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株式会社リビングコンピュータ
大容量(ハイボリューム)スキャナー


キャンペーン応募はがきのイメージ処理

毎日のようにテレビで見かけるプレゼントキャンペーン。「缶ジュースのラベルをハガキに貼って送るとオリジナルグッズがもらえる」という販売促進のために行われている懸賞のことだ。各メーカーが競って行っているこれらのキャンペーンには、規模の大きいものでは数100万の応募があるという。毎日大量に届けられる応募はがきがどのように処理されているのか、その最新システムを開発し、大きな実績を誇っている株式会社リビングコンピュータを訪ねた。



最近行われている懸賞キャンペーンは、規模が大きくなり、人手による抽選で当選者を決めるのが難しくなってきている。また、当選者に対する賞品の発送も極めて煩雑な作業となっている。これらの問題を解決するために、株式会社リビングコンピュータでは、送られてくるハガキをスキャナーで読取り、応募券の確認や応募者の基本データ取得のOCR処理などの一連の作業を機械化することで大きな成果をあげている。代表取締役社長 鈴木康友氏に概要をお聞きした。「ハガキ応募によるキャンペーンを処理するために、従来は大量の人手と場所と時間が必要でした。しかも応募した人にとっても大切なハガキですから、公正に、平等に、かつ正確に処理しなければなりません。そのために、このシステムでは単に省力化のための機械化ではなく、応募ハガキが必要な要件を満たしているかのチェック、当選者の決定、賞品発送ための住所や氏名の取得、賞品宅配の手配、応募者の居住地域・年齢層などの販売戦略のデータ取得など、キャンペーン本来の情報収集とお客様への賞品の発送を早く、正確に行い、顧客サービスの向上を実現させることができるんです。まずは、システムをご覧になったほうが良くわかると思います」。さっそく東日本システムユースウェア部イメージ課の高野二三恵さんに社内を案内していただくことにした。
まず応募ハガキはコダックのドキュメントスキャナーDS7550Dで読取られる。「こんなに状態の悪い書類をスキャンしているのはここだけだって言われているんですが、懸賞の応募ハガキはびっくりするくらい様々な形態で届きます。ハガキの周りに色を染めたり、ハガキをダンボールに貼りつけたり、おそらくハガキを目立つように工夫しているんでしょうが、このシステムで処理する場合に限っては決して当たりやすくはならないんです」(高野さん)。かつての抽選会であれば目立つ装飾に惑わされて、つい引き当ててしまうところだが、スキャナーが相手では、むしろ読取り不可能ではじかれてしまう恐れがある。応募ハガキは表面に応募者の住所・氏名などが書かれ、裏面には応募券を貼ることが多い。その場合には、DS7550Dスキャナーの機能をフルに活かした両面同時読取りでスキャニングされる。また、同時にスキャニングナンバーをハガキに印字する。このナンバーが抽選の際の当落を決める番号となる。スキャナーで読取られたイメージはLANを通して、別室のOCRセクションに送られる。そこでは、住所や氏名が読取られ、コードデータとして蓄積されて行く。手書き文字をOCR処理するために、高性能なOCRエンジンを採用しているという。それでも自動読取りができない文字はPCの画面にイメージを表示して、文字を判読しキー入力する。また、抽選会の方式によって異なるが、ここで二重応募のチェックも行われ、補欠の繰り上げ当選などの処理も自動化することができる。さらに、ハガキに応募券のシールを貼る場合などでは、シールの枚数チェックはもちろん、偽造などのチェックも行っていると言う。
このキャンペーンシステムでは、ハガキ応募による当選者の選定と賞品の発送という、大量情報をイメージングによりコード化して処理するという役割のほかに、驚くほどきめこまかな処理をこなすことができる。「それは、キャンペーンにおける応募状況の地域差や年齢、性別などの統計的なデータを作ることに役立っていることです。しかもこのデータは、日々刻々とリアルタイムで報告することができますから、キャンペーン期間中であっても、キャンペーンの主催者は、随時市場の反応に合わせた修正を入れることができるんです。それによって、従来ではキャンペーンが終わって、賞品の発送などがすべて完了した後に行われていた新たな営業展開が、キャンペーンと平行してできるようになりました」(高野さん)。さらに、意見欄などの集計処理も可能ということだ。鈴木社長は「普通のスキャナーだったら、応募券の貼られた大量のハガキの処理は不可能だったでしょう。しかもOCRのための高い画像品質への要求もありましたから、DS7550Dの耐久性と画質には満足しています」と語っていた。社内ではこのシステムを「ドリームシステム」と呼んでいるそうだが、1枚のハガキから抽選、賞品の発送、統計処理をこなすことができる、まさに、夢のようなシステムと言える。

(この事例は2000年5月に制作されました)



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