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In Camera January 2005
 Commercials / Music Video
Diablo
ディアブロ のミュージックプロモの
セットにて。
 
 

1本目の 『Where You Are』 はロックバンド 「twen2y 4 se7en」がガレージで練習しているところを写している。そのシーンが幻想的なローマ風のセットにフェードしていく。円柱や泉やトーガ(訳注:古代ローマ人が着用したゆったりした上着)をまとった女性が見える。アートディレクターのアンジェラ・ミッチーが造ったセットだ。「マイクは役者のほかはほとんどすべて白い、明るいシーンを望んだの。だから彼の望むルックをつくりながら、撮影監督が各要素をきちんと分離できるようにするのに、色の選択がとても重要だった。コダックのフィルムで撮影した結果は満足のいくものだったわね。セットを実物どおりに映し出している」

2本目のプロモ 『Good Show』 では、ロックバンドの「Dive Dive」が自動車のスクラップ場で演奏している。「その歌は、偽りと争いと崩壊していく人間関係の不穏な物語を表現している」とマイク・アンウィンは説明している。「僕としては、ドラマ部分の感情的な極限状態をサポートする、劇的なセットがほしかった。

Diablo
ディアブロ のミュージックプロモの
セットにて。

ドラマのシーンを家の中で撮影し、そこにスクラップ場での演奏を挿入したんだ。Dive Dive のリードボーカルのジェミー・スチュアートと女優のサラ・リーヴズが演じるカップルは、最終的に別れてしまう。ここでも、色を使ってシュールな雰囲気を出して、心の通じ合いが壊れてしまうときに人が感じる気持ちを表現したかった。

どちらのプロモもワイド画面にするべきだと最初から思っていた。きれいで面白いフレアが起こることで知られているアナモフィックレンズを使って、オプチカル効果で映像を豊かにしたいと考えた。われらが撮影監督のクライトン・ボーンは、いろいろテストをして魅力的な結果を出す完璧なレンズを選んでくれた。今回はVISION2 500T 7218を減感して使用し、スーパー16で撮影したが、簡単にいい調子を引き出すことができた。今回もまた、僕は求めていたとおりのものを手に入れたよ」

Diablo
ディアブロ のミュージックプロモ
のセットにて。
 
 

クライトン・ボーンはどちらの作品にもパナヴィジョンのアナモフィックプライムを使った。彼が選んだレンズは、スーパー16用としては変わっていた。「Dive Dive のプロモでは、ガファーのルーベン・ガレットが 72kW の照明を準備して、バンドの背後の3つのディノからレンズのほうに向けた。だから Eシリーズ と Cシリーズの両方のレンズを含む何種類かをテストしてフレアを見てみた。その結果、フレアがきれいでステディカムで使うのにコンパクトな Eシリーズに決めた」とクライトンは説明している。

プロデューサーのアラン・フロストはこう付け加えた。「いちばんの問題は アリ SR3 用にアナモフィックのビューファインダーを入手することだった。パナヴィジョンには 1つしかなかったけど、セカンド・キャメラをクレーンとステディカムで切り替えて、つねに“圧縮解凍ボックス”を通してモニターに映像を送ったので、問題にはならなかった」

Diablo
ディアブロ のミュージックプロモのセットにて。
 

ボーンによると、「アナモフィックのビューファインダーで見た 1:2.40 の映像はとても小さかった。フォーカスの判断が難しかったが、すべて 2.8 で撮影していてもレンズが安定していて、(フォーカスプラーのガビ・ノーランドのおかげで)フォーカスはシャープだった。

“そのまま”(押しつぶされたまま)でオペレートすることもあったが、そのほうがビューファインダーの映像がはるかに大きく見えたよ。水平に 2:1 に押しつぶされている映像を組み立てるのはおかしな経験だったけどね。

面白いことに、スーパー16mm のフレームをフルに使ってこのレンズで撮影すると、1:3.12 くらいのアスペクト比になるんだ。超超ワイド画面だね。

1:2.40 にするために、もともと小さいネガフィルムの 23% を無駄にした。豪華な映像を求めているミュージックプロモの監督は心配するだろうね。でもふつうのネガより小さくても、新しいコダックのフィルムはみんな安定していて粒子が見えなかった」


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