品製作を支援 第19回PFFスカラシップ作品『川の底からこんにちは』
昨年、記念すべき第30回を迎えた「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」。 “映画の新しい才能の発見と育成”をテーマに、多くの映画監督を発掘・育成し、今では新人監督の登竜門的な存在として認められています。
1984年に始まった「PFFスカラシップ」は「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」 がPFFアワードで受賞した監督から企画・脚本を募り、最も期待したいフィルムメーカー1名を選考して、一年をかけて劇場用映画を製作し、配給までをトータルプロデュースする才能育成プログラムです。これまでに、小松隆志氏、橋口亮輔氏、矢口史靖氏、古厩智之氏、李 相日氏、荻上直子氏、内田けんじ氏など日本を代表する映画監督を輩出してきました。
2009年度の作品は、第29回PFFアワードにて『剥き出しにっぽん』がグランプリを受賞。海外では香港アジア・フィルム・アワードにて、第1回「エドワード・ヤン記念」アジア新人監督大賞を受賞し、その後、PFFスカラシップ企画コンペにて権利を獲得した石井裕也監督の『川の底からこんにちは』です。
主人公の佐和子を演じるのは『愛のむきだし』(園子温監督)で強い印象を残した満島ひかり。彼女を中心に、さまざまな年代の登場人物たちが自分勝手にわがままに、しかし一生懸命なその生き様が滑稽で、愛らしい人間味溢れるドラマになりました。常に逆境に立ち向かう人間たちにスポットを当ててきた石井裕也監督の集大成といえる作品です。
この作品には、コダック
VISION3 500Tカラーネガティブ フィルム7219が使用されています。スーパー16で撮影され、35mmビスタサイズにブローアップされました。撮影された沖村志宏氏は「微粒子なので、粒子が目立たず非常によいできあがりでした。劇中、しじみ工場の従業員の作業服が白ずくめ、お葬式のシーンは喪服で黒ずくめと極端なコントラストでしたが、白トビも黒つぶれもなく、きれいにトーン再現できました。フィルム撮影でよかったと思います。」とコメントされました。
|
左から、石井裕也監督、主演の満島ひかりさん、遠藤雅さん。東京国立近代美術館フィルムセンターにて。 |
『川の底からこんにちは』は、2009年7月30日、第31回ぴあフィルムフェスティバルにてプレミア上映されました。上映に先立って、石井裕也監督と主演の満島ひかりさん、遠藤雅さんが登壇され、製作の苦労などを披露されました。
コダックは、PFFスカラシップを応援しています。
第19回PFFスカラシップ作品『川の底からこんにちは』
監督・脚本: 石井裕也
出演: 満島ひかり、遠藤 雅、相原綺羅、志賀廣太郎、岩松 了
製作: PFFパートナーズ(ぴあ、TBS、TOKYO FM、IMAGICA、エイベックス・エンタテインメント、USEN)
© PFFパ—トナ—ズ2009
主催者ホームページ:http://www.pia.co.jp/pff/
|