2017年4月10日
コダック ジャパン
[リリースNo.17-11GE]
コダック、PROSPERインクジェット事業継続の戦略的決定を発表
米国ニューヨーク州ロチェスター、2017年4月7日(金)発
イーストマン・コダック社(ニューヨーク証券取引所銘柄コードKODK:以下コダック)がPROSPERインクジェット事業継続の発表を行いました。今回の決定は、企業運営に対する経営判断に基づき、また売却先候補各社様との度重なる協議を経て下されたものです。
コダックCEO(最高経営責任者)のジェフ クラークは、次のように述べています。
「PROSPERインクジェット事業の業績改善や各社様からいただいたオファーを考えれば、これは現実的な判断だと思います。昨年度、PROSPERは消耗品・サービスの売上が通期で40%増と、好調な業績を達成しました。今年度は、次世代ULTRASTREAMへの投資を含めても、エンタープライズ インクジェット システムズ事業部(EISD)は収益の改善が見込めると期待しています」
コダックは今後もULTRASTREAMプログラムへの投資を継続することにしており、これからULTRASTREAMへの需要を加速する新たなアプリケーションを開拓していただくパートナー各社様とも基本合意書を締結しました。そうしたパートナーの富士機械工業、GOSS China、Matti、三菱重工印刷紙工機械(MHI-PPM)、Utecoなど17社には、各社の印刷ソリューションへの搭載を本格的にご検討いただくためULTRASTREAMの評価キットをご提供する予定です。また、ULTRASTREAMベースの製品は2019年に発売される見通しとなっています。
「コダックは引き続き買収や提携あるいは事業売却を通して、株主価値を高めるチャンスを探り、とらえていきます」(クラーク)
コダックCFO(最高財務責任者)のデビッド ブルウィンクルは、次のように述べています。
「昨年、コダックはPROSPER事業の売却に万全の体制で臨み、投資銀行のSagent Advisors社の協力も得て世界中の関心を集めることに成功しました。事業・技術の両面に強い関心が寄せられたことは事実です。その結果、数件のオファーを受けたのですが、その内容は現在のPROSPER事業の価値を反映したものではありませんでした」
コダックは、PROSPER事業を、継続事業としてエンタープライズ インクジェット システムズ事業部内に組み込むように財務報告の修正を予定しています。次回の四半期業績報告で、この変更を盛り込むことにしています。
KODAK PROSPER 6000インクジェットプリンティングシステム
Kodak, PROSPERならびにULTRASTREAMは、Eastman Kodak Companyの商標です
※本プレスリリースは米国イーストマン・コダック社より2017年4月7日付けで配信された英文のプレスリリースの日本語訳です。