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2016年11月16日

コダック合同会社
[リリースNo.16-29GE]

コダック、第3四半期の黒字1,200万ドルを計上

米国ニューヨーク州ロチェスター、2016年11月9日(水)発

イーストマン・コダック社(ニューヨーク証券取引所銘柄コードKODK:以下コダック)が2016年度第3四半期(9月期)の決算報告を行いました。今回の報告では、運営面の改善により一般会計原則ベースで黒字を継続したことが焦点になっています。

業績概要

  • ●当期は一般会計原則ベースで純利益1,200万ドルを計上(前年同期は純損失2,100万ドルを計上)。継続事業部門からの当期利益は、前年同期から2,800万ドル改善して2,200万ドル
  • ●当期末の現金残高は、前期から2,400万ドル減の4億8,900万ドル(前年同期は5,500万ドル減)。負債の繰り上げ返済に充当した現金1,800万ドルを差し引くと、前期からの減少額は600万ドル
  • ●当期売上は、前年同期の4億2,500万ドルから4,500万ドル(11%)減の3億8,000万ドル
  • ●一般会計原則ベースの当期営業費(販売管理費+研究開発費)は、前年同期から14%減の5,400万ドル
  • ●当期営業活動EBITDAは、前年同期から1,200万ドル減の3,500万ドル。為替インパクトを除いた実質ベースでは前年同期から900万ドル減
  • ●前期と同様、2016年度の売上は15億~17億ドル、営業活動EBITDAは1億3,500万ドル~1億5,000万ドルを予測
  • ●非継続事業部門に組み込まれているKodak Prosper事業については、今後も売却成立に注力。Prosper事業への投資は相当規模で継続しており、当期の消耗品・サービスの売上は前年同期比41%増

コダックCEO(最高経営責任者)のジェフ クラークは、次のように述べています。
「前期から今期と2期連続の黒字になり、コダックは通年予測に向かって着実に歩みを進めています。成長事業その他の戦略的事業からの売上割合が増えており、これは利益の内容が確実に改善していることを示しています」

当期純利益は、前年同期から3,300万ドル改善して1,200万ドルとなりました。これは運営面の改善によるもので、例えば減価償却費の減少による1,100万ドルや年金収入の増加による1,100万ドルなどが含まれます。営業活動EBITDAは、当初から予測されていたコンシューマー向けインクジェット事業の営業活動EBITDA(本社費用配賦前)の減少を除くと、為替インパクトを除いた実質ベースで前年同期比300万ドル(8%)減となりました。その主な要因は事業部の業績にあります(後述)。

当期売上は、前年同期から11%減の3億8,000万ドルでした。その主な要因としては、プリント システムズ事業部での売上減、ソフトウェア&ソリューションズ事業部のKodak Technologyソリューション事業での売上減、そして当初から予測されていたように、従来商品であるコンシューマー向けインクジェットプリンタカートリッジの売上減が続いたことが挙げられます。

当期末の現金残高は4億8,900万ドルでした。今年度の9月末までの9ヶ月を見ると、現金支出は昨年度の1億9,100万ドルから本年度は5,700万ドルで70%減になっていますが、これには負債返済の2,000万ドルが含まれています。

コダックCFO(最高財務責任者)のデビッド ブルウィンクルは、次のように述べています。
「今年はキャッシュフローが改善したことに加え、キャッシュ創出の通年目標に向かって着実に前進しているので、とても嬉しく思います。このキャッシュ創出と財務体質の強化によって、今後は将来の成長機会に向けた投資も可能になるでしょう」

コダック最大の事業部であるプリント システムズ事業部(PSD)の当期売上は、前年同期から10%減の2億5,000万ドルとなりました。その主な要因としては、プリプレスでの価格競争圧力および販売数量の減少が挙げられます。営業活動EBITDAは、前年同期から200万ドル(7%)減の2,700万ドルでした。

Kodak Sonoraプレートの当期販売量は9%増となりました。貿易や経済的要因の影響を受けた中南米を除くと、Sonoraプレートの販売量は前年同期比16%増となります。Sonoraの伸びに加えて、コダック プレートのアプリケーションを広げる2つの新製品Kodak LibraプレートならびにKodak Electra Maxプレートも好調を維持しています。

エンタープライズ インクジェット システムズ事業部(EISD)(Prosper事業が非継続事業部門に組み込まれているため、現在はKodak Versamark事業を所管)の当期売上は、前年同期から横ばいの1,800万ドルでした。営業活動EBITDAは前年同期から200万ドル増の400万ドルとなりました。

今期、Prosper事業のEBITDAは600万ドル減となりましたが、これは主として不採算のプレスに関連したコストならびにProsperプレス4台の設置に関連した損失によるものです。Prosper事業の重要な指標である消耗品・サービスの売上は、前年同期比41%増でした。コダックではProsper事業の売却手続を継続しており、今年中の発表を目指しています。

マイクロ3Dプリンティング&パッケージング事業部(MPPD)は、Kodak Flexcel NXパッケージング事業の持続的な好業績に後押しされ、順調に業績を上げました。当期売上は前年同期の3,200万ドルから6%増の3,400万ドルとなっています。営業活動EBITDAは200万ドル減となりましたが、これは前年同期にUnipixel社との関係終了に係る所得が含まれていたことや、為替レートのマイナス影響などによるものです。為替インパクトを除いた実質ベースでは、前年同期から横ばいでした。

Flexcel NXパッケージング事業の当期売上は17%増、CTP機の導入実績は10台となりました。Flexcel NXプレートの販売量は、全リージョンでの安定成長を受けて前年同期から13%伸びています。

MPPDでは引き続き銅メッシュ技術の改善に注力しており、今後はコダックの市場をタブレットやノートPCに拡大させたいとしています。今期はアジアのOEM顧客1社からの収益を計上しました。

ソフトウェア&ソリューションズ事業部(SSD)の当期売上は、前年同期の3,000万ドルから2,000万ドルに減少しました。営業活動EBITDAは前年同期から100万ドル減の100万ドルとなりましたが、これは中南米で政府との業務委託契約の時期がずれたことによるものです。

コンシューマー&フィルム事業部(CFD)の当期売上は、前年同期の6,400万ドルから5,400万ドルに減少しました。営業活動EBITDAも、前年同期の1,200万ドルから100万ドルに減少しました。当初から予測されていたように、コンシューマー向けインクジェットプリンタカートリッジの販売収益が900万ドル減少したことなどがCFDの業績に影響しています。

知的財産ソリューションズ事業部(IPSD)の当期営業活動EBITDAは、前年同期のマイナス400万ドルから100万ドル改善してマイナス300万ドルとなりました。IPSDは引き続きシリコンバレーのCarbon社およびeApeiron社との関係発展を図っており、今後の黒字化につなげたいとしています。今期は、カーテンなどに利用可能な遮光材の開発によって大きな進展を遂げました。

イーストマン ビジネス パーク事業部(EBPD)の当期売上は前年同期から100万ドル増の400万ドルとなり、営業活動EBITDAも前年同期から100万ドル増の100万ドルとなりました。今期より、RED-Rochester(EBPの既存施設を石炭から天然ガスに移行させるLLC)によるプロジェクトがスタートし、コダックならびに公共のエネルギーを利用するEBPテナントの財政を改善することが期待されています。

2016/Q3と2015/Q3の売上と営業活動EBITDAの比較
(単位:100万ドル)

2016/Q3実績

PSD

EISD

MPPD

SSD

CFD

IPSD

EBPD

EK合計

売上 250 18 34 20 54 - 4 380
イーストマン・コダック社による純利益(純損失) 16
営業活動EBITDA* 27 4 4 1 1 -3 1 35
販売費および本社費用 12 1 2 2 2 - - 19
営業活動EBITDA(本社費用配賦前)* 39 5 6 3 3 -3 1 54

2015/Q3実績

PSD

EISD

MPPD

SSD

CFD

IPSD

EBPD

EK合計

売上 278 18 32 30 64 - 3 425
イーストマン・コダック社による純利益(純損失) -22
営業活動EBITDA* 29 2 6 2 12 -4 - 47
販売費および本社費用 12 1 1 2 2 - 1 19
営業活動EBITDA(本社費用配賦前)* 41 3 7 4 14 -4 1 66

2016/Q3と2015/Q3の実績比較:+/-

PSD

EISD

MPPD

SSD

CFD

IPSD

EBPD

EK合計

売上 -28 - 2 -10 -10 - 1 -45
イーストマン・コダック社による純利益(純損失) 38
営業活動EBITDA* -2 2 -2 -1 -11 1 1 -12
販売費および本社費用 - - -1 - - - 1 -
営業活動EBITDA(本社費用配賦前)* -2 2 -1 -1 -11 1 - -12

2016/Q3の為替インパクトを除いた実質ベース実績と2015/Q3実績の比較:+/-**

PSD

EISD

MPPD

SSD

CFD

IPSD

EBPD

EK合計

売上 -31 - 3 -10 -9 - 1 -46
営業活動EBITDA* -2 2 - -1 -10 1 1 -9

*合計営業活動EBITDA、部門別営業活動EBITDA(本社費用配賦前)、合計営業活動EBITDA(本社費用配賦前)は何れも一般会計原則ベースの財務指標ではありません。一般会計原則ベースとそうでない指標の突き合わせにつきましては、プレスリリース末尾のPDFファイルを参照してください。

**為替インパクトは、2016年9月30日までの3ヶ月間の実際の外為レートでなく、2015年9月30日までの3ヶ月間の平均外為レートに基づく2016年の為替インパクトです。

<この件に関するお問い合わせ先>
  • ◆報道関係者様
     コダック合同会社 広報
  • TEL:050-3819-1300
    FAX:03-6863-8340
  • ◆ユーザー様
     コダック合同会社 営業本部
  • TEL:03-6837-7285

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