2019年10月16日
コダック ジャパン
[リリースNo.19-11GC]
商業印刷向け完全無処理CTPプレートの新製品「SONORA CX2」発表
UV耐刷性が50%アップ、視認性・耐傷性も20%アップし、さらに進化
パッケージ市場にも本格参入
コダック ジャパン(本社:東京都品川区、代表執行役員社長:藤原 浩)は、市場でいち早く省電力UVへの対応を実現した完全無処理CTPプレート「KODAK SONORA CX」の性能を更に高めた新製品「KODAK SONORA CX2」を11月1日より販売開始することを発表しました。
SONORA CX2は、商業印刷や出版印刷向けの完全無処理CTPプレートで、現行品と比べてUV印刷における耐刷性が50%向上していることに加え、視認性・耐傷性も現行品よりさらに20%向上していることが最大の特長です。UV耐刷性が大幅に向上し、様々な印刷資材や印刷条件への対応幅が大きく広がったことで、パッケージ印刷の市場ニーズにも柔軟に対応することが可能になりました。
今回の製品改良は、2016年秋に視認性を従来品より1.5倍に高めた改良と、2018年初頭に耐刷性を2倍にまで飛躍的に高め、耐傷性も大幅に向上させた2回目の改良に次ぐ3回目となるもので、今回の大幅な性能アップを機に、製品名称を「SONORA CX2」へと改めました。
コダックの完全無処理CTPプレートのSONORAシリーズは、コダック ジャパンの群馬事業所の研究開発部門で開発され、2015年6月に日本市場向けに最適化した製品としてリリースされました。2015年の販売開始以来、日本国内47全都道府県に普及し、日本国内での導入社数は2019年5月には500社を超え、数多くのお客様から高い評価を頂戴しています。
コダックでは、完全無処理CTPプレートの製品開発に大きな投資をしてきており、市場のニーズに合わせた製品改良にこれまでも継続的に取り組んでまいりました。今回の更なる製品性能の向上によって、より幅広い分野で完全無処理CTPプレートの活用がさらに加速するものと予測しております。
SONORA CX2 製品性能 改良のポイント
SONORA シリーズが提供する優位性
コダック ジャパンの代表執行役員社長 藤原 浩は、次のように述べています。
「日本をはじめ、世界的に完全無処理CTPプレートの潮流が大きなうねりをあげ始めています。コダックの出荷ベースでは、日本も含め全世界的に3割以上がSONORAで、完全無処理プレートへの転換がここ数年で加速度的に進んでいることは明白です。印刷業界は、環境問題への対応と利益確保を同時に追求していくことが大きなチャレンジとなっていますがSONORAは、この両方のニーズに完璧にお応えすることのできる最適なプレートです。今回のさらなる大幅な耐刷性向上と視認性・耐傷性の向上は、新たにパッケージ印刷市場のお客様のニーズにも十分お応えできるものと確信しております。現行品でも印刷市場の約8割のお仕事がカバーできると言われておりますが、今回の製品性能の向上によりSONORA CX2であれば印刷市場の9割以上のお仕事はカバーできるのではないかと期待しております。しかし、今回の製品改良が我々のゴールではありません。コダックは、完全無処理CTPプレートのリーディングカンパニーとして、今後も引き続き更なる製品改良に取り組み、より一層の性能向上を図ることで、更なる普及拡大に努めて市場を牽引してまいります」
※ KODAK、SONORAはEastman Kodak社の商標です。