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2006年5月11日
イーストマン・コダック社
[リリースNo.06-030EI]


コダック社、米国で「M:i:III」(ミッション・インポッシブル:III)の
デジタル プリパレーションと配信を担当

パラマウントとコダック社が協力し過去最大数のスクリーンで本編をデジタルシネマ上映


 ハリウッド(5月8日)発: イーストマン・コダック社(CEO:アントニオ・M・ペレス)は8日、パラマウント・ピクチャーズ社(以下、パラマウント)の新作映画「M:i:III」(ミッション・インポッシブル:III)の北米170余のスクリーンでのデジタルシネマ上映のデジタル プリパレーション*1と配信に「コダック デジタルシネマ システム」が採用されることを発表しました。

 パラマウントは「M:i:III」(ミッション・インポッシブル:III)のデジタル公開にあたって高い基準を設けています。それは2K(横方向2,048画素)以上の解像度を持つシネマグレードのプロジェクターを使用し、デジタル シネマ イニシアティブ(DCI)の定めた仕様*2レベルのセキュリティーを備えた劇場でしか上映しないというものです。パラマウントは、これらすべてに対応できる企業として、映画事業で豊富な資産を継承しているコダック社を選択しました。

 パラマウントの配給部門プレジデントのジム・サープ氏は次のように述べています。 「われわれは、完璧なセキュリティー環境で、シンプルかつスムーズに、最高画質の上映がなされることを期待しているとコダック社に伝え、その実現に向け緊密にプロジェクトを進めてきました」

 コダック社のデジタルシネマ部門を含むデジタル モーション イメージング部門ゼネラル マネージャーのボブ・メイソンは次のように述べています。
 「この映画作品のデジタル プリパレーションと配信を扱うパラマウントの巨大プロジェクトにコダック社が選ばれたことを光栄に思っています。コダック社はパラマウントにフィルムを長年供給してきたという実績がありますが、今回デジタル上映でパラマウントの最も重要なパートナー企業の1社となれたことに喜びを感じています」

 「M:i:III」(ミッション・インポッシブル:III)は北米の170を越えるスクリーンで公開中です。この数は北米でデジタル シネマ上映が可能な全スクリーン数の3分の1以上にあたり、デジタルシネマが上映されるスクリーン数としてはパラマウントとして過去最大、映画業界でも史上最多級となります。

 サープ氏は次のように続けました。
 「われわれは今回の特別な協力関係に大きな信頼を寄せています。この映画作品には、世界に君臨するスーパー スター、トム・クルーズらの豪華キャスト、特殊効果、多くのファンなど、すべての要素が整っています。週末の興行収入の結果が証明しているように、この作品はまさに観客が見たいと望んでいたものであり、それをフィルムでも、デジタルでも見られるように観客に選択肢を用意しました」

 「M:i:III」(ミッション・インポッシブル:III)は8つのリール*3からなる作品で、多国語によるサウンドトラックが用意されています。デジタル版は、2種類の圧縮形式によりエンコードされ、4種類のサーバー用にパッケージング*4し、ハードディスク ドライブまたは衛星を介して劇場へ配信されます。また、海賊版防止用に暗号化されており、上映前には、本編のデータとは別に劇場に送信されたスクリーンごとに個別の「解読キー」を使って、解読するようになっています。

 メイソンは次のように続けました。
「この複雑な仕事に対応できる装備、体制がコダック社には整っています。コダック社はデジタル マスターから劇場での上映までのすべてのプロセスに対応する豊富な経験を有しています」

 パラマウントは4月から、ハリウッドにあるコダック社の子会社であるレーザーパシフィック・メディア社のデジタルシネマ システムに、デジタル マスターを送り始め、コダック社の技術者は、さまざまなスクリーンで上映できるように各リールを圧縮・暗号化、パッケージングしました。コダック社とパラマウントは共同で全工程を通した画質の管理に取り組んでいます。

 メイソンは最後に次のように述べています。
 「パラマウントは高い基準を設けており、その基準にコダック社は準拠しています。コダック社は、デジタル配信をシンプルにすることを目標としており、観客は、映画製作者の意図したとおりに配信、上映される「ミッション・インポッシブル」の新作のすばらしさをくつろいで楽しむことができます」

イーストマン・コダック社について:
イーストマン・コダック社(以下、コダック社)は世界をリードする革新的イメージング企業で、2005年度の売上は143億ドルです。その先進の製品とサービスは写真、印刷そして医療市場に提供されており、人々の日々の暮らしや業務の中で、画像情報をより有効に活用することに重点を置いた、デジタルを志向した成長戦略に取り組んでいます。コンシューマーはコダック社の提供するデジタル システムや従来のフィルム写真システムを利用することで、いつでも、どこでも画像の撮影・プリント・共有ができます。ビジネスの世界ではコダック社のプリプレス、銀塩プリンティング、デジタル プリンティング、ドキュメント スキャニングのソリューションを介して、全世界の顧客と効果的にコミュニケーションをとることができます。クリエイティブ分野のプロフェッショナルは、コダック社の技術によって、動画、静止画を通じてそれぞれのストーリーを独自に伝えることができます。医療機関はコダック社の業界をリードする製品・サービスを使用して、患者への治療の質を高め、院内での業務効率化を推進し、情報の共有化を最大にすることができます。詳細については(http://www.kodak.com/)をご覧ください。



*1 デジタル プリパレーション:
デジタルシネマでは、本編映画を配信する前に、デジタルのソースマスター(原版)から映像、音声、字幕などの映画の構成要素を指定されたデジタルファイルで準備する作業を行います。さらに、圧縮・暗号化やパッケージングなどを行いますが、こうした一連の準備作業をデジタル プリパレーションと呼んでいます。「プリパレーション」、「コンテンツ プリパレーション」も同じ意味で使われます。
*2 デジタル シネマ イニシアティブ(DCI)の定めた仕様:
米国の「デジタル シネマ イニシアティブ(DCI)」が推奨するデジタルシネマの技術仕様。2005年7月に発表され、この仕様に基づいた実証実験、機器の開発が進められています。
*3 リール:
通常、映画館に配送される本編映画の上映用プリントフィルムは数巻のリールに分かれています。上映前に正しい上映順につないで1本の長いフィルムとして映写機にかけられます。デジタルシネマにおいては、映像、音声、字幕は別々の最小単位のファイルに分割されていますが、それらはフィルム上映の考えに基づいた概念的なリール番号の下で管理されています。
*4 パッケージング:
劇場へ配信するために、圧縮・暗号化された映像、音声、字幕などのファイルを指定された階層構造にまとめることを言います。



<この発表に関するお問い合わせ先>
◆ 報道関係者
 
コダック株式会社
広報セクション  秋元
TEL (03)5540-2215
FAX (03)5540-2216
◆ ユーザー
 
コダック株式会社
エンタテインメント イメージング事業部  竹内
TEL (03)5540-2682


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