2018年02月02日
コダック ジャパン
[リリースNo.18-05GC]
商業印刷向け「SONORA CX」、新聞印刷向け「SONORA NX」
完全無処理CTPプレート新製品2種を同時発表
耐刷性が1.5倍以上、耐傷性も大幅に向上し、更に高いパフォーマンスを発揮
コダック ジャパン(本社:東京都品川区、代表執行役員社長:藤原 浩)は、市場でいち早く省電力UVへの対応を実現した完全無処理CTPプレート「KODAK SONORA」の性能を更に高めた新製品「KODAK SONORA CX」を発表しました。
SONORA CXは、これまで一部のお客様で課題とされていた耐刷性や、耐傷性が大幅に向上したことが最大の特長です。耐刷性に関しては、従来の1.5倍から2倍にまで向上し、耐傷性も従来の現像有りプレートと同等のレベルを達成しています。こうした飛躍的な性能アップにより、これまで以上に多種多様な印刷アプリケーションに柔軟に対応し、更に高いパフォーマンスを発揮いたします。
今回の改良は、2016年秋に視認性を1.5倍にまで高めた改良に次ぐ2回目の製品改良で、飛躍的な性能アップを機に、製品名称を「SONORA CX」へと改め、このたび販売を開始しました。
また、商業印刷向けの「SONORA CX」の発表と同時に、これまでご要望の高かった新聞印刷向けの完全無処理CTPプレートとして「SONORA NX」も併せて発表し、「SONORA CX」と同時に販売を開始しました。
完全無処理CTPプレートのSONORAは、海外での3,500社を超える豊富な導入実績をベースに、省電力UVへの対応など日本のユーザーニーズに適応すべく、コダック ジャパンの群馬事業所の研究開発部門で開発され、2015年6月に日本市場向けに最適化した製品としてリリースされました。以来、日本国内での導入実績は350社(2018年1月1日現在)を超え、数多くのお客様から高い評価を頂戴しています。その活用分野はLED-UVやH-UVといった省電力UV印刷機を導入されているお客様はもちろんのこと、オフセット枚葉印刷機、オフセット輪転印刷機、また減感インキを使用するビジネスフォーム印刷機、平台校正機、更には新聞印刷やパッケージ印刷にいたるまで広範囲にわたっています。
耐刷性が1.5倍から2倍、耐傷性も飛躍的に向上した 「SONORA CX」
コダック ジャパンの代表執行役員社長 藤原 浩は、次のように述べています。
「今回発表したSONORA CXは、プリプレスならびに印刷業務に携わる方々にとって、まさに『夢のプレート』です。耐刷性能が1.5倍から2倍も向上し、耐傷性も飛躍的にアップしたことは、理想的な完全無処理CTPプレートの開発に成功したと言えます。これにより商業印刷分野ではこれまで以上にSONORAが多種多様なお仕事に幅広くご活用いただけ、市場での導入が更に加速度的に進んでいくものと確信しています。また、ご要望の高かった新聞印刷向けのSONORA NXを同時に発表できたことは大変嬉しく、今後、新聞印刷分野でもCTPプレートの無処理化がさらに加速していくものと期待しています。コダックでは、今後も引き続き製品改良に取り組み更に性能向上を図ることで、市場における無処理CTPプレートの更なる拡大に努めていく所存です」
尚、コダック ジャパンでは、この「KODAK SONORA CX」 を来る2月7日(水)から9日(金)までの3日間、サンシャインシティコンベンションセンターにて開催されるpage2018(主催:公益社団法人日本印刷技術協会)において出展し、エコノミーCTP のKODAK ACHIEVEとの組み合わせで紹介します。現像機が不要な完全無処理CTPプレートSONORA と省スペース化を実現したACHIEVEプレートセッターとの組み合わせは、従来のCTPは製版室(刷版室)に設置するものという概念を覆し、印刷機の近くや製作現場等にも設置可能な「ロケーションフリーCTP」を実現可能にします。
※耐刷性は印刷条件により異なります。
※KODAK、ACHIEVE、SONORA、SQUAREspotはEastman Kodak社の商標です。