PRESS CENTER

2013年10月2日

コダック株式会社
[リリースNo.13-040GC]

コダック、WAN-IFRA World Publishing Expo 2013で新聞の未来像を提案
~生産性の向上をさらに加速させ競争力を高める、
業界をリードする最新鋭システムを披露~

 2013年9月17日、スイス、エザン発:
イーストマン・コダック社(以下、コダック)は、ドイツのベルリンで10月7日~9日に開催されるWAN-IFRA World Publishing Expo 2013(ホール1.2、ブース2310)において、新聞印刷における生産力の増強、作業効率の向上、さらには付加価値を高める最先端のソリューションを紹介します。

 新聞社ならびにフリー ペーパーの印刷会社向けには、高品質かつ低コストの印刷を実現するソリューションとして、Kodak Prosper 5000XLiプレスを展示します。5000XLiはオフセット クラスの出力に高速性・高品位を兼ね備えた、新聞業界で最高峰の生産性を誇るインクジェット 輪転印刷機です。この他にも、Kodak Versamark VL4200プリンティング システム、Kodak Prosper S30インプリンティング システム、Kodak Thermalnews PTデジタル プレート、Kodak Sonora Newsプロセス フリー プレート(日本未発売)など多彩な製品とソリューションを出展します。オペレーターの負担を大幅に軽減し、監視・管理機能によって効率化を図り、コストの削減を実現するコダックの最新鋭システムを、70を超える国々からの来場者に紹介します。
 コダックのヨーロッパ・アフリカ・中東地域担当マネージング ディレクター、フィリップ カリモアは、次のように述べています。
「コダックは新聞印刷分野における先駆者であると自負しており、今後インクジェット技術が新聞印刷分野を活性化していくと確信しております。すでに、ドイツのAxel Springer社やイギリスのNews UK社などの大手新聞社がKodak Prosper S30インプリンティング システムを導入して従来からのオフセット印刷とデジタル印刷を融合させることで、新たなビジネス チャンスを開拓しています。新聞社は各社とも商品提供の柔軟性を高める方法を模索しており、特にターゲットを絞り込んだバリアブル コンテンツの提供に注力しています。WAN-IFRAでは、フルページからバリアブル コードに至るコンテンツの課題にどのように取り組むべきかを提案します。また、コダックの高耐刷力と環境配慮の両立を実現したサーマルCTPプレートを活用いただくことによって、生産能力およびコストが大きく改善できることを強調します」

 フルページ バリアブル印刷
 Kodak Versamark VL4200プリンティング システムは、フルページのデジタル カラー バリアブル印刷に対応します。Versamark VL4200は、信頼性の高いインクジェット プリントヘッドと、小ロットまたはリモートでの新聞印刷に最適化されたコントローラーから成る、一体型のソリューションです。VL4200は印刷速度125 mpm (410fpm)、解像度600×360 dpiによって、購読者の獲得・維持のみならず収益力強化にも貢献します。
 一方、VL4200よりさらに高速で紙幅も広く、高い品質を誇るKodak Prosper 5000XLiプレスはインクジェット技術を活用する新聞市場を大きく拡大しつつあります。印刷速度200m /毎分 (650 フィート/毎分)、印字幅622 mmにより、大判の新聞用紙も紙の収縮無しで印刷することができます。解像度600×600 dpiでの高品位印刷、コダック製ナノサイズの超微粒子顔料インクによる多様な用紙への印刷が可能になっています。鮮明で読みやすい紙面の提供に向け、文字補正機能を導入するとともに、搬送系にも多角的な改良を実施し、用紙の伸縮による表裏の見当ずれを実質的に解消しています。さらに、Prosper 5000XLiはインテリジェント プリント システム(IPS)を搭載しています。IPSは本体の動作を常に監視することにより、イメージングのパフォーマンスを評価して変動を感知し、補正が必要な場合はリアルタイムに実行します。コダックでは、主に少ロット印刷にはVersamark VL4200、大ロット印刷にはProsper 5000Xliが最適であると考えています。

 バリアブル データ印刷機能の拡張
 Kodak Prosper S30インプリンティング システムは、ダイレクト メール、チラシ、スピードくじ、広告、パッケージラベルなどに最適なハイブリッド印刷向けの高性能インクジェット プリントヘッドです。Prosper S30の印刷速度は業界最速の900 m/毎分(3,000 フィート/毎分)を実現しており、出力解像度は600×200 dpiです。Prosper S30は新聞印刷において大きな威力を発揮し、輪転機をフルスピードで稼働させながら、高品質のバリアブル データを紙面に直接印刷することができます。つまり、比較的少額の追加投資をするだけで、輪転機をより長期間にわたり活用することが可能になるということです。
 カリモアはさらに次のように述べています。
「新聞社では、印刷する新聞の1部ずつに個別のコードを付けて、有料のデジタル版コンテンツを購読者には無料でご利用いただくという構想を持っています」
 Axel Springer社のアーレンスブルク印刷工場がKodak Prosper S30インプリンティング システムの導入によって発行部数を伸ばし、新しいバリアブル データ広告サービスを提供している事例は、ビデオでご覧いただけます。同社ではmanrolandやKBAのオフセット機にProsper S30を搭載し、抽選番号、バリアブルQRコード、差し替え用図版などのバリアブル データを最大印字幅10.56 cmで、フルスピードで追い刷りしています。Prosper S30で作成したドイツ大手新聞Bildのスピードくじもサンプル展示し、来場者の皆様に詳しく紹介します。
 カリモアは加えて次のように述べています。
「バリアブル データの量はお客様が決められるので、紙面構成に幅を持たせることができます。コダックの製品によって従来型の新聞が生まれ変わり、競争の激しい市場で生き残っていくことは、私共にとっても大きな喜びです」

 脚光を浴びるサーマル プレート
 サーマル プレートならではの印刷品質と安定性を兼ね備えたKodak Thermalnews PTデジタル プレート(日本未発売)も、競争力の強化に貢献します。プレヒートとプレウォッシュの両工程が不要なので、電力や水を節約するとともに、工程内の変動も低減させることができます。
 バイオレット プレートにはプレヒート工程が必須ですが、Thermalnews PTプレートにはプレヒート工程が不要なので、生産性を損なわずに高品質を安定的に維持でき、電力使用量も最大60%まで節約することが可能です。同様に、プレウォッシュ工程の廃止で水の使用量が最大で50%削減され、使用する現像液も以前と同量または少量で済みます。通常、Thermalnews PTはKodak T-HDXプレート プロセッサーなど、プレヒート/プレウォッシュが不要なサーマル プレート自動現像機で使用します。他の自動現像機でも、プレヒート無しで使用すれば電力の節約に繋がり、プレヒートを行って耐刷力を高めることもできます。プレヒート無しの場合、Thermalnews PTの耐刷枚数はThermalnews GOLD(日本未発売)と同様に20万枚程度ですが、大ロットを必要とする新聞ではプレヒート処理により35万枚までの印刷が可能です。
 Kodak Sonora Newsプロセス フリー プレートは、現像用の機器や薬品がまったく必要ありません。現像処理を完全に省いたことで、薬品の使用量、機材保守の手間、電力コストが軽減されるとともに、工程管理が容易になるため品質向上と作業効率化が両立でき、同時に環境負荷も低減します。新聞印刷専用のSonora Newsプレートは手動・自動どちらのプレート作成環境にも適合し、従来の処理にかかっていた時間が不要な分だけ早く下版が行えます。Generation Newsプレートセッター(日本未発売)ではSonora Newsプレートを毎時240版まで出力可能なため、大手新聞社にも十分に対応できるスピードです。
 カリモアは「コダックのソリューションの導入により、下版時間の短縮、現像関連コストの排除、そして環境負荷の低減によって、新聞社は収益力と競争力を同時に高めることができます」と総括しています。

 ワークフローでは、パートナーシップにより世界中の企業をサポート
 可能性が広がることは確かに素晴らしいことですが、その可能性を日々、個々の案件で活かさなければ、真の利益には繋がっていきません。コダックがwobe-team社のWNEWSNETワークフローを採用した意義もこの点にあります。WNEWSNETは新聞社プリプレス部門のデジタル生産データ管理によって、プレート生産やデータ処理の自動化を推進するワークフローとして、お客様とともに成長していきます。その総合的な新聞ワークフロー ソリューションには、プレフライトおよび修正機能付きのPDF管理ツール、高精度のソフト プルーフィング ツール、インキを節約するPDF-InkAdjust機能、そして全自動生産システムの構築に向けた他社製品との統合機能が含まれます。
 フィリップ カリモアは最後に次のように述べています。
「将来性の拡大、新市場の開拓、既存顧客の囲い込み、新規顧客の獲得を可能にするためのソリューションを誰もが求めています。厳しい検証を経たコダックの多彩な製品ラインナップは、世界中の企業にとって、まさに魅力的なソリューションとなっています。WAN-IFRAでは、コダックの多彩なソリューションが切り拓く新たな展望を、皆様にご覧いただきたいと思います」

※Kodak、Prosper、Thermalnews 、Generation News、およびSonoraは、Eastman Kodak社の商標です。

※このニュースは2013年9月17日付で、スイスで発表された内容の日本語訳です。

Kodak Prosper S30インプリンティング システム

Kodak Prosper S30インプリンティング システム
<この件に関するお問い合わせ先>
  • ◆ユーザー様
     コダック株式会社 グラフィック コミュニケーション事業本部
  • TEL:03-5577-1200

facebook

Copyright (c) Kodak Japan Ltd. All rights reserved.