2013年6月21日
コダック株式会社
[リリースNo.13-023GE]
コダックと大手金融機関が再生融資の設定で合意
2013年6月20日、米国ニューヨーク州ロチェスター発:
イーストマン・コダック社(以下、コダック)は本日、経営再建後の信用枠として最大8億9,500万ドルを設定する件で、J.P.モルガン、バンクオブアメリカ・メリルリンチ、バークレイズの大手金融機関3社と合意に達したことを発表しました。
シニア担保付ターム ローンは最大6億9,500万ドルで、上記3社の関連会社がその幹事会社を務めます。この期限付き融資に加え、同関連会社は新たなシニア担保付資産担保型の回転信用枠として最大2億ドルの融資の幹事会社も務めます。この信用枠のうち1億3,000万ドルを拠出することも、一定の条件が満たされることを前提に約束しました。
この包括的融資により、コダックは経営再建後、現在のシニアおよびジュニアDIP(再生型)融資枠のもとで有担保債権者へ返済を行い、米連邦破産法第11章(以下、チャプター11)からの経営再建に資金を充当します。さらに再建後の運転資本および資金流動性の確保も可能になります。また、この期限付き融資は現在の回転借入よりも好条件で実施される見込みです。
コダック 会長兼CEO(最高経営責任者) アントニオM ペレスは、次のように述べています。
「この新規の融資は、増資、再建計画書の修正、イーストマン ビジネス パーク関連の合意といった組織再編に向けた最近の取り組みと同様に、コダックの未来を先々まで明るく照らすものです」
今回の融資契約が正式に成立するためには、連邦破産裁判所による承認、最終的な融資証拠書類の作成、貸付市場における企業連合の編成など、いくつかの条件が満たされることが必要です。
コダックは今後数日間のうちに、先に発表した増資契約および融資契約の規定を含む修正開示説明書も、破産裁判所に提出する予定です。なお、開示説明書には破産裁判所の承認が必要です。
※このニュースは2013年6月20日付で、米国で発表された内容の日本語訳です。